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エッセイ集『二十一日の夜明け前に』

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どうしてこの星にやって来たのか思い出せなくなってしまったときに。 Cover illustration : Satsuki Mishima
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#振り返りnote

エッセイ集「二十一日の夜明け前に」リニューアルスタート

「誕生日」という数字にどきどきする 11月14日から22日のあいだは毎年そわそわして過ごしてい…

二〇二二年がくれた粋な贈りもの5選

二〇二二年が言った。こう考えてみるのはどうだろう?と。 その一、光のなかで目をこらしてみ…

快復への道のりとウイルスがいいたかったこと

他人事と思っていた流行りのウイルスにかかった。 かなり強い株が蔓延していて、世界中が大混…

人に食べてもらう料理を作るということ

コロナ禍の2020年初め、料理サポート(あるいは出張料理)という仕事を個人で始めた。仕事や育…

じぶんの心なんて自然の一部でしかないのだ

この心はじぶんだけのもの。じぶんの持ちもの。 そんな意識で三十年間生きてきたことに気がつ…

あるおばあさんの一生

「19〇〇年△月◇日生まれ、〇〇の妻、△△です。」 あるきっかけで、とある高齢女性にインタ…

ことばはうつわ|じぶんの分身

日本語より英語のほうがしっくりくる表現がある。「今年の目標」というフレーズもその一つ。「目標」は「あるかないかはっきりしないもの」というニュアンスを感じて昔からあんまり使うのは好きじゃない。そもそも今という地点からどこか別の地点へいくみたいな切り離されたニュアンスがわたしには想像しづらい。 わたしにとって今年の目標よりしっくりくる表現は"New Year's Resolution"というもの。こっちのほうが「すでにそれがある未来がある」というニュアンスを感じてわくわくするし

ただ人として生きる以外に、人生には何もないんだった

去年くらいから興味があったことの一つに、役者ではない皆さんとお芝居を創る、というものがあ…

食べて治す:回復への道のり

アトピーの療養と気分転換をしに数日間東京を離れ、実家に帰ってきた。ここ数年で一番ひどい顔…

二十代の、想像もしなかった学び

わたしは二十代前半に発症したアトピーと共に生きている。脚やリンパ節への全体的な湿疹と痒み…