駒崎弘樹

認定NPO法人フローレンス会長。政策起業家。慶應SFC卒。05年〜訪問型病児保育を開始…

駒崎弘樹

認定NPO法人フローレンス会長。政策起業家。慶應SFC卒。05年〜訪問型病児保育を開始。08年Newsweek「世界を変える100人の社会起業家」に選出。10年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。後に小規模認可保育所として政策化。14年、障害児保育園ヘレンを開園。

マガジン

  • 子連れ宇宙人パテラさん

    フローレンス会長駒崎が監修するギャグマンガ「子連れ宇宙人 パテラさん」。 愛想を尽かした妻に出ていかれ、突然"ひとり親"になった宇宙人・パテラさんが頼った先は遠く離れた地球の、とある親子支援センター「あねもね」。 自身の”ぼっち育児”やセンターに寄せられる相談ごとを通じて、パテラさんが日本の親子課題に真正面から取り組みます。

最近の記事

第34話「解放感と孤独感」

 僕が原案を担当する、子育て支援が学べるギャグマンガ #子連れ宇宙人パテラさん 待望の最新話公開です!!  息子・トトラがお泊まり保育へ  晴れてワンオペ育児から解放されたパテラさんは、1人の時間を満喫しようと胸を躍らせるが…… これまでの全連載はこちらでお楽しみいただけます!

    • 【政策実現まであと一歩】男性育休が次のステップへ!男性育休公表義務化が拡大の見通し!

       男性の家事育児を社会的に推進する「厚労省イクメンプロジェクト」の駒崎です!  2022年から法改正が重ねられ、除々にバージョンアップしてきた「男性育休」がさらに次のステップへ進みます!  100人超の企業に、「男性育休の取得率の目標」の設定が義務付けられる方針が固められたそうです。これは嬉しいーっ! 【イクメンプロジェクトとは?】  2010年に立ち上がった厚生労働省の「イクメンプロジェクト」。僕は座長として参画しています。  イクメンプロジェクトでは、男性がもっ

      • 「付き添い入院」問題に新たな動き!効果のほどは…?

         フローレンスや当事者団体が提言してきた「付き添い入院」問題に、新たな動きがありました!!  保育士を2人以上配置した病院への加算を引き上げることで病院の保育スタッフ増員を促し、家族の負担軽減を図るそう。  これまで長い間見過ごされてきていた、過酷な付き添い入院に苦しむ家族たち。  そんな家族を支えるための一歩を踏み出してくれたことに、まずは感謝したいです。  厚生労働省、ありがとうっ!!  ただ、この改善で本当に「付き添い入院」問題が解決するか?というと… 残念なが

        • 【東京都議員・担当課向け勉強会】HPVワクチン男性接種公費化へ ~医師が解説!命を守る政策をあなたの街で~

          【東京都の予算化を受けて、勉強会を実施しました!】  東京都の令和6年度予算案へ、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン男性接種補助事業が入りました!  小学6年生から高校1年生相当までの男子が無料でHPVワクチンを打てるようになる、画期的な補助事業です!  これを受けフローレンスは、HPVワクチンや子宮頸がん予防の啓発を先駆的に進められてきた「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト(以下、「みんパピ!」)」代表理事の稲葉先生と一緒に、東京の区市町村議員、担当課向け

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          駒崎弘樹

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          政府が(たぶん初)男性育休PR動画リリース!フジ榎並アナ出演、思わず号泣!

           男性の家事育児を社会的に推進する「厚労省イクメンプロジェクト」の駒崎です!  この度、我らがプロジェクトメンバーで「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「学校へ行こう!」等を手掛けた天才プロデューサー、おちまさとさんが、男性育休PR動画を作成!リリースされました。  その中でフジテレビの人気アナウンサー、榎並大二郎アナが、男性育休を取った感想を語ってくれています。  サプライズプレゼントで涙を見せる一瞬も・・・!  見てたらこっちが泣けちゃいました!!  7分半のこ

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          社会問題を叫ぶほど、人を暗い気持ちにさせてしまうことに対して

          年明けに、IT起業家で作家でもある「けんすう」さんがXで書いていた文章を見て、とても考えさせられた。 「これって、俺たちのことじゃん」と。 僕らNPOは、日々、現場で悲惨なケースをたくさん見る。 タバコの火を押し付けられた跡が背中にある子ども。 命からがらDVから逃げてきた、シングルマザー。 娘が学校で先生から性被害を受けて絶望するお母さん。 こうした事例を世の中に知ってもらい、こうした人たちを支える支援を提供したい。救えるような制度をつくりたい。そのため寄付を募

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          第33話「病児保育の必要性」

          僕が原案を担当する、子育て支援が学べるギャグマンガ #子連れ宇宙人パテラさん 待望の最新話公開です!! 宇宙皇帝ホカッツからの誘いで雑誌に掲載されることに。 気合いを入れて挑むが、撮影当日に息子トトラが高熱! どうする、パテラさん!? これまでの全連載はこちらでお楽しみいただけます!

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          「フローレンスのふたご助っ人くじ」が、東京都女性活躍推進大賞 特別賞を受賞しました!

          「フローレンスのふたご助っ人くじ」  私達に寄せられた「しんどい思いをしている、双子、三つ子等多胎児に特化したサポートをつくって!」の声により立ち上げられたサービスです。  当初は2区から始まった事業ですが、今では16区300世帯以上の方々を支えています。  選んでくださった東京都の皆さん、ご利用くださっているたくさんの多胎児家庭のみなさん、ありがとうございましたっ!!

          「フローレンスのふたご助っ人くじ」が、東京都女性活躍推進大賞 特別賞を受賞しました!

          フローレンス、能登半島地震被災地のため看護師を派遣しました!

           国内3県で在宅医療をされている「オレンジグループ」さん。年始に輪島に入り、今も被災地で支援を続けられ、多くの被災者の方々を助けています。  ですが、オレンジグループの医師や看護師が被災地支援を続けるためには、彼らの通常業務の穴を、誰かが埋めないといけません。そうでないと、被災地支援を続けることができないのです。  そこで、オレンジグループの障害児・医療的ケア児の通所施設オレンジキッズケアラボに、フローレンスの看護師がサポートに入ることにしました!  僕らも人手不足

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          京都市長選候補の松井孝治さんとの思い出

          「君は日本の光になる」 20代後半で、まだ何者でもなかった僕は面食らった。 当時、国会議員だった松井孝治先生は支援者の講演会に僕を呼び、僕のプレゼンを聞いて心から喜んでくれた。 当時は訪問型病児保育という、風変わりでどうなるかもよく分からない事業を立ち上げたばかりで、不安がいっぱいだった。 既に公的病児保育施設を運営されている医療関係者の方々から、「儲け主義で保育に参入してきたベンチャー野郎」等、ディスられて病んでいた中、国会議員の偉い人から手放しで褒めてもらえて救わ

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          第32話「行政に声を届ける」

           僕が原案を担当する、子育て支援が学べるギャグマンガ #子連れ宇宙人パテラさん 待望の最新話公開です!!  2人目のこどもが生まれ育休を取ったら、通園する上の子は即時退園?! 困惑する育休中のパパのため、パテラさんが立ち上がる…! これまでの全連載はこちらでお楽しみいただけます!

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          愛・感謝・楽しむ: 2023-2024年の旅路

           まず、年末の #体験格差をなくそう ふるさと納税クラファンにご協力頂いたみなさん、ありがとうございました。終了3分前に達成というドラマでした。 https://youtube.com/shorts/Jo-2k6Ci-58?feature=share  みなさんから頂いたご寄付を、体験格差を解消するプラットフォームづくりに充て、全国のこどもたちに体験と想い出を提供していきたいと思います。  そして能登半島地震で被災された方に、心からお見舞い申し上げます。  年始からの

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          ふるさと納税クラファンで、100万円自腹切りました

           今、フローレンスではふるさと納税を集めて、 「海を見たことがない」 「サンタさんはうちには来てくれないんだ」 という「体験の貧困」に苦しむ子どもたちに、体験をプレゼントする仕組みをつくろうと思っています。  企業さんから体験を寄付してもらって、それを日本中の子どもたちに届けるシステムの構築のために、目標8000万円!としてふるさと納税クラファンを始めました。  ふるさと納税って12月末まで振り込んだものが、その年の税額控除になるから、だいたいみんな12月に寄付して

          ふるさと納税クラファンで、100万円自腹切りました

          【解説とお願い】「こども誰でも通園制度試行的事業」の中間取りまとめ公表。地方議員のみなさん、導入に向けて議会質問してください!(議会質問テンプレあります)

           就労の有無に関わらず保育園を利用できるようにする制度、「こども誰でも通園制度(仮称)」。僕らフローレンスが「みんなの保育園」という名称で政府に訴えかけてきた政策で、2023年度には全国でモデル事業がスタートしました!  今年9月から、本制度の本格実施に向けた試行的事業の在り方に関する検討会が開催されていて、僕も有識者の1人として参加し、提言を行ってきました。  そして、12月25日の検討会で「中間取りまとめ」が公表されました!  この「中間取りまとめ」自体は「試行的事

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          「サンタの来ない」子どもたちに、あなたの力を

          「私にはサンタさんは来てくれないの」  こどもの心の成長には、想い出をつくるような体験が欠かせません。  けれど、経済的に厳しい家庭では、こどものためにイベントを企画したり、こどもとお出かけしたり、という体験を与えてあげることが難しい。  一方で企業は「提供できる体験」を持っているので、工場見学、ホテル宿泊などの体験寄付を申し出てくれます。  この体験格差を解消していきたい、という思いを相談したら、なんと、たくさんの企業さんが支援を申し出てくれました。  実は企

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          息子の11歳の誕生日に、みなさまにお願い

           生まれたばかりの頃はポヨポヨだった息子も、明日で11歳になります。  最近は小学生男子あるあるで、真冬なのに半袖半ズボンで学校に行き、SwitchとYouTubeざんまいで、朝起こしに行っても「ジジイ、あっち行け!ママ連れてきて!」と叫ぶ、という日常を繰り返しています。  男の子の子育ては女の子に比べて体感値で1.5倍くらい大変なのですが、良いところもあります。  例えば、すぐに闘いごっこで乗っかって甘えてきたり。  意外に年下の子に優しく、「赤ちゃん、かわいい」と

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