見出し画像

#14 ちょっとした決意。

突然ですが、8月末に日本へ帰国することにしました!ただ、やはり、夏のイギリスは最高なんです!最近はマンチェスターには雨と寒さが戻ってきましたが、この夏のためにイギリスにとどまる選択をしたことは間違いなかったと思います笑 しかし、イギリスを離れることを決めました。その理由は、「国際開発分野でのキャリア構築において最善の選択肢は何か」を考えたからです。

転職を決意するまで…

Graduate VISAの2年間は「キャリアを考え過ぎない」ギャップイヤーとして捉えていました。しかし、イギリスでの就活を通して、結局キャリアについて考えることに...。将来進みたい道は「ITを活用した教育支援(特に、途上国における教育)です。なので、まずはIT×開発分野で修士を取ったのですが、履歴書(CV)に教育分野と途上国の実務経験が足りないモヤモヤを常に抱えていました。そんなモヤモヤを抱えながら、今後の選択肢について考える日々。マンチェスター大学でのインターンも1年契約なので、就活は細々と継続していました。主な検討・応募先は以下の通り↓

1.転職先:教育分野に強い。ちょうど「アシスタント・コンサル」のポジションを初募集。
2.転職先の競合:応募するも希望に合致せず。
3.JICA海外協力隊:健康診断を一時帰国中に受けなかったので断念。相談した人からは、「今の経歴だと予算なしの活動は勿体無い」とも言われる。
4.ITコンサル@イギリス:Graduate Schemeを受けるも全く引っかからず。今すぐやりたいことはITコンサルでは無いかも。
5.NGO@イギリス:応募するも、経験が足りずまったく引っかからず。
6.国連機関@イタリア:インターンを受けるも薄給なため断念。結果連絡も遅かった。イタリア・トリノの生活… 憧れる。

その他、応募してはいませんが、JICAやジュニア専門員、BIG4の公共・開発分野で働く知人に相談させていただきました(感謝)。IT関連であればイギリスでも仕事は見つかったかもしれません。ただ、ある方からの「30歳になってから教育開発分野に転向するのは、10年先のキャリアを考えると遅過ぎるかも」っというアドバイスが心に突き刺さりました。

そこでタイミングよく、転職先の教育部門がウェビナーを開催するとの情報が!そして、ウェビナー参加後、カジュアル面談ができるとのこと。早速申込み、カジュアル面談中にも「今すぐにでも来てほしい」と言われました(とても人手不足らしい)。カジュアル面談や面接で、大学院の専攻であるICTではなく、教育分野を強く希望したので、アシスタントポジションからのスタートとなりました。面談・面接を通して、入社後に上司となる方が、アシスタントながら私の興味関心やキャリアを考えてくれていると強く感じました。9月1日の入社後は、途上国における初中高等教育のプロジェクトに参加する予定です。既に動いてる教育プロジェクトにどうやってICTのエッセンスを加えられるかは自分の腕次第… 頑張ります。

そして転職活動をするにあたり、Twitterからウェビナーの情報をゲットしたり、所属するオンライン・コミュニティの方々に話を聞けたりと、これまで築いてきた人脈や活動の点が薄っすら線になった気もしました!

目標達成度は?

渡英前に#2. 目指すモノ。と題してブログを書きました。もともとはVISAの有効期限である2年間後までを目途に掲げた目標。どこまで達成できたのか?振り返りたいと思います。

1.異国で生活基盤を建てる経験を

昨年10月末の再渡英から家探しや就活、大学でのインターン、友達作り…と苦労しながらも楽しんできました。そんな経験や学びは「過去のブログ」に記録しています👏 数か月前にロンドンで、永住VISAや就労VISA、YMS(ワーホリ)を持つ在英日本人とお話ししました。その際、渡英直後の方に(先輩面しないようにしつつも)イギリス生活について説明できたときに、「自分意外とイギリスのこと知ってるじゃん!」と感心しました👏 もちろん、まだまだ知らないことはたくさんあって、マンチェスターでも、国内旅行でも学びの毎日です。

2.語学力の更なる向上を

過去のブログでは「仕事で英語でのディスカッションがスムーズにできるレベル」「2023年3月までにフランス語試験DELF B1」とか言ってますね…。正直、まだまだ。英語については、職場で、ネイティブ・ブリティッシュ・イングリッシュ・スピーカー(本当に強敵!)に囲まれて、日々奮闘中です。ただ、仕事の難易度も高くないので、言語によって仕事をミスるとかはしてないはず。最近は「ブリティッシュ・アクセントだね!」と言われることもしばしば。嬉しい。しかし、いまだに、長文+複雑な内容のリスニングとスピーキングが苦手なので、Camblyでのネイティブとのレッスンを活用して、改善したいと思います。

フランス語については、DuolingoやYoutubeでの学習は継続しつつ、資格取得は延期しました。っというのも、自分の性格上、語学に関わらず、実務・実生活で使わないスキルは身につかないんです…。転職先ではフランス語圏のプロジェクトにも参加予定です。なので、それを勉強のモチベーションに変えられればと考えています。

3.IT関連の実践的なスキルを

過去のブログでは「ウェブアプリ開発できるようになりたい」「ITIL(ITサービスマネジメントの資格)取得」を目標に掲げていますが…先ほど触れたように「実務・実生活で使わないスキルは身につかない」のでアプリ開発はできるようになっていません。しかし、ハーバード大学がオンラインで無料公開しているコンピュータサイエンスの講義”CS50”のうち”Introducation to Computer Science”、”Introducation to Programming with Python”、”Introducation to Databases with SQL”を修了しました(最終課題を除く)👏 手を動かして学んだ知識を基に、大学の仕事で担当するシステム・インターフェースの裏側を理解しながら、委託先と議論ができるようになりました。

昨年12月にITIL Foundationに合格しました👏 仕事で直接役に立った場面はない気もしつつ… 毎日1時間程度時間を取って自習して、合格したのは達成感がありました!

目標更新っ!

ここまでは、過去の半年~1年間の振り返り。そしてここからは、残りの在英期間2か月弱の短期目標を考えてみます!

1.インターンの整理&総まとめ

実は、マンチェスター大学のIT部門は、Cyber Incidentの対応に追われています。結果として、急を要さないプロジェクトの優先度は下がり、インターンである私の業務量は減り… さらに、このブログを書いているタイミングでも、仕事が他の人に引き継がれていく… 辞めるから文句は言えないんですけどね。だからこそ、この時間を有効活用したいところ。

まずは、過去の業務の整理を兼ねて、「インターン引き継ぎ資料の更新」「プロジェクトのフォルダー整理」を進めます。さらに、かなり停滞気味のデータ移行プロジェクトを加速させたい。上司には「プッシュしなくてよい」なんて言われてはいますが…😢 他に何ができるかは上司やメンターに相談してみます。

2.転職への準備

高校生から夢に見た開発分野での仕事。早速、大学の図書館から開発分野の超初歩の本を3冊借りてきました(日本語では読んだことあるかも?)笑 しかし、意外と読むのに時間がかかる… 帰国までには、さすがに読み終えたい。そのほか、教育×ITの論文や記事を読み漁ったり、参加するプロジェクトの資料を読んだりして、キャッチアップ+自分の貢献ポイントを考えるようにします。

3.コミュ力の向上

帰国後の仕事(国内外の学校や政府と協働する)を考えると、語学力の向上はもちろんながら、信頼構築能力も求められます。大学生の頃は誰も構わずSNSを共有するようなタイプでした。しかし、社会人になり、さらに帰国まで2か月を切ると、新しい出会いに億劫になるようになりました。そもそも「はじめまして」が苦手なタイプなので、職場でも、ボルダリングでも、一度自己紹介した相手にも中々話しかけられない… 結構、悔しい。残り2か月弱、積極的に話しかける。特に、「相手の名前を呼ぶ。」を心掛けたいです。

4.ボルダリングのレベルアップ

1日の半分はボルダリングのことを考えていると言っても過言ではないです(Youtube観たり)。最近は、毎週水・日曜日にボルダリングをしていて、周りから「上達したね!」と言われることも増えました。ボルダリングのレベルはこちらを参考にしていただきたいのですが、最近はV3,4あたりに挑戦しています。そして、帰国までにV6を1つでもクリアしたい!V5に慣れたい!もちろん怪我をしないことが最優先です。ボルダリングって、自分の体の理解(柔軟性や重心、呼吸とか)と恐怖への耐性(落ちるの怖いけどもう一歩上へ!)を強められる気がするんですよね。自分へのフィジカルとメンタルへの挑戦を続けたいと思います。


蛇足ですが、「イギリスに残りたい」と思える素敵な人に出会えなかったのも、転職を機に日本に帰る決心ができた理由です笑 そして、将来は「場所も仕事も財布事情も妥協しない海外移住」を目指し、今は経験を積む(いつまで…?)。さらに、すごい変な話… 次の仕事は一旦1年契約なので、契約満了でもGraduate VISAの期限が半年残ります。「やっぱり日本無理っ!」となれば、イギリス戻ってくれば良いかなっとも気楽に考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?