マンネリは蜃気楼
だいたいもはや「そっちの話は」何を聞いても驚かない体質にはなっているが、
さすがに一気に、立て続けにあると通常モードに立て直すのに少しばかり時間を要する。
いっそのこと、変わっていく人たちを眺めていたい。
止まらない人生の代わりに、私は止まっていたい。
鳥なら少し休憩したら行ってしまうから、
どこにも行かない木のような存在がいいな。
いつ行っても変わらないあの書店や
バーのカウンターの顔ぶれに癒される。
あれは、変わっていく自分の心と向き合いながら
新しさをごくごく吸収しながら
いっぽうで続いていくマンネリを、どこかで求めている。
幻想的。マンネリはマボロシなのかもしれない。
あいつはどうかな?
最近、なぜかよく見慣れた街並みを投稿していたけれども。
どんな心境の変化があったのだろう。
あいつが変わらないことに、ちょっとだけ安心していて
それはごめんだよって言いたい。
変化の更新もやがては落ち着いていって
人生の最後にはそのとき持っているものが
当たり前になるんだよな。
さて私はどんな居場所を、もうひとつ、もうひとつ、見つけていくのでしょうかね。
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