石田聖也 Seiya Ishida

そめごころ 代表/劇作家/演出家

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大人への不信頼との付き合い方を考える夜

近頃、どうも大人への信頼感の無さに歯止めが効かないようである。 当然私もその不信頼の対象であるわけだが。子供の頃は30歳というともっと大人なんだと思っていたなんていう話はありふれているが、実際そういう感覚は自分の中にも存在している。 スマホを開けば、ガラクタのような言葉が無限に連なる。存在しているのかしていないのかわからない人間ばかりである。思うに、現代の言葉には文脈を感じられないし、リアリティがない。実際の人間を目の前にしたら到底吐くことのない言葉ばかりを平気で書きつけ、

    • 【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.9 】

      【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.9 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニ

      • 【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.8 】

        【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.8 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニット

        • 【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.7 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.7 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、今回ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニ

        大人への不信頼との付き合い方を考える夜

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        記事

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.6 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.6 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、今回ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニ

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.6 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.5 

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.5 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、今回ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニ

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.5 

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.4 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.4 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、今回ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニ

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.4 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.3 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.3 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、今回ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニ

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.3 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.2 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.2 】 東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、今回ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニ

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.2 】

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.1 】

          東アジア国際舞台芸術交流プログラム East Asia Theater Interacion 2022 in Fukuoka >>https://eastasia-ti.org/2022 ********************************************** Future Creation Program(FCP)[ オセロー/ W シェイクスピア]では、今回ドラマトゥルクとして、福岡の演劇ユニットそめごころの石田聖也さん、台湾の文学研究者のShin C

          【「オセロー」ドラマトゥルクによる往復書簡  No.1 】

          0 の地点 4.3(5分トーク)

          魂の女優ごっこ展 -永遠の役を生きる、わたしたち 構成・演出:石田聖也(演劇ユニットそめごころ) 出演:峰尾かおり、宗 真樹子(劇団きらら) 4月22日15時/19時半 4月23日14時/18時半 会場:SRギャラリー(旧Konya-gallery) 予約はこちら→https://t.co/C9mSYK0290

          0 の地点 4.3(5分トーク)

          0 の地点 4.3(5分トーク)

          0の地点 3.28

          0の地点 ♯0『魂の女優ごっこ展』 -永遠の役を生きる、わたしたち- 構成・演出:石田聖也(演劇ユニットそめごころ) 出演:峰尾かおり、宗 真樹子(劇団きらら) 4月22日15時/19時半 4月23日14時/18時半 会場:SRギャラリー(旧Konya-gallery) https://forms.gle/AT8XKWf7zjZWEpuh9

          0の地点 ♯0 「魂の女優ごっこ展」

          峰尾かおりさん、宗真樹子(劇団きらら)さんの新たなユニット〈0の地点〉に構成•演出で関わらせていただくこととなりました。 舞台女優という個人にフォーカスして創作を進めております。個人の歴史を知り、女優の魂に触れるような作品になればと思ってますが、今回は演劇を考える上で欠かせない身体性(俳優や観客)について考える良い機会にもなるかもしれません。お二人にインタビューしたり、対話を繰り返していくなかで、人生そのものが作品であり、身体や心と向き合っていく目には見えないたくさんの時間を

          0の地点 ♯0 「魂の女優ごっこ展」

          飲み込まれる意識

          ここ数年?十年くらい?睡眠と時間と体力と意識の戦いが続いている。 人生が無限ではなく、有限なものであることを理解したから。 家にはベッドがない。 すなわち、寝る時は「よし、これから寝る」と覚悟して、 或いは、「今日を終わらせる」ことに意識的になることで、 布団を敷くのである。 ところが、僕にはそれが至難の技なのだ。 並大抵のことではない。 僕はまだ寝る訳にはいかないのだ。と毎晩思う。 しかし、睡眠をとることが嫌いかというと、そうでもない。 不眠症になったこともない。

          飲み込まれる意識

          年末年始、時の流れの中でぼんやりごちゃごちゃ思考する

          年末年始は二年ぶりに故郷へ帰ることができた。 去年はコロナで母の仕事のこともあり断念。これまで年末年始をあの家、あの町で過ごさなかったことがなかったので区切りなく二年がざっと流れた感じでしんどかったので帰れてよかった。 いつまでも同じというわけにはいかない。 地元と福岡を往復するたびに切ない。 家が小さく感じる。 風景と記憶が一致しない。 自分が余所者に感じる。 でも、あの町が正真正銘、自分の故郷なんだと思う。 やっぱり実家へ「帰る」のだ。 弟(犬)にも会えた。 高校生

          年末年始、時の流れの中でぼんやりごちゃごちゃ思考する

          市民参加型演劇「早良探訪記」 まとめ

          創作・発表を終えて9月末~11月頭にかけて創作していた、市民参加型演劇「早良探訪記」が無事終了。 早良南地域交流センター〈ともてらす早良〉の開館と同時に発表する市民参加型の演劇作品ということで。短い期間ではありましたが、市民の方と出会い、語り合い、リサーチを重ね、改めて演劇の面白さや特殊性を確認するような創作・発表となりました。 作品の内容としては、 開館記念のイベントで賑わう館内で、50年後の開館50周年記念バスツアー(仮想)に乗って早良南を旅して回る。というシンプル

          市民参加型演劇「早良探訪記」 まとめ