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巨大IT企業のマネージャー職を1ヶ月半で辞めた理由 

こんにちは、ピネアルの徳原です。
あまり多くの人には話していませんが、実は過去に転職先を1ヶ月半で辞めてしまったことがあります。
転職が当たり前の時代。今回は、私の失敗談として当時のことを少しお話したいと思います。

初めての転職

新卒で入社した日本たばこ産業株式会社(以下JT)の後、とある巨大IT企業へと転職しました。その当時は、転職するにあたって軸のようなものはあまりありませんでした。

ただ、デジタルやマーケティングを極めたかったのと、現場で実務もちゃんと経験できるような環境に身を置きたいという想いはありました。JT時代は、今で言うDXに関わるプロジェクトにかなりの権限を持って推進するという最高の経験をさせてもらいましたが、自分の実力に対する自信も無かったので。

相談した転職エージェントからいくつか紹介してもらい、そんな想いが実現できそうな転職先への入社を決めました。

その当時28歳。マネジャー職での採用でした。

転職先での日々

転職した会社はおしゃれな場所にオフィスがあり、ビルも近代的。働いている人たちも私服で、これが日本を代表する企業か!とドキドキしながら初日を迎えたのをよく覚えています。働き方も前職の一体感が強かったJT時代に比べ、みんながそれぞれのプライドを持ちながら働いていて、当時の私にはそれがカルチャーショックでした。

そんな刺激のある環境で早速仕事を任せていただきましたが、自分が勝手に想い描く姿とのギャップを埋めることができず(埋めようとすらしなかったというのが本当でしょうか)、退職を決めました。

その期間はわずか1ヶ月半。
早く辞めた方が会社にも迷惑にならないだろうという浅い考えのまま行動し、転職先の会社はもちろん、紹介してくれたエージェントの方の信頼も裏切る形になり、本当に申し訳ないことをしました…。当然ですが、当時の上司にはむちゃくちゃ怒られました。

不安や焦りがあった転職活動 辞めるに至った要因は?

なぜこれほどまで短期間で辞めてしまったのか。なぜ踏みとどまろうとしなかったのか。
振り返ってみると、全て独りよがりになってしまっていたと思います。

誰にも相談せずに決めてしまった転職。
転職に対する想いが軽かったというのもありますが、初めての転職は、自分の市場価値を知られるのがとても気恥ずかしく、相談という発想すらなかった気がします。また、周りで活躍する学生時代の友人とも比較してしまい、当時はかなり不安や焦りもありました。
その結果、自身のキャリアについて真剣に考えずに勢いで突っ走り、とても素晴らしい会社への転職の機会を得られたにも関わらず、想いが軽いから踏みとどまることができなかった。それで周囲に迷惑をかけるのだから、世間知らずのクソガキだったと思いますし、本当に恥ずかしいですね。

相手の人生としっかりと向き合いたい

当時を振り返ると、転職時にもっと周囲に相談し、第三者の意見や助けを得ながら自分と向き合っていたら、この結果は違っていたのではないかという思いがあります。

とてもありがたいことに、初めての転職以降は、誰かにもやもやとした想いを相談することで、新たな視点や気づきをもらい、次のステップに進むことができています。

もっと今のように周囲の人を信頼できていたら?
相談してみる勇気を持てていたら?

転職は、孤独を感じやすい要素が多分に含まれています。
私はこの苦い思い出があるからこそ、自社の採用活動では、人生の分岐点に立つ方々と真摯に向き合いたいと思っています。

どんな人でも転職には悩むし、しっかり腹落ちできていない人がたくさんいると思います。転職活動に多くの時間を割くことができない中であれば、なおさら終わらせようという焦りや不安の中での判断を下してしまいます。しかし、本来はどのようなキャリアを今後築きたいのか?など長期的な視野を持つことがとても大切です。

私は面接という形で、応募者の方の人生の貴重な時間をいただきます。
その時間を無駄にしてはいけない。面接ではありますが、私は個々のキャリアパスやライフプランを冷静に見つめられる機会となってほしいと思っています。

ピネアルで働くことがその人にとってどんな価値となれるのか、はたまたピネアルではなく別の道の方がその人の人生には良いかもしれない…等、門戸をたたいてくれた方の人生が少しでもポジティブな方向になるように仲間として向き合っていきたい。

ピネアルとの出会いが少しでもその人のハッピーに。そのハッピーがさらに伝播して社会のハッピーになったら最高です。

余談ですが、青山一丁目駅近くにオフィスを移転しましたので、お近くに来られた際はぜひお立ち寄りください。こんな私ですが、転職相談でも何でもご相談くださいw

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