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撥水オーガニックコットンニット

こんにちは。株式会社フリップザミントのMAKO(マコ)です。またまた大変ご無沙汰しておりました。今回この化石化しているnoteを書こうと思ったのは新しいギア(製品)をクラウドファウンディングにて先行販売開始したからです!

今回クラウドファウンディングで紹介するギア(製品)は、『オーガニックコットン100%の撥水ニット』です。街での着用はもちろん、サーフィン、キャンプなどアウトドアでも着用いただけます!

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水を弾く

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まず、このニットの一番の特徴は撥水加工です。水を弾きます!

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急に雨が降ってきても安心なので、街中での着用はもちろんですが、キャンプなどのアウトドアでもストレスなく着続けることができます。

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またこのはっ水加工、一般的なフッ素化合物による撥水コーティングではなく、天然由来のコーティングで環境負荷の低いといわれる加工です。フッ素化合物による加工に比べ、若干程度は劣るものの充分なはっ水効果を持っています。

汚れも弾く

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弾くのは水だけではありません。ちょっとした汚れにも強いので、ジュース(上段)やコーヒー(下段)をこぼしてもすぐ拭けばシミになりません。

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※同様の加工を施した糸で編んだ別の編み生地で検証しております。
【注意】ジュースやコーヒーをこぼしてしまったらすぐに拭き取って下さい。すぐ拭き取らないとシミになってしまいます!

早く乾く

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一般的なニットセーターは家で洗濯ができないものも多いです。もし洗濯可能だったとしても、化学繊維のニットセーター以外は乾くまでに時間がかかってしまうものばかりです。

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しかしこのニットは、撥水加工のおかげで洗ってもすぐ乾きます。中々洗濯物が乾かない冬の時期でも安心です!もちろん、洗濯しても撥水効果はしっかり持続します。

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旅行や出張の際、荷物をできるだけ少なくしたいミニマリストの方にもオススメ。汚れにくく、もし汚れても洗ってすぐに乾く旅の良きお供になること間違いなしです!

天然素材の肌触り

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このニットの素材である糸はウズベキスタンの東部、シルクロードのオアシスであったフェルガナ盆地で栽培されているGOTS認定のオーガニックコットンを使用しております。

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高地の綺麗な水と乾燥した気候が高品質な綿を生み出すと言われており、白度が非常に高く発色性に優れており、光沢感としなやかな風合いがあります。

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これだけ撥水効果があると、加工で着心地が悪くなりそう...って考えてしまう方もいるかもしれませんが、そんなことは決してありません!見た目も着心地も肌触りも天然素材の雰囲気そのままです!素肌で着ても気持ち良いニットです。※上記の画像は同様の加工を施した糸で編んだ別の編み生地です。

コットン100%なのでウールやカシミヤに比べると保温性は劣ります。しかし、その分サラッと着ることができるので冬だけではなく春や秋でも気持ち良く着用可能です。

また、ウールなどの動物繊維ではチクチクするというような敏感肌の方にはピッタリの素材です。

空気を含む編み生地

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今回の編み地は「ガーター編み」という編み方を採用しました。一般的によく見る編み方として「天竺編み」という編み方がありますが、天竺編みに比べガーター編みの方が糸と糸の間に空気を含みやすく、暖かいと言われています。そのおかげで素材が綿でも暖かさを発揮します!

編み方

しかし、ガーター編みのデメリットとして、編みたい長さを編む際に天竺編みよりも長さがでないので、より多くの糸を使用します。そのため編み上げる時間も余計にかかってしまい、製造コストがかかってしまいます。

原料と手間暇をかけてつくりだされるのが「ガーター編み」なのです。

立体的なシルエット

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今回のニットは、ホールガーメント横編み機という糸から直接製品を作り出す機械を使用し、継ぎ目や縫製のない立体的なシルエットになっているため、素肌で着ても縫い目による肌のチクチクを感じにくいです。また、着用時にストレスを感じないよう肘や肩周り部分は編み方を変え、動かしやすい仕様にしております。※ホールガーメントは、(株)島製機製作所の登録商標です。

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立体

※上記の写真はサンプル製作時、別の糸で編んだ製品です。

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今回、このオーガニックコットン100%の撥水糸を開発したのは、65年を超えた老舗糸屋さんの「丸安毛糸株式会社」さんです。ホームページはコチラ

昭和32年に、今では当たり前となっている見本帳BOOK(糸や生地の雰囲気を確かめることができるサンプルをまとめた本)を作ったり、アパレルブランド、小売店などと共同で新しい素材の開発に取り組んだりと、ただ糸を売るだけではなく、その先のお客さまや未来に向けてモノづくりに取り組まれている印象を受けました。

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写真は今回お話を伺った丸安毛糸の松井さんです。

この撥水糸は、丸安毛糸の担当の方とデザイナーさんとの何気ないゴルフ談義中に、雨の日に動きづらいカッパを着てゴルフをしたくないという会話から生まれたそうです。

実際に現場の声からのモノづくりをすることで製品になった時の完成度が高くなるように思います。是非ゴルフ好きの方にも着用いただきたいです!

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サイズチャート

採寸

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今回S、M、L、XLの4種類をご用意しております。サイズチャートはサンプル時の採寸になりますので多少前後する可能性がございます。

カラーについて

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今回はブラック(左)とライトグレー(右)の2色をご用意しました。

※ブラックに白い斑点が見えますが、光の反射によるもので実際はオールブラックです。写真はニットで使用する糸を撮影しています。ディスプレイによって色の雰囲気が違って見える可能性があります。

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私たちは原料にフォーカスしたモノづくりを行なっており、今回もオーガニックコットン100%の撥水糸という、珍しい素材からニットをつくらせていただきました。

それはその珍しい素材のニットを通して「服ができる背景」に興味を持つキッカケをつくりたいからです。

つくる場所とつかう場所の距離を近付けたい

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フリップザミントの代表である私は、実家が無農薬でお米を育てている農家で、一次産業といわれる原料をつくる現場の近くで育ちました。そのような環境で育ったおかげで、食べ物の知識や大切さ、そして本当の美味しさなどが自然と身に付き考えるようになったと思っています。

「服つくってるのになんで食べ物の話?笑」って思った皆さん、もう少々お付き合い下さい。笑

食べ物に関していえば、私のような環境で育たなくても農業体験や街中でのマルシェなど生産現場と触れ合うキッカケが増えてきていますが、服をはじめ、世の中に溢れる「モノ」がどんな原料で、どんな人たちが、どんな風に作っているかを知っていることの方が少ないと思います。

しかし、その普段の生活では見えない「モノ」の背景を知ると、私が食べ物に対してそうなったように、服や自分の周りにある「モノ」に対する愛着や感謝が大きくなり、『愛のある世界』になっていくと信じています。

源流まで辿るための自社農園

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服の原料は、正確に言えば糸ではありません。今回の製品でいえば原料は糸をつくるコットン(綿)です。私たちの取組を100%実現するのであれば、そのコットンをつくるウズベキスタンの農園まで訪問するべきです。しかし、現在の私たちではそこまで実現できていないのが現状です。

しかし、少しでも源流を知るために自社で畑を借り、コットンを栽培しています。種植え、植え替え、草刈り、全て私たちの手で育てています。

自分たちでできる範囲の小規模な畑ですが、服をつくる我々が自分たちで原料をつくる現場を経験することは、とても貴重で大切なことだと思っています。

このように「モノ」のつくられる現場が近くにあり、見に行ける環境をつくっていくことは私たちの目指す世界には必要だと思っていますので、ご興味ある方は是非ご連絡下さい!(今年はもう収穫が終わってしまいそうですが…笑)

テレビで商品紹介しました!

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RKB毎日放送のクラウドファンディングを活用した若手起業家支援番組『クラファンピッチバトル99』にて今回ご紹介する「オーガニックコットン100%撥水糸」長袖ニットをご紹介する機会をいただきました!

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今回のプロジェクトを通して、少しでも多くの人が世の中にある「モノ」の背景に興味を持っていただけたら、今回のプロジェクトは成功だと思っています!

まとまりのない長い文章にも関わらず、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは最後はボブマーリーの歌詞で締めたいと思います。笑
One love. One heart. Let's get together and feel alright.


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