望まれない自分語りと他人のふんどしの夜
仕事関係の宴会があって「関根さんがベースやってたなんて知らなかった」と言われ、妙に安心した。気がつくと、うっかり自分の話ばかりしてしまう悪癖が少しは改善されたのだと思う。マンモス大学に我が子を託した母には「友達100人できるやろ」的観測があったらしいが、友人と呼べる人は片手で足るほどしかつくれなかった。つまりは学生時点でご意見表明できる場は、ごくごく限られていたわけだ。就職活動もせず、大学から「就活イロハ帳」めいた冊子を無理やり手渡されても、即座に至近のごみ箱に放り込むアウト