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ある探偵小説マニアの日記

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2020年6月の記事一覧

ある探偵小説マニアの日記(その14)by真田啓介

ある探偵小説マニアの日記(その14)by真田啓介

【以下にご紹介するのは、「探偵小説の愉しみ」と題して私が昔書いていたノートの記事です。今から40年近く前、一人の若者がどんなミステリ・ライフを送っていたか、おなぐさみまでに。】

■ 5/29
「EQ」No.34のブランド回想録④「セイヤーズとクリスティー」を読んで面白かったので、①~③も読んでみた。①はクイーンの追悼、②は自己紹介、③がCWAとDetection Clubの話。新入会員の入会の儀

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ある探偵小説マニアの日記(その13)by真田啓介

ある探偵小説マニアの日記(その13)by真田啓介

【以下にご紹介するのは、「探偵小説の愉しみ」と題して私が昔書いていたノートの記事です。今から40年近く前、一人の若者がどんなミステリ・ライフを送っていたか、おなぐさみまでに。】

■ 4/30 フィリップ・マクドナルド「鑢」
 P・マクドナルドは純論理的な本格ミステリの作者としてマニアの間で評判が高く、自分の頭の中ではバークリー、ノックス等と同列に置かれるべき作家として位置づけられていた。HMMで

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ある探偵小説マニアの日記(その12)by真田啓介

ある探偵小説マニアの日記(その12)by真田啓介

【以下にご紹介するのは、「探偵小説の愉しみ」と題して私が昔書いていたノートの記事です。今から40年近く前、一人の若者がどんなミステリ・ライフを送っていたか、おなぐさみまでに。】

■ 3/27
〇O氏より本届く。
「死の扉」カバーなし、表紙痛み。「Xにたいする逮捕状」中割れ。他は状態良好。「X――」と「名探偵は死なず」は新書版であった。
「X――」はのっけからチェスタトンの名が出てくる。傑作の予感

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ある探偵小説マニアの日記(その11)by真田啓介

ある探偵小説マニアの日記(その11)by真田啓介

【以下にご紹介するのは、「探偵小説の愉しみ」と題して私が昔書いていたノートの記事です。今から40年近く前、一人の若者がどんなミステリ・ライフを送っていたか、おなぐさみまでに。】

■ 1983年1/30 ロナルド・ノックス「まだ死んでいる」
 年が明けてから初めて読んだ探偵小説であるが、のっけから傑作にめぐりあえて気を良くしている。
 もちろんノックスの作品だから相当の期待をもって読み始めたのだが

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ある探偵小説マニアの日記(その10)by真田啓介

ある探偵小説マニアの日記(その10)by真田啓介

【以下にご紹介するのは、「探偵小説の愉しみ」と題して私が昔書いていたノートの記事です。今から40年近く前、一人の若者がどんなミステリ・ライフを送っていたか、おなぐさみまでに。】

■ 12/25 本日、HMM発売。今月の掲示板にはとくに目ぼしい記事なし。
 ファンジンのコーナーで、P・マクドナルド、ノックスらを取り上げている雑誌が紹介されている。何とか入手したいが、35部という部数ではどうか。co

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