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映画化される無限列車のあたり 『鬼滅の刃 7~8巻』(吾峠呼世晴)

ほぼ毎日読書し、ほぼ毎日読書ログを書いています。

『鬼滅の刃 7』(吾峠呼世晴)
『鬼滅の刃 8』(吾峠呼世晴)

『鬼滅の刃』が何やら話題だぞ? ということで、前回、一巻から六巻まで読みました。なぜ六巻までか、それはアニメで放送済の範囲なんですね。

なので、六巻まで進んだあと、アニメを見ました。アマゾンプライムで26話全部見ました。最高でした。

練り上げられたダーティーな世界観に、スカッと気持ちの良い主要キャラたち。グロテスクな話なのに、随所に散りばめられたギャグ要素。そして、そういった作品の魅力を100%引き出したアニメ。凄いよアニメ。能く出来ている。キャラクター達の魅力引き出しまくり。

それに、最近のアニメって、CGの使い方もすごく上手になっていて、絵の臨場感凄いのね。オジサンしらなかった。もはや当たり前の世界なのだろうけど、引きこもって読書ばかりしてると、こういった事に疎くなる。よくない。書を捨ててアニメを見よう。

うちの小2の娘も夢中だし、アラフィフな私も一緒に楽しめる。皆、視ると良いですよ。アマプラで見れますし、いろいろな動画配信サービスで見ることができます。みましょう。

みました? 気に入ったらコミックもです。とりあえず全巻買っちゃいましょう。

リンクはアフィリエイトだけど、Amazonからかすめた利益は全部寄付しているので遠慮なく買おう。面白いから。


さて、鬼滅の刃。ざっくり六巻までの流れをおさらい。

主人公はおでこに傷のある心優しい少年「炭治郎(たんじろう)」。山の中で、母と兄弟姉妹5人の計6人、仲良く炭を焼いて暮らしていた。だけど、彼が家を空けた隙に、自宅に残した家族が「鬼」に惨殺されてしまう。酷い。唯一生き残った妹の「禰󠄀豆子(ゆずこ)」も鬼になってしまった。可愛そう。

色々あって、炭治郎は禰󠄀豆子を連れ、天狗のお面をつけた師匠のもとで剣術の修行をし、命がけの選別試験を経て「鬼殺隊(きさつたい)」という鬼をやっつける政府非公認の私設軍隊(?)のようなものに入隊。

鬼になった妹を連れ、妹を鬼から人に戻す方法をさぐりながら、鬼をやっつけまくる事になった。

鬼殺隊は、トップに不思議なお兄さんが立ち、兵隊たちが沢山いて、日々鬼をやっつけている。詳しい事は六巻までの段階では謎。謎の組織だ。

兵隊のトップには個性豊かな風貌の「柱(はしら)」と呼ばれる達人たちが居並び、おそらく人類最強的な扱い。柱は「柱」の漢字の画数にあわせ9名居る。これは、わかりやすくワクワクする。

先程書いた炭治郎が参加した鬼殺隊の選別試験、これには20人ほどが参加していた。しかし、生き残ったのは炭次郎を入れ僅か5名。そのうち、黄色い頭の「善逸(ぜんいつ)」と、イノシシの被り物をした「伊之助(いのすけ)」は、炭次郎と行動を共にするようになる。

ちなみに、五人のうち残りの二人、謎の女の子とガラの悪い男の子も将来重要なポジションに立つキャラなので覚えておきましょう。

六巻までは、まだまだひよっこの主人公と同期の仲間達が、それぞれ自分の持ち味を生かして難局を乗り切るという進行だ。

鬼は鬼で、鬼のボス「無惨(むざん)」の元、大きな鬼の組織が出来ている。この世界は、非公式の正義の軍団と、人知れず暗躍する悪の組織が対立している、という構図になっている。

鬼軍団は、ボスの下に十二の手練れが居る設定。これを順番にやっつけていくのね。わかりやすい王道設計。

このあたりの基本的な骨格が示されるのが6巻まで。アニメ化された箇所。

そして、続く7巻、8巻、これはアニメシリーズの後の話なるのだけど、ちょうど映画化される「無限列車編」のパートとなる。

鬼殺隊で妙にテンションの高い「杏寿郎(きょうじゅろう)」という「柱」のミッションに、例の三人が巻き込まれていく話なのだけど、柱の圧倒的な強さに気圧されながらも、各自分の出来る事をやりぬく姿が瑞々しい。

細かい話は全部ネタバレになるから書かないけど、最後はなんともシンミリとする終わり方。

王道の設定、王道のキャラクター、王道の進行。これが、ジャンプだね。

面白い。

面白かったよ。久しぶりの王道ジャンプ漫画。せっかくなんで楽しみましょうよ。ほら。

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