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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2019年7月の記事一覧

3D地球儀を簡単に実装できるJavaScriptライブラリ「Gio.js」の使い方

以前、東洋経済ブランドスタジオのウェブサイトで3D地球儀を使ったデータ可視化を公開した。 日本のパスポートは世界的に見ても「強い」=ビザなしで渡航できる国が多いことで知られているが、このビジュアルは実際に渡航できる国々を地球儀で表現したものだ。たとえばアメリカをクリックすると、アメリカのパスポートを持つ人がビザなしでどの国に渡航できるか一覧できる。青い線は逆に「こちらからはビザが必要だが、相手国からはビザなしで渡航できる」ケースを表す。 これを見ると、日本や欧米、特に北欧

『どうする? どうなる? これからの「国語」教育』――はじめに(紅野謙介)

 2019年7月24日、幻戯書房は『どうする? どうなる? これからの「国語」教育――大学入学共通テストと新学習指導要領をめぐる12の提言』を緊急出版いたします。  以下に公開するのは、その編者の紅野謙介さんによる冒頭の「はじめに」です。2020年度から始まる「大学入学共通テスト」、および2022年度から始まる「高等学校新学習指導要領」に基づく教育課程が、「戦後最大」「学制発布以来の大改革」などと叫ばれ、このところ、教育関係の方のみならず一般的なニュースとしても注目を集めつつ

U理論と、マインドフルネスと、こんまりと。

最近流行っているいくつかのものに共通点があるとすれば、そこには「時代性」とも言えるものが反映されているのだと思います。今日はU理論とマインドフルネスとこんまりという、全く違う3つの「流行」から、今の「時代性」を考えてみます。 U理論最近、リーダーシップ論の中で話題になることが多かった「U理論」。もとはと言えばオットー・シャーマンが2000年代半ばに提唱しはじめた手法です。非共感的で非生産的な行動パターンを打破するために提案されたもので、過去の延長線上にはないイノベーションや

ー夢ー実現プロデューサー「スゴイ!学び方」著者 山崎拓巳さん

ー夢ー実現プロデューサーとして日本全国、海外でも講演、セミナー開催をされながらたくさんの若者を育て、作家・アーティストとしてもご活躍される山崎拓巳さんに貴重なお話しを伺ってきました。 山崎拓巳さんプロフィール 出身地:三重県 活動地域:全国、海外 職業:夢実現プロデューサー 経歴:1965年三重県生まれ。広島大学教育学部中退。20歳で起業。22歳で「有限会社たく」を設立。現在は多岐にわたる事業を同時進行に展開中。 現在までに40冊超、累計140万部のベストセラー作家。主な

市民研究者や社会実験家が作る「未知×探求」の10年へ。

これからの10年は、「解き明かされていないが、確かに存在するモノゴトに人が惹かれ、向き合う」時代になる。 数式に裏打ちされた合理性から、生態系や霊的なものへ。今は非科学的で証明が難しい「不可視で、複雑なものへの問い」に人が向き合い始めてる。解を出すことに長けたAIではなく、きっとCIやEI(僕の勝手な造語です。こちらをご参考に。)が研究対象になる。 ものづくり全盛期時代に象徴される「機能の獲得」の時代から、この10年は大きく移り変わった。それは、ストーリー・テリングによる

テロ事件から3年。生き残った私が、バングラデシュに戻った理由と、挑戦する中で見つけた希望(e-Education 三輪開人)

「どうして、私は生き残ったんだろう?」 2016年7月4日。バングラデシュの首都ダッカでテロ事件が発生してから3日後、警察の厳重警備下でバングラデシュの国際空港の出国ゲートを抜ける直前、少しだけ足が止まりました。 「本当に、日本に帰っていいのか?」 まだバングラデシュでやることがあるんじゃないのか。今帰ってしまったら、二度と戻ってこれなくなるんじゃないか。 そんな不安を抱えながら日本へ帰国したのはもう二年前。 社会人になって時の流れはどんどん早くなりましたが、この3

ICT教育で同じスタートラインに立つケニアと日本

ケニア、と言ったときに、何を思い浮かべるだろうか。 野生動物やサファリといったイメージを思い浮かべる人もいるだろうし、コーヒーや紅茶の産地として名前を思い浮かべる人もいると思う。どちらもその通りなのだが、それはそのまま、まだ経済発達が初期段階の「途上国」というイメージと結び付いている、とも言えるだろう。 今、私はケニアに来ているのだが、ケニアのみならずアフリカの地に降り立ったのが人生初の経験だ。 まだ、首都ナイロビにわずか数日滞在したにすぎないけれど、確かに「途上国」と

子供たちの「好き」から、社会に繋がる未来型教育を追求する“夢見る株式会社 重見彰則さん”

子供たちの未来の選択肢を拡げて、社会に繋げていく理想の教育を追求し、未来型教育の現実化にチャレンジをしている重見彰則さんにお話を伺いました。 ** 〜 重見彰則さんプロフィール 〜** ●出身地 兵庫県神戸市、現在は大阪府堺市在住。 ●活動地域 大阪を拠点に東京。中国、タイ、フィリピンなど、アジア各国。 ●経歴 大学4年間でYMCAにて小学生向け野外活動ボランティアに取り組む。卒業後、コンサルティング会社へ入社。中小企業向けの再生支援に携わる中で、理想の教育を追求するた

男子のための生理(月経)の教室

男子のための生理(月経)教室を開催しました! ことの発端は学校(公立小学校)からのこんな依頼。 「女子達がつぼみスクールを受けている間に男子達に何かやってください」 ※つぼみスクール:ワコール主催の思春期の女の子達の体の変化や下着の選び方などを学べる授業 だいぶざっくりな依頼。笑 もともと4年生の性教育の単元をはじめ保健の授業のご依頼をいただいていたので、信頼されているということかな。と良い解釈をし、私達がやりたい男子のための性教育の授業を実施してきました。 名付けて【

わかるには大きすぎる(TOO BIG TO KNOW)

Eテレの子ども向け科学教育番組「ミミクリーズ」で番組づくりをご一緒している生物学者の福岡伸一さんによれば、世の中には、まず地図を広げてから動くマップラバー(地図好き)と、自分の前後左右を見て動くマップヘイター(地図嫌い)がいるという。地図で全体を俯瞰するマップラバーは堅実で無駄がないが、動き出すのに時間がかかり、地図がないと身動きが取れない。一方、地図がなくても勘と嗅覚で動き出すマップヘイターはいざという時もすぐに行動を起こせるが、場当たり的で試行錯誤が必要だ。一長一短、どち

学習意欲が持続する人の習慣とは

🔵一生、学習意欲が持続する人の知られざる習慣 ⏺️もっと若いときに知りたかった真実 ⏺️18~19歳のときに「読書体験」や「学習習慣」が身に付いている人は、社会人になってもその習慣が維持される。 「若者の読書量が減った!」 この様に、嘆く人は多いが、あなたはどうだったろうか。 そして今も、勉強を続けているだろうか。 ここから、若いときの読書体験が、人生を豊かにする」事について、詳しく説明していきます。 ⬛️人間はアホな存在だが勉強したらそれなりに立派になる ⏹

【御礼】署名を渡したら、都教委が地毛の黒染め指導の「中止」を明言してくれました!

 5月8日から始めた「#この髪どうしてダメですか?地毛の黒染め指導はやめてください」ネット署名キャンペーン。( http://chng.it/TPTGbsMYXs )  皆さんから何と1万9065筆(7月29日現在)もの署名を頂きました。  この2万人近い皆さんの気持ちを乗せて、東京都教育庁(都の教育委員会事務局)に、署名と要望書をぶつけてきました!  キャンペーン開始から約3ヶ月で都教育庁まで届けられたスピード感を達成できたのは、やはり世論の後押しのおかげだったと思い

教え子の話 〜成長に常識はないって話

僕は民間教育に関わる仕事をしています。小学生や中学生に、塾という空間で受験指導に関わる体験をたくさんしてきました。僕は受験など単なる手段だと思っています。でもその「手段としての受験」ではなく「自分と向き合う機会」としてこの体験ができると、これを機にちびっ子達が大きく成長する姿も沢山見てきています。一人一人が自分なりに将来・未来を楽しく自分らしく考えるきっかけになれば良い。そんな思いがあるので、「受験指導」ではなく「民間教育」と言う言葉に拘りがあります(民間という言葉を入れてい

「学校に必要な新しい科目は?」100人100答

100人いれば100人の答えがあります。「100人100答」は、みんなで自分の考えを答える遊びの場です。 学生のときは、「答えは1つ」だと思ってテストを受けていたけど、オトナになって働いたり、暮らしてみると、「答えって1つじゃない」「だれも答えを知らない問題がある」ってことがわかってきました。 「100人100答」では、いろんな答えがあっていい問いを出します。あなただったら、どう答えますか?送っていただいたみんなの答えは、ご紹介します。 学校に必要な新しい科目は? 小学