国際結婚で海外移住!移住する際に知っておきたいこと
「海外出身のパートナーと、国際結婚予定である」
「国際結婚してパートナーの母国に住む予定である」という方はいませんか?
相手の国に移住予定の方は、たとえパートナーが一緒でも、日本を離れて海外で生活する中で、不安や戸惑いを感じる場合があるかもしれませんね。
今回は、国際結婚してイギリスの田舎町に移住した筆者の経験も踏まえながら、「国際結婚で海外移住する場合に知っておきたいポイント」を5つに分けてご紹介します。
以下よりご紹介する内容は、全ての国際結婚カップルに当てはまるわけではなく、あくまでも筆者と夫の例になります。
必要なビザを取得しよう
海外へ移住する際は、いかなる場合でもビザが必要となります。
「国際結婚したら、すぐに相手の国に住める」と思っている方も、多いかもしれませんが、残念ながらそうではありません。
移住先の政府のサイトを確認すると、現地に住むために必要なビザの種類と、ビザ申請の流れが分かるので、ぜひ確認してみてください。
また、ビザは必ずしもすぐに発行されるとは限りませんので、余裕を持って行動しましょう。
筆者の体験談
イギリスに住むためには、取得が難関といわれている「家族ビザ」が必要でした。
法律的に、結婚をしていてもビザの申請では、偽装結婚を疑われるケースがあることを知り、驚いたことを覚えています。
夫婦の関係性を示すために、夫婦2人で撮った写真やL過去のLINEなどのやり取り、パートナーからもらった手紙などのコピーも必要書類として提出しました。
未知なる手続きで、当時は申請が通るのか不安でしたが、夫とともに二人三脚で何とかクリアして、イギリスへ移住できました。
また、ビザの申請には多額のお金がかかるので、貯金も忘れずに行うのもポイント。
慣れないビザ申請は、ストレスを感じることが多いですが、パートナーと共に乗り越えると、2人の絆が深まりますよ。
パートナーと協力し合って、移住前のハードルをクリアしてくださいね。
移住先の言語を取得しよう
海外で生活する上で、現地の言語を話せるに越したことはありません。
しかし、「移住前に言語を完璧にしておかないと!」と思わなくても大丈夫。
実際に移住し、生活をする中で現地の方との会話や、パートナーから教えてもらえたり、自然と学べる機会も多いからです。
筆者の体験談
日本に住んでいた時には知らなかった英単語やフレーズを、イギリスで自然と覚え、日常的に使えるようになったものもありました。
とはいえ、ずっと相手の国の言語を話していると、正直疲れてくることもあります。
もし可能であれば、パートナーにも日本語を少しでも習得してもらえると、会話のストレスが減りますよ。
筆者の場合は、夫が日本語を話せるため、日本語を使って会話をすることもあります。
言語は、パートナーとコミュニケーションを取る上で大切なので、心地良くコミュニケーションが取れるように、2人で工夫してみてくださいね。
パートナーとのコミュニケーションが鍵
結婚相手として選んだパートナーでも、時には意見や考え方が合わずに、「どうしてもパートナーの意見や考え方が理解できない」と思うこともあります。
特に、国際結婚の場合、パートナーが育った環境や文化が全く違うことで生じてしまう問題も、少なからずあるかもしれません。
しかし、日本人同士でも起こり得る問題です。
自分と全く同じ考え方を持っている人に巡り会うことは、難しいことですし、一緒に住んでいると、いくら気が合う二人でも問題は発生します。
筆者の体験談
夫との間で、意見や考え方が合わないと感じることはよくあります。
その度に揉めてしまうこともありましたが、今では、「違っていて当たり前」「無理に受け入れなくていい」と思うようにしています。
それよりも、「パートナーがどう思っているか」「何を考えているのか」などを知ろうとすることが、大切だと感じています。
つまり、お互いの考えや思いを知るためには、「コミュニケーションを大切にすること」が最重要ということです。
筆者の場合、お互いに伝わってると思ったら伝わっていなかったなど、コミュニケーション不足が原因で、夫婦喧嘩に発展することが今でもあります。良い関係を保つためにも、お互いに察し合おうとするのではなく、パートナーの話に耳を傾けたり、自分も考えや想いを細かく話したりするのは気をつけています。
特に国際結婚では、文化や価値観のズレは多少なりとも生じてしまうため、コミュニケーションを取ることは、お互いの育った環境や背景も理解にも繋がり、ズレを解消するきっかけともなります。
とはいえ、国際結婚に限らずに、夫婦間でしっかりコミュニケーションを取ることは、夫婦円満の秘訣かもしれません。
参考にしてみてください。
自分の家族とパートナーの家族を比べない
国際結婚を考えているカップルたちから、「移住後、パートナーの家族とうまく付き合えるか不安」声もよく耳にします。
実際に、筆者も移住当初、夫の家族とうまくやっていけるか、不安を感じていました。
そして、想像通り移住当初は、自分の家族と夫の家族を無意識に比べてしまい、疲れたこともありました。
今でも悩むことはありますが、少しずつ夫の家族のことを、「そういう考え方の人もいる」「自分の家族とは別」と考えられるようになってきました。
また、理解してもらえなくてもいいから、自分の思いや意見を、夫の家族に思い切って伝えてみる姿勢も大切だと思っています。
そうすることで、少しずつお互いに心を開くことができたり、自分の気持ちを見失いそうになる時の、対策にもなります。
筆者流!パートナーの家族と付き合うポイント
パートナーの家族と付き合う上でのポイントを、下記にまとめてみました。
・「自分の家族と比べない」
・「期待しすぎない」
・「自分の思いを伝えるために、コミュニケーションを取ろうと努める」
・「程よい距離感を見つける」
これらを意識して、ストレスフリーで楽しい家族付き合いを行ってくださいね。
パートナーの家族が頼れる存在になると、海外生活を送る上で心強くなりますよ。
それぞれ1人の時間も大切にする
家族や友達、知り合いのいない国に移住するとなると、「頼れる相手はパートナーだけ」という状況になる方が多いかもしれませんね。
筆者の場合も、今振り返れば、夫にイギリス生活でのことを頼りきっていたように思います。
もちろん海外で暮らす上で、パートナーに頼ることは大切です。
実際に、いつでも夫に頼れる環境はありがたいと思っています。
ですが、『夫がいないと自分はこの地で何もできないのでは』と自信を失くしてしまい、涙が止まらなかった日がありました。
筆者流!海外移住で落ち込んでしまった時の対処法
筆者の場合、自信を失くし落ち込んでしまった際に、以下のような行動を取ってみました。
・1人でスーパーに買い物に行ってみる
・1人でふらっとドライブしてみる
・現地に住んでいる日本人とオンラインなどで話す
・趣味や仕事を始めてみる
たとえ、小さなことでもトライしてみると、少しずつイギリスでの暮らしが楽しくなってきたように思います。
「完璧にはいかなくても、何か自分でも成し遂げた」という経験は、海外生活をする上で、自分自身にも自信がつき、自己成長もできます。
今では筆者自身も、「失敗を恐れずに、海外暮らしを楽しもう」と意識して過ごすようにしています。
自信を失くして落ち込んでしまったり、原因が分からずネガティブになってしまった際は、パートナーから離れて、それぞれ1人時間を充実させてみる方法も一つの解決策です。
海外生活の経験を積めるだけでなく、パートナーとさらに心地良い関係性にも繋がります。
まとめ
以上、国際結婚で海外移住するときに知っておきたいことをご紹介しました。
国際結婚生活だけでなく、海外暮らしは想定外のハプニングなどが起きやすく、その度にパートナーとともに乗り越える過程を通じて、絆が強くなりますよ。
今回の内容をぜひ参考にしていただきながら、大切なパートナーと共に、エキサイティングな海外ライフを満喫してくださいね。
「セカイの住まい」では、移住相談や住居相談なども行っているので、海外移住を検討している方はお気軽にご活用ください。
あなたの海外移住に関する悩みや不安も解決するかもしれません。
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