「自分の好き」を知るために必要なこと
「自分の好きを大切にしよう」
「嫌いなこと、やりたくないことはやめよう」
「自分の得意を仕事にしよう」
そんなふうに現代では言われることが多いですよね。
皆さんは、自分自身の「好き、得意」を自分でわかりますか?
意外と周囲に合わせたり、流行に流されているうちに「自分が一体何が好きなんだろう?」と悩む人も現代ではかなり多いと思います。
私ごとなんですが、昨日、友人であり尊敬している陶芸家の廣政毅さんと来月の剱岳登山に向けてお互いの家族みんなで登山用品をショッピングをしてきました。
廣政さんは陶芸家でありつつもなんにでも興味が尽きない好奇心の塊のような方で、自家製ビール(法の範囲で)、コーヒー作り、農業、古着、アウトドア、音楽、登山、食事、料理などなど…ぼくが知らないものも多分いっぱいあります。
しかも、アウトドア用品などは、自分で鉄を切って溶接して作ってしまうほど。ほぼ、素人の域を超えてます。
廣政さんと一緒に過ごす時間が少しずつ長くなってきて「大切だな」と感じたのが今日お話しする「自分の好きを知るために必要なこと」です。
結論は、シンプルですが「なんでもやってみること」
先入観なく、「なんとなく…」一度やってみる。そんなくらいでいいのでやってみないと、好きか嫌いかもわからない。まずはやってみることが入り口だと思います。
以下、深堀りしていきます。
本記事は「整体師のカラダとココロの話」のラジオ収録台本にもなっています。本記事は箇条書きで要点をまとめた記事ですので、本編はラジオ収録で解説しています。内容をしっかりご理解するために下記のラジオ収録もご視聴ください。
好き、嫌いは「記憶」の範囲
・好き、嫌いは自分の記憶の範囲しか言えない
(例)
「ピーマンが嫌い」はピーマンを食べたことがある人にしか言えない
エジプトのハマムマッハシは嫌い…?食べたことないからわからない
・記憶は、自分の経験したことを中心に刻まれる
・生まれたての赤ちゃんに好き嫌いは存在していない(自分の知っているものの中からしか判別できない)
・好きな仕事がわからない、自分に何があっているかわからない、こういう方はおそらく色々な面で経験や体験が不足しているだけ(もっと深く経験するべきかもしれないし、違うことも経験してみるべきかもしれない)
いろいろな経験を阻害するもの
・僕自身も少し興味が出たものはやってみたり、調べたりすることが割と好きな方だと思う
・でも、多くの方が経験や体験することをしない。その理由は恐らく「そもそも、いやな体験をしたくない」ということだと思う。それを恐れて何にも触れることができなくなる
(例)
やってみて、失敗したらどうしよう…
買ってみて、無駄になったらお金がもったいない…
チャレンジして、笑われたらどうしよう…
・初めて体験すること→まず失敗に終わる。
失敗や挫折、辛い経験などをしたくないから、そもそも何も体験しようともしない
・もしくは、やるからにはすぐに成果として出てほしいなどもあるかも。
すぐに成果が出るものもあれば、種を撒いて育つまで時間がかかるものもある
・失敗は避けるものではなく、進んで経験するべきこと
失敗しないと自分が何ができていて、何ができないのかもわからないし、嫌いがなければ、好きになることもできない
やってみないと何もわからない
・自分の仕事→やってみて、面白さがあったから続けていることだと思う
・質問
Q、今、好きな食べ物をどうして「好き」と言えるようになりましたか?
Q、今、好きな仕事や趣味があったとして、それはなぜわかりましたか?
Q、学生時代、割と好きな教科と嫌いな教科があった人は、なぜそれがわかりましたか?
Q、小学生になって勉強する前から好きな教科、嫌いな教科はわかっていましたか?
・この問いの答えは、全て前提に「やってみた」があるはず
・逆にやってみてもいないことに、好きも嫌いもないはず。
→今、知らないこと、わからないことの中に、ぼくたちが実はめちゃくちゃに好きになることが含まれている。
・結論は、「なんでも触れてみる、聴いてみる、やってみる」これが何より重要
まとめ
・好き、嫌いは、体験の記憶からしか生まれない
・自分の好き、嫌いを知るには、体験をすることがまず大前提で重要
嫌いを知ることが、好きを知ることにつながる
・そのために、やっぱりまず「なんでも触れてみる、聴いてみる、やってみる」これが一番大切
・好きなことを大切にしたい、自分の好きを見つけて仕事にしたい、自分が何が得意かわからない、そういう人にこそ「なんでもやってみる」ことが遠回りに見えて一番近道
・自分のまだみぬ好きとの遭遇に期待しかない
記事執筆者紹介
整体庵大空 下大前陽介(シモオオマエ ヨウスケ)
<プロフィール:整体師歴19年>
スポーツトレーナー、トレーニングコーチ、プロ野球選手のサポート歴
スポーツ整形外科、産婦人科での施術を経て、整骨院開業。
現在は保険診療を廃止し自費診療で整体院を夫婦で営んでいます。
ファスティング歴10年以上、-25kgのダイエット経験者
定期的にファスティング講座をオンラインで開催しています。
妻(美容鍼灸師)、子供2人、猫1匹の5人家族です。
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