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ヨーロッパに移住したい!気をつけたいことやおすすめの国

アフターコロナ後、生活の居住地を海外で過ごそうと考えている方は非常に増えています。

中でも、多くの歴史的な建造物や綺麗な街並み、また住民の幸福度が高いともいわれているヨーロッパは、魅力を感じている方も多く、海外移住先としてとても人気です。

「海外移住先としてヨーロッパに住んでみたい」「小さい頃からヨーロッパに住むのに憧れている」と、以前から計画されていた方もいるでしょう。

今回は、ヨーロッパ(イギリス)に住んでいる筆者の体験談を踏まえ、ヨーロッパに移住する際に気をつけたいことや、おすすめの国をご紹介します。

ヨーロッパ移住を検討するにあたり、本記事が少しでも参考になれば光栄です。

また、以下よりご紹介している内容は、全ての方に当てはまるわけではないことをご了承ください。

ヨーロッパに移住する際のメリット

ヨーロッパへ移住すると、様々なメリットを受けることができます。これらは、ヨーロッパ移住が人気の理由の一つでもあります。

一体、どのようなメリットがあるのでしょうか。

5つに絞って、ご紹介していきます。

手厚い社会保障が受けられる
福祉国家と言われているヨーロッパは、税金は比較的高額ですが、教育費・医療費が無料、福祉サービスが充実していることで有名です。

筆者が住むイギリスの場合も、国民医療サービス(NHS)は無料で受けられ、出産費用・検診費用も全て無料です。

海外では、国によって高額な医療費を請求されるなど、海外移住の懸念点の一つでもある医療費。

ヨーロッパに移住するのであれば、それらの懸念点を心配する必要はありません。

(ただし、日本から海外移住をする場合は、VISAを所得する際に、医療費の一部の支払いが求められますので注意が必要です。)

夏は涼しい地域が多い(一部の南ヨーロッパ地域を除く)
ヨーロッパは一部の地域を除き、夏でも涼しく過ごせる地域が多いことも、人気の一つです。

日本では、夏は気温が30度を超える日が多く、年々猛暑日が増えています。、一方で、イギリスを含めてヨーロッパでは、夏でも25度を超える日は少なく、ほとんどの一般家庭では、エアコンが設置されていません。

実際に「ヨーロッパの夏に慣れると、日本の夏を過ごせる自信がない。」という声もよく耳にします。

近年では、地球温暖化の影響により、ヨーロッパでも年々気温が上昇しており、時々「ヒートウェーブ」と呼ばれる、25度以上の暑い日が続くこともあります。

しかし、8月下旬や9月になると、ダウンジャケットを着ている肌寒い日もあり、日本より過ごしやすいと感じる日が、多いと言われています。ただし、一部の南ヨーロッパの地域では、40度近くまで気温が上がる地域も存在するので、移住の際はしっかりと把握しておきましょう。

家族との時間が増える
ヨーロッパの人々は、家族との時間をとても大切にします。日本では、仕事で残業が多かったり、長期休暇が取りずらかったりと、仕事をする上で、プライベートの時間が少ないと言われています。、

しかし、ヨーロッパでは、仕事での残業は基本的になく、アフター5は家族との時間を大切にします。

長期休暇もしっかりと取れるので、長めのホリデーに出かける家族も多いです。

さらに、男性も育休休暇を取ることが一般的に浸透しています。

それだけではなく、イギリスなどでは、コロナ禍以前よりも在宅勤務の働き方がすでに普及しており、柔軟な働き方が精通しています。

日本では浸透していない精度も、ヨーロッパでは当たり前であることは、嬉しいポイントであり、大きなメリットと言えます。

服装やメイクに気を使いすぎなくてOK
イギリスを含めたヨーロッパでは、観光地や高級レストランなどを除いて、ノーメイクでカジュアルファッションでも、何の問題もありません。

日本では、他人からの視線を気にしなくてはいけないという雰囲気が、まだまだ多く残っています。ししかし、ヨーロッパではそのような雰囲気こそが、ナンセンスです。

自分たちの好きなファッションや、スタイルを自由に楽しんでいます。

そして、ありのままの自分を周りも自分自身も認めています。

「恥ずかしい」など思わずに、色んな自分を楽しむことができますよ。

地震が少なく、安全
島国も存在するヨーロッパですが、圧倒的に地震が起きる頻度が少ないこともメリットの一つです。

理由としては、ヨーロッパのエリアが、プレートの境界から離れた、硬いプレートの上にある国が多いからです。

実際に、筆者も2年半ほどイギリスに住んでいますが、移住してから今まで一度も地震を経験したことがありません。

何十年もイギリスに住んでいる筆者の夫でさえも、小さな地震を1度だけ経験しただけだそうです。

そうとは言え、少なからず地震が発生する地域はあり、全く地震が起こらないというわけではありません。

地震の頻度が少ないことから、建物の耐震対策面が日本に比べて緩いなど懸念点もありますので、移住の際には地域の地震対策や、過去の災害についても把握しておきましょう。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。
参考:https://europa-japan.com/category10/entry69.html

ヨーロッパに移住する際におすすめの国:イギリス

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ここからは、ヨーロッパへ移住する際におすすめの国を紹介していきます。
まず最初にご紹介するイギリスは、様々な移住したい国ランキングでも上位に入り、日本人でも移住しやすい国としても知られています。
実際に日本からイギリスへ移住した筆者の経験も交え、イギリスの魅力についてご紹介します。

ヨーロッパ内でも英語圏であること
他のヨーロッパ諸国では、英語が通じない国も多くある中で、英語が通じることは大きな魅力です。
海外移住の際に、よく言語に関する不安を挙げる方がいらっしゃいます。
そのような方にとって、英語が通じるか通じないかは、海外移住をする上で住みやすさに大きく影響します。
理由としては、日本の日常に英語がとても多く登場することが挙げられます。
そして、私たちは義務教育の中でも英語を習います。
そのため、苦手だとしても英語圏の国であれば、比較的スムーズに言語に慣れることが可能です。
しかし、他の言語の場合はそれぞれの特徴を掴むまでに時間がかかり、事前に勉強が必要なことも。

ハプニングに見舞われた際にも、英語であればスムーズに解決することも多く、英語圏であることは、日本から移住する際の安心材料の一つとなります。

オンライン化が進んでいる
イギリスでは、コロナ禍以前からオンライン化が進んでいます。
日本では役所で行うような手続きや支払い関連なども、一部の手続きを除いては、ほとんどが全てオンラインで完結できることが多いです。

郵便物も、郵便局に行かなくても、オンラインでの申し込みで、自宅から郵便物を運んでくれるサービスがあります。
さらに、イギリスではキャッシュレスが進んでおり、多くの人々が買い物の時などに、カードやスマートフォンなどで支払いを行っております。
イギリスに住むと、何かと「便利!」と思うサービスが多いこともおすすめポイントの一つです。

移民が多くインターナショナルな国
イギリスは、東ヨーロッパやアジアなどからの移民が多い国としても有名です。、
近年では、都会だけではなく、田舎のエリアでも移民が増えています。
移民が多いというだけあって、多国籍の料理が楽しめるレストランが普及していたり、国民医療サービス(NHS)で、翻訳のサービスを無料で受けられたり、他の国から移住してきた人でも暮らしやすい国です。

高速道路が無料
日本の高速道路は有料ですが、イギリスの高速道路は一部のエリアを除き、ほとんどを無料で利用することが可能です。
通勤などでも高速道路を使っているイギリス人は多く、日本よりも、とても身近な道路です。

フレンドリーな国民性
全てのイギリス人に当てはまるわけではありませんが、イギリス人はジョークやユーモアが好きな方が多いのが特徴的です。
慣れていないと、最初はイギリス人のユーモアに気が付かないかもしれませんが、明るい雰囲気に励まされます。
さらに、移民でも関係なく話しかけてくれる人が、他のヨーロッパ諸国よりも多いように感じます。


初めてのヨーロッパで不安な方でも、安心です。ヨーロッパに移住する際におすすめの国:スペイン

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ヨーロッパでおすすめの移住先、2つ目はスペインです。日本では移住先として、まだポピュラーではありませんが、現在ヨーロッパ内でスペイン移住が流行っています。その理由について、3つにまとめてご紹介します。

食べ物が美味しい
食文化に対する不安は、海外移住への不安点として上位に挙げられます。
スペイン料理といえば、パエリアやアヒージョ、オムレツなどが有名です。
他のヨーロッパ諸国に比べ、日本人でにも馴染みのある料理が多いので、他のヨーロッパ諸国と比べると、食へのストレスもが比較的少ないでしょう。
地中海の海の幸を味わうことができる点も、魅力的です。

年間を通して温暖気候
ヨーロッパの気候の特色の一つとして、冬は極寒で日照時間が少ない地域も多くありますが、スペインの気候は、一部を除き冬も基本的に過ごしやすい気候です。
ヨーロッパ内で、温かさや過ごしやすさを求めて移住する人もいるとのこと。
中でもカナリア諸島は、冬でも20度前後の気温のため、移住だけでなく世界的観光地としても人気です。
夏は、気温が40度近くになってしまう日もありますが、日本と比べ、湿度がないため過ごしやすいと感じることも。
日照時間は、22時ごろまで明るい日もあるなど、ヨーロッパの中でも南国色が強い国です。

のんびりしている国民性スペインの人々は、生活リズムがゆったりとしている人が多く、自分のペースを大切にする国民性が特徴的です。日本では、人の目を気にして自分のペースがわからなくなってしまったりすることもありますよね。

そのような環境に疲れてしまった時や、改めて自分の人生を見つめ直したい時に、スペインの人々から学べることは多いのではないでしょうか。
国民性に癒され、移住を決めたという人も少なくないようです。

実体験も含む!ヨーロッパに移住する際に気をつけたいこと

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最後に、ヨーロッパでの生活で気をつけたいポイントを、日本やアジア諸国での生活と比較しながら5つご紹介します。

筆者が実際にイギリスに移住し、感じたこともまとめておりますので、併せて参考にしてみてください。

日本のサービスとの違い
迅速で丁寧な日本のサービスは、世界的にも優秀と言われています。
その感覚に慣れていると、ヨーロッパのサービスとの違いにがっかりすることも。
例えば、電車やバスが遅れるのは日常茶飯事であったり、家の修理で来るはずの業者が来なかったり、ということもあるようです。
また、日曜日はスーパーやコンビニ、その他のお店も夕方ごろまでには閉まり、日本のように24時間営業しているところは、ほとんどないので注意が必要です。

日照時間が短く、「冬季うつ」になりやすい
ヨーロッパでは一部の地域をのぞいて、冬の日照時間が短く、15時ぐらいから暗くなっていきます。
そのため、太陽に当たる時間が少なくなることから、ウィンターブルー(冬季うつ)になる人も多いようです。
ビタミンDを食事やサプリメントなどで補給することが大切です。

サマータイムとウィンタータイムが異なる
ヨーロッパでは、サマータイムとウィンタータイム制度を取り入れており、サマータイムは3月の最終日曜日に時計を1時間進め、10月の最終日曜日に1時間元に戻す必要があります。
その際に、日本との時差も変わるので注意が必要です。
※なお現在は、この制度を停止しようとする動きがあります。

住宅家賃や生活コストが、日本よりも高い
「ヨーロッパは物価が高い」というイメージは、既にお持ちかもしれません。
住んでいる場所にもよりますが、特に都会のエリアでは日本よりも家賃や外食費など、生活コストが高い傾向にあります。

よければ、当サイト内のイギリスの1ヶ月の生活費に関する記事も参考にしてみてください。
https://sekai-sumai.com/detailFeatures/240

日本からの飛行時間が長い
日本からヨーロッパ諸国への飛行時間は、直行便でも10時間を超えてくる国が多く、直行便がないエリアでは、さらに飛行時間が長くなる国もありま。
アジア諸国と比べて、日本で何かあった際、すぐに帰国することが難しいので、移住する際は日本との交通便に関して、頭に置いておきましょう。

実際に住んでみて感じたこと
筆者が、実際にイギリスに住んでみて感じたことは、日本と比べ、天気の移り変わりが激しいことです。1日の天気がまるで4シーズンあるかのように、晴れ・雨・曇りとコロコロと天候が、変わることは珍しくありません。
あとは、雨の日に傘をささないイギリス人を多く存在することも、驚きでした。

それだけではなく、食生活に関しても感じることがありました。
イギリスの伝統料理は、フィッシュ&チップス、サンデーローストなど、主食としてジャガイモがよく食べられています。

美味しくないわけではないですが、移住当初は主食に芋を食べると、疲れてくることも。
現在は、食に関してはアジアスーパーやオンラインで、お米などの日本食を購入できるので、上手く活用し、食へのストレスも削減できています。

行事に関することでも、驚いたことがありました。
イギリスでは、クリスマスがまるで日本のお正月のようなイメージで、個人の状況にもよりますが、一般的には家族や親戚などが集まって過ごします。(個人個人の状況にもよります)

筆者も、クリスマスは夫の家族の家で食事をすることが多いです。
また、クリスマス商品が9月下旬ごろから出回っていたり、11月頃には、クリスマスのイルミネーションを飾っている家を多く見かけたり、とにかくクリスマスを大切にしている人が多く、日本との違いにびっくりしました。

【まとめ】

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本記事を読むと、「ヨーロッパ暮らし」が少しでもイメージできたのではないでしょうか?

日本での生活との違いを感じた方もいるかもしれませんね。

実際にヨーロッパに住んでいると、日本に住んでいた時よりも時間の流れがゆっくりしているように感じます。

「本当に大切なものは何か」を見失わずに暮らせていることは、筆者が感じるヨーロッパ移住の魅力の1つです。

本記事が、ヨーロッパへ移住を考えている方の参考になれば嬉しいです。

また、移住者先輩インタビューのコラム記事では、先輩移住者たちが、実際に海外移住や留学をした体験を語ってくれています。

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