価値とは、組織体の行動=《補強されたベクトル》に対する、順逆の値である。

・基礎文献

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2.

3.


・本文

[行動]とは、《補強されたベクトル》が存在すること、つまりは、組織体として動作することであり、又その状態を指す。

これは、より微視的なベクトルとしての[運動]を、その要素として、構成されるものである。


ベクトルは、そこに累積されたエネルギー量にしたがって、その順行に対する抵抗としての逆行を、可能な限りで撥ね除ける。

そういった勢力争いのなかでの、相対的な優勢・劣勢が要素となり、時間現象を形成する。

ベクトルが補強される=組織化されて行動する、という過程とはつまり、時間現象を傾向付ける勢力としてのベクトルAの順行が、加減速内容の調整によって補われる過程である。

例えば、子孫繁栄(自己複製)という行動内容(ベクトルA)が、人体の多様な機能で補強される、人生の過程などがそれにあたる。(より巨視的なものも、微視的なものも、方向性を持つ位置変化を要素とする存在は、すべて同様にベクトルである。)

組織体として行動する、ということは、ベクトルAと、それを補強するもの(機能)が、例えば子孫繁栄などの順行のために、働く(力を働かせる=時間現象を形成する)ということである。

価値の高低(順逆)とは、このような《補強されたベクトル》を基準としたものであり、その量の実在化は、これをより順行させる存在を、よりポジティブ・ナンバー(正の値)へ、より逆行させる存在を、よりネガティブ・ナンバー(負の値)へ位置させるというかたちで、成されるものである。


以上。

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