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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2020年5月の記事一覧

コーチングにまつわる10の誤解

はじめにmento木村です。コーチングサービスをやっている僕が言うのもなんなんですが、コーチングってわかりづらいんですよね。 経験した人とそうでない人では、あっち側とこっち側みたいな感覚のギャップがあって、ぼくは受けたことのない人に説明をして「なるほど!」となったことがほぼありません。大半は🤔顔。 価値が抽象的なので直感的に理解しづらくて、理解しづらいのでデフォルトで懐疑的な目を向けられちゃうんですよね。 どんなに言葉を尽くしてもほんとうの意味で理解がむずかしいので、少

「コーチング」ではなく「なんちゃってカウンセリング」に陥っているかもしれない

カスタマーサービス職の人って優しくていい人が多いですよね。 職業柄、自分より知識や経験も豊富、給与も年齢差もある。 正社員や契約社員、派遣社員など多様な雇用形態の方と一緒に働いたり、マネジメントする機会を経験するからこそ「人」をとても大事にするのはCSの大好きなところです。 ただし、メンバーとの関係構築がプライベートの事柄も引っくるめた「悩み事の相談」に偏っている場合は赤信号です。 僕は初めてコーチングを受けた時に、自分が今までやっていたのはコーチングではなく「なんち

これが知りたかった~光面、影面の色の塗り分け~

下図のような青い箱に黄色い光が当たった場合の影色について悩んだことはないだろうか? 問題は3と4を他者が見ても理解できるように塗り分けられるかだ 次の本を読んで自分なりの答えにたどり着くまで3と4を描き分けることができなかったため、どこに問題があるのか分からず直しても直しても違和感がなくならないということがあった ところが次の本の三角色環に出合ったことで自分なりの答えが見つかった 鈴木輝實(著)色の技法 グラフィック社   より 光が当たる面は暖かみがあり、カゲ面は

高校生と古典に触れ、そしてポッドキャストを始める4月でした。

ヒマラボの森田です。 いやはやコロナの影響が強まる中、ヒマラボも気づけば法人として2年目、試みとしてもう4年目に入ろうとしております。最近のご報告です。 高校生と古典に触れてLINEスタンプ考えたり、ポッドキャストを録り始めたり。 古典の学びをLINEスタンプにするヒマラボ研究員の浜田先生(高校で数学を教えていらっしゃいます)と一緒に、「学びスタンプ」というプロジェクトを。 これは東京や埼玉の高校生6名ほどと大学生(福岡大学)と一緒に教養的な学問の講義を聞いて、そのア

Podcast#3 音楽を研究しながら自らも音楽するのはなぜ?( 長崎大学:西田治先生)【ヒマラボのステッキ】

ヒマラボの森田です。さてさてポッドキャストも第3回目。前回に引き続き、長崎大学の西田治先生です。 ご専門は「音楽教育」。前回は西田先生に「人と音楽との関係性」についてお話をいただきました。 今回はアシスタントとして参加してくれた阿部くんからの「西田先生は研究者なのになぜ音楽の実践者でもあるのですか?」という質問から始まります。「私が「音楽とは」と語るにはまだまだですが」と前置きされつつも、西田先生なりの音楽とはについて、そして最後には西田先生おすすめの本を1冊ご紹介いただ

高校教員になったわたしが、ノートを取れなかった頃の話

家庭教師と高校教員をしています、あめです。 わたしは昔、ノートが取れませんでした。 高校生の頃は、黒板を写すだけだから何とかなっていました。しかし、大学生になって、自分のノートが汚いという問題に直面します。 教員になるための授業でした。授業中にその日の内容からノートを作り、提出しなければいけません。わたしはいつも通り、自分が分かるようにノートを書いて提出しました。 返ってきたノートに付けられた評価はB。自分としては完璧に書いたはずなのに! 周りを見ると、色ペンを使ったり

東大地学2020

学びエイドの方で、今年2020年度の東京大学の入試での、地学の全問解説がアップロードされました。 https://www.manabi-aid.jp/lesson/id/4946 東大では、入試の後に出題意図と、選択問題についてはその解答を公開しています。 https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400138210.pdf 全問解説の最初のところでも言っているのですが、東大で地学受験をする際には、「自然科学」についての知識だけでなく、考え方が重

英文法まとめプリント(01)

英文法の最も基本的な考え方をまとめたプリントです。 品詞・文型の話が中心です。

「実務解説 行政訴訟」ってどんな本?

みなさま、はじめまして。 社会人予備試験受験生の堀鉄夫(iron_husband)と申します。 Twitterやツイキャス、Facebookで同名義で細々と?情報発信をさせていただいております。 この度、遅まきながらnoteデビューを果たすこととあいなりました。 何卒お手柔らかにお願い申し上げます。 さて、記念すべきnoteの第一弾ですが、当初の予定では、過日内輪向けのツイキャスでお話しさせていただいた「ウェブ進化論とアフターコロナ」をテーマに取り上げるつもりでした。 と

東大生ラッパーと大雑把につかむ世界史【中央ユーラシア世界史】

 こんにちは、東大生ラッパーの法念です! 今回は、中央ユーラシア世界史を大雑把につかんでいきましょう。  中央ユーラシア世界は、まさにユーラシア大陸の中央部に位置する世界です。人によって、どの範囲を中央ユーラシア世界とするかはかなり変わってくるのですが、ここでは、およそ大陸中央部の「乾燥している地域」としておきます。  大きくわけて北部の草原地帯と南部の砂漠地帯とがあり、遊牧民は草原地帯で家畜を連れて移動生活を営んでいます。砂漠地帯にはオアシス(農業のできる地域)が点在し

すべてがオンラインに乗っている今こそ、絶好の 《学びのチャンス》 だと捉え、新しい学びの場に飛び込んでみる (大変な状況のなかでの暮らしのヒント)

今日紹介するのは《学びのチャンス》です。 非常事態宣言以降、これまで塾や教室で行われていた教育・習い事の多くが、オンライン上に移行しました。 塾や教室も自身の生き残りがかかっていることもあり、インターネットを介した遠隔でよいサービスを提供しようとがんばっています。 そういうところでは、これまで通っていた人たちが、オンラインの環境で学びを継続しています。 そういう人たちからすると、リアルであったときの良さが損なわれてしまっていると感じるところもあるかもしれません。

「ジェネレーター」としての教師、親、リーダー

「ジェネレーター」(generator)というのは、いまから10年くらい前に、僕(井庭崇)と市川力さんとでつくった新しい概念だ。 generatorという言葉は、「発電機」や、「蒸気や気体の発生器」という意味をもつ言葉で、コンピュータ分野では、「コード・ジェネレーター」というように、変換して出力してくれるプログラムのことを指している。 僕らが言う「ジェネレーター」は、自ら面白がりながら創造・探究を進め、周囲も巻き込んで刺激・誘発しながら、みんなで成し遂げてしまう人のことだ

オンライン授業を「ラジオ番組とお便り」スタイルで行う (学生の感想付き実践報告)

Zoomでのオンライン授業は、教室のような履修者の反応が見えないということで「ラジオ・パーソナリティ」として話しているような気持ちで、反応がないことが常態として、話し続けなければなりません。 しかし、一方通行はよくないし、インタラクションがなくなってしまうということで、履修者にはチャットを書き込んでもらったり、前の週の宿題を取り上げたりする「ラジオ番組とお便り」スタイルがよいのではないかと考えて、5月の大学でのオンライン授業をそのスタイルでやってみました。 まず、初回

オンライン授業で、冒頭に履修者同士の 「自己紹介・交流タイム」 、授業中に何回かの 「感想雑談タイム」 を取る (学生の感想付き実践報告)

教室であれば、履修者同士の自然なつながりが、オンライン授業では、アーキテクチャ上、生まれることがありません。すごく孤立した状態で受講することになります。 そこで、僕の授業では、出会い・交流のきっかけのために、授業の最初に、7分間、3, 4人でブレイクアウトルームに分かれて話す「自己紹介・交流タイム」をつくっています。 また、授業である程度講義を聞いた段階で、それまでの授業内容や感想についておしゃべりする「感想雑談タイム」も、5分程度、設けています。 感想雑談タイムは、初