モリタヤスノブ/ヒマラボ代表理事/福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センターセンター長

一般社団法人ヒマラボの代表理事です。好奇心を毀損されない社会を目指して、市民の探究支援をしています。いまは特に太宰府市を「学問する街」にすべく活動中。福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センターのセンター長でもありまして、ゼミの話なども書きます。

モリタヤスノブ/ヒマラボ代表理事/福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センターセンター長

一般社団法人ヒマラボの代表理事です。好奇心を毀損されない社会を目指して、市民の探究支援をしています。いまは特に太宰府市を「学問する街」にすべく活動中。福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センターのセンター長でもありまして、ゼミの話なども書きます。

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一般社団法人ヒマラボを設立しました

 一般社団法人ヒマラボ代表理事の森田泰暢です。福岡大学商学部の教員もやっております。令和元年の5月20日に登記いたしまして(Fukuoka Growth Next内です)、ヒマラボを法人化しました。大学への兼業願いも受理されまして、本格的に発信していけそうです。 ヒマラボとは何か ヒマラボは2017年12月に福岡大学で、社会人と学生が混ざり月1回程度、研究「的」な活動をするコミュニティとして立ち上がりました。参加者で論文読んだり、自分の好奇心にしたがって調べたことを発表した

    • 街場のRe:Relになりたいもんだね:「ヒマラボ×academist "Beyond 1000true Fans Workshop"」

      2日間のワークショップをアカデミストさんと開催。先月に太宰府市と福岡市を跨いで、表題のワークショップをした。 きっかけは、アカデミスト社の柴藤さんの「academist Prize生の合宿を東京から離れた地で行いたい」というご連絡から。 1日目は分散型研究所設立ワークショップ@九州国立博物館(太宰府天満宮解説ツアー付き。馬場さんに深謝)。 2日目は、協賛を頂いた企業の皆さん(乗富鉄工所様、リョーユウ工業様、カマタテクナス様、野島鉄鋼店様、サワライズ社猿渡様)と、オープンイ

      • 2024年度森田ゼミナール募集の情報について書く

        今年もゼミ募集の時期がやってまいりました。ゼミ募集について書いておきますね。 ゼミで大事にしていることゼミでは「実験精神」っていう言葉をよく使っています。こうなるかなと考えて、やってみて、どうなったかなと結果を見て、また考える。「成功と失敗ではなくて、実験と学習」という表現もよく使います。思った通りに行かなかったら「失敗」ではなくて、それは実験結果が出ただけだから、そこから学んで次の実験をしていく。実験においては、思った通りにいかないほうが学びは多いですしね。迷ったらGOで

        • 2023と2024

          2023年も終わる。 1月は哲学の先生のところにいって「シチズンサイエンスとは何か」で悩んでいることを家族的類似の観点から相談させてもらったり。サイエンスキャッスルでは高校生の研究発表にメンターとして参加し、非職業研究者の部活のような熱狂を浴びたり。 2月はほぼ記憶ないけど、3月は対馬グローカル大学でこれまた地域内外から街をテーマに研究する市民の発表会に参加して、九大でもシチズンサイエンスの講演させてもらった。 太宰府でも自治体、高校、福岡大学での共同研究発表会。この研究

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        • 福岡大学商学部モリタゼミナールのゼミ生note
          538本
        • やさしい卒論発表会
          5本
        • 論文読みながらプレイするのでなかなか進まないどうぶつの森日記
          3本
        • Podcast「ヒマラボのステッキ」
          11本
        • 池田さんのAIコミュニティ
          3本
        • eSports関連論文を淡々と紹介するnoteのマガジン
          1本

        記事

          ゼミに集中しすぎてゼミの写真撮るの忘れてた。

          ゼミのことばっかり書いているかもしれない。ヒマラボのことも書けよというね。でもゼミの振り返りをしろとゼミ生に言い始めて7年。自分もやらないとダメじゃんというシンプルな理由。学生の忙しさは知らないけども、ゼミ生に振り返りの速さで負けている場合ではない。 ゼミに集中するあまり、ゼミの様子を写真に撮れなかった。昔に息子が狂気じみた絵を描いてくれたのでそれをトップ画にしておく。 4年生は卒論頑張り中で、アンケートデータなんかも集まってきて少し形が見えてきたり。こういうデータがうま

          3年生がカッコよくなってきて、ゼミが変質しはじめた感じがする

          4年生は少しずつ卒論書いていて、グルグルと声かけつつやっている。目の届く範囲でやってくれているので、その分ちょっとモチベーション下がってきたかなという人へのアプローチはしやすくなっている。 今週は2年ゼミに3年ゼミ生が話に来てくれた。「モリゼミ就活部」というのを立ち上げるらしい。「就活キャンプ」という企業分析しながら企業訪問をする取り組みが、うちの大学にはある(キャリア支援センターの素晴らしいメンバーがやってくれている)。そこに参加したメンバーが発案してくれた。 「就活部

          【妄想小話】胸騒ぎがした桃太郎

          桃太郎は家来を従え、鬼ヶ島に向かう前に、一度自宅に戻ることにしました。 桃「おばあさん、ボク奇妙に感じたんだ。キビダンゴひとつで鬼ヶ島についてくるなんて。命の危険もあるのにだよ。この"キビ"ってやつ、一体なんなんだい?」 婆「桃太郎や、余計なことは聞かなくていいんだよ」 桃「犬もサルもキジも、みんな、『お腰につけたキビダンゴ、1つくださいな』って。袋に入ってて中身が見えてないのにだよ。独特な香りもするし。なんならネコもウマもこっちを見てた。視点も定まってないし、よだれも

          ピノーの松本さんをお招きした:プロデュースの話

          ゼミにピノー株式会社の松本さんをお招きした。2年ゼミと3年ゼミ。同じような話を2回していただくことになり、松本さんには本当に感謝しかない。 福岡大学のOBであり、地域活性化や科学コミュニケーションなど様々な対象についてのプロデュースを行ってこられた方。これから地域でイベント企画と実施をする学生には、下積みの経験も含めて、ど真ん中の方だと思う。来年度から学生企画のサイエンスカフェ的なのも太宰府でやりたいし、そこのアドバイスも頂く予定。 松本さんは学生時代から、コミュニケーシ

          ゼミのプロジェクトが始まるから、問題発見とはみたいな話をした。

          早いもんでもう10月で。ゼミは4回目あたり。4年生は引き続き卒論やってもらいつつ。2、3年生はプロジェクトの割り振り。 2年生は10人くらいがシャルソン、8人くらいが産学連携プロジェクト。あとの2人にはゼミのポッドキャストのコンテンツを作ってもらうことにした。 実は「モリタゼミのモリラジ」というポッドキャストがある。アイコンは5期生(今の4年生)のセンスの塊が作ってくれた。 うちのゼミはみんなnoteに振り返りを書いてもらっている。でもそれは自分と向き合うものなので、も

          ゼミのプロジェクトが始まるから、問題発見とはみたいな話をした。

          後期のゼミが始まった:モリタヤスノブを知りませんか

          学生にnote書け書け言っている。振り返りしないとねと。いや、お前も書けよって話だよなと思い、ちょこちょこ記していく。多分今年度の後半から色々変わっていくし、記録する意味も強くなるかもしれない。 2年ゼミ、3年ゼミ、4年ゼミと3学年持っていて、総勢は50名くらい。ちょっとした中小企業みたいだ。大学院生も来てくれている。いま3人。今回は学部のことだけ。 4年ゼミ 4年ゼミは卒論に取り組む。基本的にゼミ生は全員卒論書こうとはしてくれているのだけど(必須ではない)、毎年一人だ

          20230515関係デザインサミット参加したメモ

          関係デザインサミット、午前中だけ参加できた。12時までだなと思って、質問しよかなと思ったら11時45分くらいで終わっちゃったので、できず。引っ込み思案が出てしまった。 お話を聞いていると、「祭」や「村」などいわゆる日本の文化に紐づくワードも良く出てきたなと思う。 振り返れば、お祭もそうだし、年賀状や暑中見舞い、お墓参りなど、日本には関係をゆるく保持してくれるものが、年1回ずつ、でも適度にある。 同質性が高く、村社会化することが多い日本においては、この「適度に離れているけ

          2022年度は太宰府最高。2023年度はシチズンサイエンティストとしてトライ。

          ヒマラボとしての活動、少しずつですが継続的にやっております。 2022年度は太宰府へ拠点を移す2022年度は私が野望のひとつとして考えていた、法人を太宰府に移すという一大イベントがありました。学問の神様である菅原道真公が祀られている太宰府とヒマラボは文化の面できっと相性が良いだろうと思っていたからです。2017年に初めてから、約5年で叶ってしまいました!!! ご協力いただけたのが、鎌田家の皆さま。(株)カマタテクナスの創業家でもあり、また非常に面白い事業承継にもトライされ

          2022年度は太宰府最高。2023年度はシチズンサイエンティストとしてトライ。

          【なかなか進まないどうぶつの森】無人島に何を持っていく?と聞かれたから、論文調べて考えてみた

          一般社団法人ヒマラボ代表理事のモリタヤスノブです。 何かあるたびに論文を読みながらどうぶつの森をプレイする「なかなか進まないどうぶつの森」シリーズ。第3回です。 前回はどの地形の島にするかについて河川の流れと生態系との関係から決定をしました。 さあもう流石に飛行機のせろよたぬき(だんだん呼び方が荒くなっている)と思っていたら、これですよ。 おいおいおいおいおいおいおい。 まーだ問うのか、まーだ。 おいおいおいおいおいおい。 じゃあ参考になりそうな論文調べたろやな

          【なかなか進まないどうぶつの森】無人島に何を持っていく?と聞かれたから、論文調べて考えてみた

          【なかなか進まないどうぶつの森】遊ぶマップを選ぶために、国立環境研究所の「環境儀」を参考にした

          何かあるたびに論文を読みながらどうぶつの森をプレイする「なかなか進まないどうぶつの森」シリーズ。第2回です。 前回は南半球にいくか北半球にいくかについて、二酸化炭素濃度の論文を読みながら南半球に決定をしました。 今回はその次の地図の選択です。 というこれまた次々と重要な決断を迫る南半球同伴型たぬき2人。一緒に無人島までついてくるのに客に意思決定を委ねるなんて内心ドキドキだろうな。Eカード中にカイジのセンサー壊れた利根川みたいに。 地図を選ぶ で、4枚提示された地図の

          【なかなか進まないどうぶつの森】遊ぶマップを選ぶために、国立環境研究所の「環境儀」を参考にした

          論文読みながら、どうぶつの森をやってみたら全然進まない

          一般社団法人ヒマラボ代表理事のモリタヤスノブです。 最近また「どうぶつの森」をやっていきたいなと不意に思い立ちまして、以前少しやったことのある「何か気になることが出てくるたびに論文読んで、それを参考に進めていく」という「なかなか進まないどうぶつの森」を改めてやっていこうかなと。 最初は以前の進め方と同じ感じなので、前書いたものも参考にしながら進めていきます。それでは始まり始まり。 まずはたぬき開発で受付から。 と怪しさを感じつつ、とりあえず身だしなみを。 一応自分にも

          6歳の息子と取り組んだ「マイオリジナル図鑑づくり」

          noteで「#夏の自由研究」のテーマで募集があったので参加してみることにしました。いやあ投稿久々だ。ヒマラボは自由研究応援したいですし、息子と一緒にやった自由研究について書いてみます。 夏の自由研究「マイオリジナル図鑑づくり」昨年6歳だった息子と取り組んだのが、オリジナル図鑑づくり。 図鑑づくりと言われるとフィールドワークしまくって、大量の写真撮って、みたいにイメージされるかもしれませんがそういうものではなく。 どちらかというと「じっくりと見てスケッチすること」「新しいカテ