花のかげ~第4章 瓦解(3)
三.二度目のショートステイ
十月の上旬に、私たちはひまわりの郷へ三泊四日のショートステイを選択した。中三の息子の受験に関するケアがかなり疎かになっていたこともあり、どうしてもそれを取り返さなければならない必要性に迫られていた。加えて、受験する学校を見に行かなければならない必要性にも迫られていた。もちろん私たちの疲労回復という意味合いもある。私も妻も仕事が溜まりに溜まっていて、それを消化するのに疲弊していたからだ。
土曜から火曜日までの文字通りのショートステイだったが、火