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後期のゼミが始まった:モリタヤスノブを知りませんか

学生にnote書け書け言っている。振り返りしないとねと。いや、お前も書けよって話だよなと思い、ちょこちょこ記していく。多分今年度の後半から色々変わっていくし、記録する意味も強くなるかもしれない。

2年ゼミ、3年ゼミ、4年ゼミと3学年持っていて、総勢は50名くらい。ちょっとした中小企業みたいだ。大学院生も来てくれている。いま3人。今回は学部のことだけ。

4年ゼミ

4年ゼミは卒論に取り組む。基本的にゼミ生は全員卒論書こうとはしてくれているのだけど(必須ではない)、毎年一人だけ脱落してしまっていた。資格試験や勉強系でゼミ抜けたい相談があった人(毎年これも一人くらいかなあ)以外は基本的に辞めずにゼミには参加してくれて、みんな頑張ろうとはしてくれているだけに、歯がゆかった。
毎年一人いるということは、私のマネジメントがおかしいんだろうなと思って、今年は全面的にやり方を変えた。どうなるかはわからないけど。相変わらず皆が取り組むテーマは面白い。ディズニーにおけるヴィランの変化とそれに関係するマーケティングや、面白くないを面白くするコンテンツの在り方、とか。若手のソーシャルサポートや同調圧力のうまい使い方なども。ビジネスや組織の周辺的なテーマが今年は多いかも。ゼミっぽくなってきた。
突然スタートアップに入ることを教えてくれたり、韓国のスポーツエージェントで代理人インターンしてることを報告してくれたり。4年生になってもまだ驚かせてもらえる。でも卒論もがんばれ。

3年ゼミ

3年ゼミは前期はリバネスさんの超異分野学会に出てもらった。大きなテーマは「研究とビジネスの善い関係性」として、3チームに分かれて検討してもらった。教科書ビジネスについて調査したチーム、サイエンスカフェのフィールドワークと実践コミュニティの観点から整理してくれたチーム、AIと従業員との関係性についてのチーム、それぞれ色々あったとは思うけどみんなよかった。
後期は、地域でのシャルソン企画、プロデューサーを招いての講演会企画、佐賀と企業とをつなぐ交流会のサポート、という3つのテーマから選んでもらうことにした。
プロデューサーを招く意図は、狭義のアイデア提案企画ではなくお金の回し方と実行も含めた「企画」についての理解、それから、多様な職種の方と関わっているプロデューサーとしての経験から、様々な仕事についても理解を深める機会。キャリア的視点を深める。仕事知らないのに自己PR考えても事故PRになる。
シャルソンは地域に出て企画と実行。講演会の話もうまく生きるといいなと思いつつ。ステークホルダーも適度に多く、お金も動くし、ディレクションも必要。でも短期でできるし、良い経験になるかもと。
3年生は、いいやつが多い。とても好きだし、成長もしてきている。あとはちょっとした意志の発露が自分からできたら最高だけど。聞くと何か出てくるというのは私が聞くのが良くないのだろうか。任せたらきっとやり切れるし、私がうまく任せられていなかったのがダメだったのかなとも感じる。2年生と組みたい、と話してくれたり、企業とのMTGでは自分の意志で話す場面も増えている。やっぱ優秀じゃんと思わされ、もっとハードに環境に投げ込むくらいでよかったのか。3か月で伸ばす。めちゃくちゃ期待している。意識は行動の後に生まれるし、なんかやってみてまた一緒に話したい。

ゼミ募集プロジェクト

あとはゼミの募集プロジェクトを本格的に。一緒に考えつつも、3年生に任せている。なんか色々意見出してくれたり、もう行動してくれている。
今年の2年生の2次募集あたりから個人的には考えが変わってきている。今までは割とゆっくり考えたいタイプ、殻を割る・一皮むけるに時間がかかりそうなタイプを主に選んでいたし、そういう人が来るようなアプローチもかけていたと思う。
ただシチズンサイエンスという分野で存在感も出せる可能性高くなっているタイミングもあり、またそれを太宰府に集中的に展開したいところもある。県外にも出て取り組むことも出てくる。海外に行く可能性もある。もう少しグッと推進する力、頑張ってる人同士が切磋琢磨しやすい環境を作りたい。
それに向けて、ニッチでトリッキーにやるのではなく、王道をベタにやることや成果に向けてやれることはなんでもやるみたいなことも必要である。インスタもやるし、売り込みもする。「夢は大きく、でも着実にがいいですよね」はCAの藤田社長。そんな人いたら、全員来てほしい。私も割とそうはしてきたし、これからもそうやっていくから。

2年ゼミ

2年ゼミはちょっと元気ではある。
テーマは3年生と近い。地域でのシャルソン企画(プロデュース)、企業との商品やサービスの企画、佐賀の企業との交流会企画のサポート。後は何かやりたいことあったら提案してよと。
意外と地域プロデュース的なところが一番人気だったりです。企業とじゃないんだ。それをゼミでやる基本プロジェクトに据えようかな。太宰府で集中的にやってもらうことに慣れてもらいつつ。わかりやすさも大事である。募集要項映え。
3年生になったら、学問カフェのプロデュースをこれまた太宰府メインと県外とでやってほしい。この辺も固定したい。募集要項映え(2回目)。

今年は割と組織論的なことも踏まえて基本的な考え方についてのディスカッションからやっている。振り返りの大事さ(学習サイクル、経験学習)や遊び心(リソースのリフレーミングと意味創造)など。大事にしてほしい。パラフレーズ(自分ごと化)、日常的に溜め、あるものから始める(ブリコラージュやエフェクチュエーション)なんかもまた話してはいきたい。

振り返りだけは100万回でも言う。もう7年目にもなるとさすがにそこやってる人とそうでない人の違い、大きいことを実感する。大きすぎるくらい。できるだけ些細なことを言語化して記録する、言語化できない何かにも気づきながら。
試行錯誤の量。量は質を生む(会社員時代に言われた)。10代20代は体力あるから量大事。体力無いから私はもう無理だけど、私に量で負けないでほしい。2年生もめちゃくちゃ期待している。絶対色々できる。

30分書いたのでこの辺で。また書く。

昔はブロガーだったんだ。「モリタヤスノブを、知りませんか」なんて言ってもらえたりしつつ。賢そうには書けないけどね。

関西どっとコム。早すぎたのかな。ドリコムと博報堂と関西電力で。ドリコム創業期にいた安藤さんは中学高校大学と同じで、学生時代に一緒にウイイレしつつ、横目でみながらこういう生き方もあるんだなと学びになった。


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