ちゃんあす

衝動で書く永遠の中二病

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衝動で書く永遠の中二病

最近の記事

また夏だね

あのひとが表舞台から姿を消して二度目の夏が来た。 大好きな、大好きなはずだったバンドも違う世界のものに思えてしまう。それは私の目線がぶつかる対象がいないからなのか、視点が変わってしまったのかはわからない。 マスクで半分しか見えない顔のように、なにかを隠されているような気がしてしまうのは被害妄想なんだろうか。ニューノーマル。化学繊維の下で笑っているのか、舌打ちをしているのかはきっと知らないほうがいい。汗に紛れた涙を吸うなら、少しは役に立っているのかもしれないし。 ひとがひと

    • 本当の「障害受容」

      精神障害者保健福祉手帳。 ざっくりいうなら「障害者手帳」 これを取得することを決めた。 仕事のあてもなく、傷病手当を受給しながら生活する日々。 家で腐っていても進歩はない。緊張気味にハローワークに行ってきた。 事前に情報登録を済ませておいたので受付窓口にいってその旨を伝えた。呼び出しがかかるまで待つよう言われ、壁面に貼られている資格取得講座やセミナーの案内ポスターを眺めていた。 しばらくすると男性の職員がやってきて、違う窓口に案内すると言われた。 理由は、情報入力欄の“発

      • 一旦停止

        再休職して約3ヶ月。 あの日に巻いてたマフラーは洗濯するタイミング待ちで、着ていたコートは既に捨てた。 寒い部屋でたっぷりの布に包まっていたのに、早すぎる梅雨がそれらを引き剥がしていった。そろそろ起きろってことなんだろうな。 未だに復職の目処は立たないどころか、私のセーフティになってくれていた上司が異動になって雲行きが怪しくなってきた。 過ぎたことを悔やんでも仕方ないのに「あの日、なんで行けなかったんだろう」と思わない日はない。自席まで行けていたら、一歩踏み出して門をくぐれ

        • 死ぬも「生きる」の選択肢

          3泊4日のハイパー鬱合宿から帰還。 パジャマから着替えることを思い出し、食事と呼べる程度のものを摂取し、湯船に浸かって、健康で文化的な生活を取り戻しつつあるのでこれを書き始めることができた。拍手。 思い返せば、恐らく2月が軽躁ピークでそこから緩やかに落ちてたんだろうな。で、今回の激鬱が底辺。きっと季節的にここから先はしばらく平穏。であってほしい。マジで頼む。 会社の人に勧められて、障害年金のお話を聞いてきた。 傷病手当も大変だったけど、その十倍くらいのボリュームの書類があ

        また夏だね

          LaughにLoveを

          もう一週間経ってしまった。 SixTONESが先日5月1日に結成6周年を迎えたということで。遅ればせながら本当に!おめでとうございます!!!!!! 普通なら節目は5年目、10年目…なんだろうけど、Sixにちなんだ6周年も大事な節目。 当日告知されたカウントダウンYouTube生配信。 約30分のトークの中で語られたのは彼らが歩んできた歴史。結成から約5年でようやくデビューというだけでも苦労を感じずにはいられないけど、それ以上に過酷な出来事や葛藤があった6人。それでも、何度

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          自己肯定感は胎内に置いてきた

          ということに、気付いてしまった。 自己肯定感とはなんぞやって話から始めると長くなるし、定義は人それぞれだと思うので割愛。 私は「自分を大切にメンテナンスして、常に最良でいられる、且つメンテナンスの時間も楽しめる状態」だと捉えている。 ちょっと前まで自己肯定感は高いほうだと思っていた。飛び抜けて美人なわけでもなく、どちらかというと外見コンプレックスの塊だけど、それ故にメンテナンスも頑張っていた。 頑張れていたのは、バンドに通っている中で少しでも可愛いと思われたい一心だった。

          自己肯定感は胎内に置いてきた

          虚しさに味付け

          昨日、過食した。 「過食」の程度は人それぞれだと思う。量なのか、カロリーなのか。昨日の私は成人女性に必要なカロリー2日分ほどを摂ってしまった。物量もそれなりにあった。炭水化物ばかりだったからか、昨日の夜は異常に喉が渇いた。今日は何も食べる気が起きないほど胃から下が重い。 ストレスが溜ると過食しがちなところは以前から変わらない。一度目の休職前は、過食とまではいかなくても日々菓子パンとお菓子に頼る毎日だった。今回の休職前も同じ。 嘔吐恐怖症のため、どれだけ食べても吐くことは

          虚しさに味付け

          SixTONESから学んだ"推し"とは

          昨日(4/18)、SixTONESのon eST 名古屋ガイシホール公演に行ってきました。 SixTONESを好きになったキッカケはImitation Rainのライブ映像でした。YOSHIKIさんが作った楽曲で、私が好きな京本政樹さんのご子息がいるグループだという予備知識だけで見た映像だったのに、見終えたときには「もっと見たい、知りたい」と他の動画を探す手が止まりませんでした。 YouTubeに公式チャンネルが開設されていたおかげで彼らのことをたくさん知れました。 各々の

          SixTONESから学んだ"推し"とは

          陽のあたる場所

          12年間好きなバンドマンがいる。 この「好き」がどういう意味の「好き」なのか、もうわからない。ただ好きなことに間違いはないってだけ。 所謂ガチ恋バンギャだった。いや、今も多分そう。ガチ恋とは何ぞやって話になるけどそれは多分誰かが掘り下げてくれてるから任せるわ。 ガチ恋で、認知される程度には通ってて、それなりに派手で、それなりに札束で叩くタイプで、でも死ぬほどチキンで握手会やサイン会は爆死した。あちらからしたら訳がわからんファンだったと思う。 12年前に連れて行ってもらっ

          陽のあたる場所

          再休職になった話

          3月の半ばから会社に行ってない。 去年も経験したから「また来たか」が素直な感想。頭と身体の接続不良。あー、来週から月末の伝票捌く仕事あるのにな。 とか、今は冷静だから考えられるけど、実際に“会社に行けない状態”の私はそれどころじゃなかった。頭が真っ白になって道端で座り込んで、最悪の場合は涙が止まらなくなる。理由のない涙。 メンタルクリニックで薬の調節をしてもらいつつ「次までの様子を見てからにしようか」と言われ続けて、今日まで来てしまった。 今日は主治医から「もう思い切って

          再休職になった話

          先生の味

          母の味、父の味など、懐かしさを覚える味や料理というのは誰もがもっていると思う。 とくに複雑な事情もないザ・普通の家庭で育ったので、母の味は定番の肉じゃが。父の味はちょっと変化球で日清の袋焼きそば。 父が作る日清焼きそばはとんでもなく美味しい。水加減を間違えたらびちょびちょになるという、インスタント食品にあるまじき高難易度な技術を求められる代物を常に変わらぬクオリティで作れるのは我が親ながら誇りである。次に帰省したら絶対作ってもらおう。 いや、今日はこの話をしたいんじゃない

          自分の切り売り

          このnoteのURLは sell by the me 文法が間違ってる気がするんだけど、込めた意味は「私を切り売りする」。 自分のバックグラウンド、内側から湧き出てくるもの、思考、想いを文字にする。それを世界へ公開する、誰かに読んでもらう、収益化して還元される。それって、自分を切り売りすることなんじゃない?と、私は思う。 小栗旬さん主演の『人間失格』を観た。 関わった人間たちの人生をも狂わせてしまった作家、太宰治。何度も自死(正確には心中)を試みるもしぶとく生き残り「

          自分の切り売り

          救い

          身近な人にかける言葉すらも上手に出てこない自分に、書くことは許されるのか。 誰かの言葉に救われてきたから、自分も書きたいと思った。夕方の街にぽつぽつと明かりが灯るように「それ、わかる」と、感じてもらえる人がいたらいいな、と思う。 ただ、私の言葉はあまりにも拙い。狭い世界に生きていて、しかもその隣接点には薄膜が張られているようで、リアルな感覚が少なすぎる。 言葉で救おうだなんて、今の私には烏滸がましいにも程がある。 自分さえ救えないのに。実体のない何かに向かって許しを請

          多様性の消費

          「多様性」という言葉を耳にする機会が増えたのは、ここ10年くらいだと思う。性の多様性、価値の多様性、働き方の多様性…等々。挙げたらキリがない。 多種多様な考えや存在を知ることは自分の人生にとって価値あるものになる。年齢を重ねるほど、世界はこんなにもおもしろいのかと感じることが多くなった。それを知る、受け入れるハードルも年々下がっている。大体ぜんぶおもしろい。あ、勿論だけどここでいう「おもしろい」はfunnyではなくinterestingね。funnyな人からinterest

          多様性の消費

          168歳

          3月30日は世界双極性障害デー。 双極性障害を患っていたゴッホの誕生日に因んで、とのこと。 双極性障害は、躁病を伴う双極I型障害(英: bipolar I disorder)と、軽躁病を伴う双極II型障害(英: bipolar II disorder)に区分される[2]。躁病、または混合状態が1回認められれば、双極I型障害と診断される。抑うつと躁病と、これらの症状のない寛解期とをはさみながら循環することが多い。躁病あるいは抑うつから次のエピソードまでの間隔は平均して数年間

          衝動の自己紹介

          ただ何かを書きたくてはじめた。 というより、ようやくはじめた。 ずっと手を出せずにいたコンテンツ。ブログのようでもあるけど、もっとクリエイティブな場所だと思っていたから。否、それは今も変わらないけど、書きたい衝動が上回った瞬間に新規登録をタップしてた。 前置きが長くなりましたが、改めて。 ちゃんあすです。 現在はアラサーの派遣社員。ヴィジュアル系が好き。元コンカフェ・メイドリフレ店長。双極性障害Ⅱ型。 尖った部分だけを書き並べたら役満の地雷女だけど、それ以外はごく

          衝動の自己紹介