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【3分で読める世界史】清時代の東アジア
これまで清の内陸の話をしてきましたが、外の世界はどうなっていたのでしょうか。
この記事を読めば、清代の東アジア情勢が分かります。
①清代の日本
豊臣秀吉が死んだ後、江戸幕府が興ると海外貿易に熱心になり、アジア・ヨーロッパの各国に朱印状を渡し、交易が活発になりました。(朱印船貿易)
また対馬の宗氏を通じて、朝鮮との国交を回復。朝鮮から使節が送られるようになります。(朝鮮通信使)
しかしその後、キリスト教と一揆が結びつくことなどを警戒し、日本は鎖国への道を進んでいきました。
②清代の琉球
明の時代、貿易で繁栄していた琉球は、薩摩の島津氏に征服されてしまいます。
しかし、征服されても、明から清の時代になっても、中国への朝貢をつづけ、琉球は日本と清の両方の支配領域となりました。
(日本としては、中国との流通経路を確保する狙いがありました)
③清代の朝鮮
朝鮮は豊臣秀吉の侵攻を防いだのも束の間、今度は清に攻められ、清の朝貢国になることを余儀なくされてしまいます。
朝鮮はかつてピンチを救ってくれた明に恩義があり「夷(異民族)の清は中華ではない」「明の意を継ぐ朝鮮こそ中華である」という小中華思想をもっていました。
それによって支配階級である両班は、儒教的な儀礼を重視しました。
終わりに
今回は、清の時代の東アジアについて見ていきました。
次回は、清の中国統治をお届けいたします。お楽しみに!
参考文献
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