マガジンのカバー画像

みんなのUXリサーチマガジン

94
UXリサーチャーが「参考になる!」と感じたUXリサーチに関する記事をまとめています。 運営メンバーも募集中です。
運営しているクリエイター

記事一覧

LIFULL一人目UXリサーチャーが語る UX成熟度モデルを活用したリサーチ浸透策とは?(uniiリサーチセミナー書き起こし記事)

※この記事は 2023/06/15 に行われたuniiリサーチセミナーでLIFULL UXリサーチャーの小川が登壇した内容を書き起こしたものです。 自己紹介LIFULLの小川と申します。本日はUX成熟度モデルでユーザーファーストな組織へ。というテーマで、どのようにUX成熟度を活用しているかというようなご紹介をさせていただければなというふうに思っております。 私はLIFULLのユーザーファースト推進ユニットというところに所属しております。 今はUXリサーチャーとしてLIF

「事業に活かすリサーチ」の組織浸透 - ペパボがべぢまきさんに社外顧問をお願いした話 -

この記事に興味を持っていただき、ありがとうございます! GMOペパボ で全社のリサーチを推進しているプロダクトデザイナーのまあやと申します。 この記事では、リサーチを事業成果につなげるため「社外顧問と協力してモデルケースをつくり、リサーチの組織浸透を進めた事例」を書きます! 💡 こんなお悩みを抱えてる方のヒントになればと思います。 リサーチに限らず、「組織浸透」にお悩みを感じてらっしゃる方に何かしらのヒントとなるかもしれませんので、ぜひ読み進めていただけると嬉しいです🏃

UXリサーチを柔軟に再設計したことで、プロダクトを爆速改善した話

この記事はリクルート プロダクトデザイン室 アドベントカレンダー 2023の 6日目です。 こんにちは、プロダクトデザイン室の飯野です! みなさんリサーチは好きですか? 僕はリクルートに中途入社してからUXリサーチに携わるようになり、その面白さにハマってます。問題の解像度をあげて理解を深めたり、予想外のユーザーの意見から視野を広げられる経験は、とっても楽しいです。 一方で、リサーチは気づきを得た上で、その後のプロダクト改善を達成することまでを目的と捉えることが重要だとも

博士課程で人文社会科学を学ぶ学生がUXリサーチャーのインターンに参加してみた

こんにちは。FintechデザインチームでUXリサーチャーとしてインターンをしていたhirokiiです。この記事では、私がインターン期間中に取り組んだことと、インターンを通して感じたこと、学んだことをまとめています。 想定読者この記事は、就職先を探している学生、特にUXリサーチャーという職種に興味のある方や、アカデミアの外で人文社会科学系の研究経験や専門性を生かせる仕事に就きたいと考えている方を読者として想定しています。 UXリサーチャーというポジションはあまり一般的では

N=1の「最高の体験」を考え抜くたった10秒の習慣とは

自分には、働き始めてから9年間続けているちょっとした習慣があります。それはユーザーインタビューをやった直後の10秒に、ある問いを自分に投げかけることです。 これだけです。チームで振り返りの時間が取れるときもそうでないときも、一瞬でいいので問いかけるようにしています。もともとは新卒の頃の上司でユーザー調査が抜群にうまい上司がやっていた習慣で、気づけば自分も9年間続いていました。 最近 X (twitter) でこのことを書いたところ、少し興味を持っている人が意外と多そうだっ

「Atomic Research」の導入によって進化するUXリサーチの取り組み

こんにちは。Web3×エンタメ領域のスタートアップ Gaudiy でUXデザインを担当している坂田です。 これは Research Advent Calendar 2023 の22日目にエントリーしている記事です。リサーチをテーマとした記事であればなんでもどうぞ、ということなので、私が現在取り組んでいる「Atomic Research(アトミック・リサーチ)」をご紹介したいと思います。 UXリサーチ活動の課題探知 2022年12月に入社してから、真っ先に感じた課題があり

PMがリサーチャーと協業し、UXリサーチから得た学びをサービスの資産にするまで

今年の8月、SUZURIは、社内のリサーチ活用文化の醸成を目的として発足した「社外顧問とのリサーチ協業」プロジェクト (以下、リサーチ協業)のモデルケースに選ばれました。そしてつい先日、ようやくこのプロジェクトが一段落つきました。 ▼プロジェクトの概要は、一緒に取り組んだリサーチャー視点のこちらの記事をご覧ください🙆 この記事では、リサーチ協業を通してSUZURIがどのような成果を得たかの振り返りと、今後の展望について書いていきたいと思います。 前提:リサーチにおけるS

リサーチのトレンド 2023

今年も1月〜12月までに「#リサーチハック」のハッシュタグでXに投稿してきた、デザイン・マーケティング・市場調査のリサーチ界隈で起きていた主なニュース・トレンドを7つのトピックに分類してお届けします。 リサーチのトレンド 2023 1.ChatGPT/生成AIの活用 2.VOCデータの再評価 3.ディスカバリーリサーチの価値浸透 4.リサーチ支援会社の合従連衡 5.リサーチツールの越境機能強化 6.リサーチデータベースの構築 7.案件依頼・相談フローの改良 2023年も新

プロダクトの品質を高める「リサーチの手法と事例」まとめ9選。(質問の品質を高める、退会者インタビュー、声に出してもらい不満を拾う、など)

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

Shippioにおけるソリューション定義のためのUXリサーチ事例

Shippio Product Design Managerの西藤です。(Twitter: K_Nishito) 先日「新規プロダクトの立ち上げにおける顧客ニーズ発見までのプロセスを振り返る」というnoteを出しました。その中のプロセスを、「UXリサーチ」という観点で少し振り返って書いてみます。 はじめに今回の取り組みは、自由度の高い状態からソリューション方針を定義していくものでした。私自身、自由度の高いソリューションを定義する際はよく簡易的なコンセプトプロトタイプ(以下、

UXデザインやUXリサーチに活用される『KA法』に使える『KAカード』のFigmaウィジェットをつくりました

タイトルの通りなのですが、KA法という定性調査の分析やモデリングに使われる手法で使われるアイテムをFigmaのウィジェットにしてみました。 KA法とは例えば「英語学習にお金や時間をかけている」人たちにユーザーインタビューを実施し、それらの記録から印象的・特徴的なことを抽出するにあたり、 ユーザー調査により得た出来事 ユーザーの心の声 心の声に基づいた価値 といった雛形にしたがって書き出します。例として適切な抽出かわからないですが、次のようなものです。 インタビュー

初心者必見!明日から使える、ユーザーインタビューで深掘りをするためのTips大全

こんにちは!PdMをしているめーら(@mela_dayo)です。 前回の記事では、リサーチを社内に浸透させるために取り組んだことを説明しました。 今回は実践編として、ユーザーインタビューで的確なヒアリングをするためのTipsをご紹介します。 🦔 🦔 🦔 協力者にありのまま話してもらうためのコツインタビューは協力者のありのままの声を集めることが目的です。そのためには相手と打ち解けることが大切。 そこで、下記4つのことを心がけてインタビューに臨んでみましょう。 詳しく一つず

Research Conference 2023 参加レポート

こんにちは。リクルートプロダクトデザイン室の海老田です。 今回は当社九段下オフィスにて行われました、Research Conference 2023の参加レポートを、弊社から参加したメンバーでまとめました。 Research ConferenceとはResearch Conferenceとは、リサーチをテーマとした日本発のカンファレンスです。 https://researchconf.jp/ より良いサービスづくりの土壌を育むために、デザインリサーチやUXリサーチの実践

使い捨てしてたインタビューの議事録を集めただけで、副産物が生まれた話

みなさんこんにちは。株式会社リンクアンドモチベーションで モチベーションクラウドのUX/UIデザインを担当しているmizoです。 各プロジェクトで行ってるインタビュー情報って散らばりがちですよね。他のプロジェクトで実はすでに聞いて解決していたが気付かずに再度インタビューを行っていることなどよくあると思います。今回は開発チーム内で、議事録を一箇所に集約しただけでコミュニケーションが増えた話を簡単にまとめようかと思います。 要求・要件定義フェーズは顧客の課題の解像度を上げるた