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色んな事は漫画で学んだ 学研の「ひみつシリーズ」

子供にも分かるように漫画形式で物事を説明している、漫画学習本というものがあります。

今でも、「日本の歴史」や「世界の歴史」などは様々な出版社から、何年かごとに装丁をリニューアルしたりなどして刊行されていますね。

僕もよく読んでいました。


その漫画学習本の中にあって、ちょうど80年代頃に発行され当時の子供たちに(おそらく)人気のあったものがあります。

それが「学研のひみつシリーズ」です。

学研まんがひみつシリーズ(がっけんまんがひみつシリーズ)は、学習研究社(現・学研ホールディングス)が1972年から刊行した児童向け学習漫画シリーズ共通タイトル「学研まんが」の中で、タイトルに「○○のひみつ」と付くシリーズ。2003年以後は『新ひみつシリーズ』が後継作品として学研教育出版(2009年 - 2015年)→学研プラス(2015年 -)より発行されている。

Wikipediaより

いろいろと聞いてみると、学級文庫や図書室に置いてあったという人もいるようなので、世代的に若い人たちの中にも知っている人がいるかもしれません。


本の内容は基本的には「理科の授業では教えないような、さらに一歩進んだ内容」といったところから、男の子が特に興味ありそうな「恐竜」とか「昆虫」にスポットを当てたもの、女の子が好きそうな「動物」にスポットを当てたもの、はては宇宙人や幽霊といったオカルトに関するものみたいなところまで、いろいろなものを取り扱ってそれらを解説するようなものとなっております。

これらが本当に面白くって、なんとなく読んでいるだけでも知識がいろいろとつくんですよ。

当時でもそこそこの値段はしたので、子供がポンポン買えるようなものではなく、持っている友達同士で違う内容のものを貸し借りしながら読んでいましたね。

人気のあるものは自分で持っていたかったので、結局被っているものも多かったのですが。

「恐竜化石のひみつ」とか宇宙人や超能力を扱った「いる?いない?のひみつ」あたりは男の子たちの間で人気が高かったように思います。

今となっては、古本屋などで買うしか入手手段がなくなってしまったのが寂しいところですね。

今の子供たちが読んでも面白いと思うんですが(もちろん内容は時代に合わせて改訂して)。


そんな、当時少年少女で今は大人になってしまった人たちの思い出の「ひみつシリーズ」ですが、その一部が今でも読めます。

「もう一度見たい!あのころの学研」というシリーズで電子書籍で復刊されているのです。

まだほんの一部ではありますが、「今後もシリーズ続々」という言葉を信じて、いずれ全巻復刊を期待したいところです。

そして、今の子供たち向けとしては「学研キッズネット」というサイトで「まんがひみつ文庫」というものが公開されており、こちらは無料で読めるものとなっています。

学研キッズネット まんがでよくわかるシリーズ

お子さんが興味を持つようでしたら、ぜひ読ませてあげてください。


学校の授業や宿題以外からでも色んな知識を身に着けることができます。それはいわゆる“学力”というものとは違うかもしれません。大人になって役に立つ“知識”では無いかもしれません。

しかし、“いろんなことに興味を持つ”ということのキッカケの一つになったこの「ひみつシリーズ」。

時代が変わっても残っていってほしいですね。


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