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生き方・学び方

時代に関係なく
自分に目覚め 自分の人生を歩む 猪爪寅子
・・・初めてNHK朝ドラを初回から観ました・・・
寅子よ、突き進め・・と、応援している私。

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私が育った昭和時代は、女子は高卒、短大卒が多く、
卒業後は就職し、お茶にお花にと花嫁修業、
そして寿退社が多かったように思います。
でも、私は寅子と似ていて、花嫁修業に興味がわかず、
お互いの人生を尊重しあえる相手がいい・・と、
心のどこかで思っていました。
大正生まれだった父も
「自分の人生を歩め」と言っていましたし・・

思いは神さまに通じていたようです・・・

・・・・

いま、遠藤周作の「自分づくり」を読んでいる。
その中に、35歳〜40歳くらいになると、
それまでの体験、教養、人柄などが顔に出るようになる、
メッキはハゲて、その人の本質が重要になってくる・・と、
あります。

読みながら前に読んだ
野村克也監督の「そなえ・35歳までに学んでおくべきこと」が
ちらちらと頭をよぎります。
作家と監督、言葉の使い方、伝え方は違っていても、
伝えたいことは、似ているように思えました。

自分の仕事や人生から何を学ぶのか、
自分の哲学を持つことの重要性
知識や学びを知恵にすることができるかどうか、
考える力、ものごとを見る力が、人生をよりよいものにする・・と、思いました。
(人生後半に入りつつのお年頃、
どんな顔になるのか、想像つきません)

・・・遠藤周作著「自分づくり」 はじめのページから・・・

この本をぼくは自らの人生に満足している人に読んでもらおうとは思わない。毎日の生活に充足感を持っている人に読んでもらおうとも思わない。たとえば、毎日が充たされぬ人、自分に劣等感を持っている人、友だちのいない人、さむい下宿で孤独な人、そういう人に読んでもらいたいのだ。ほんの少しだけでも生きる智慧をふきこむことができたら、と思うからだ。読んでもらったら本棚のどこかに放り込んでおいて結構。しかし、眠れぬ夜、寂しくなった雨の日、それをもう一度とり出して開いてみてくれたまえ。
ひょっとすると、この小さな本があなたの役に立つかもしれぬから。