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結婚なんて所詮不動産登記みたいなもん

こんなことを言うと、そんなことない!もっと幸せなものだ!とか言われるかもしれない。

そりゃそうだと思うけど、婚姻という仕組みはまじで不動産登記そのものだと思う。

物件を購入すると、法務局に「これはわたしの物件ですよー」と届け出る。
そうすると、登記簿謄本という公的な帳簿に「これは〇〇さんのものです」と刻まれる。
誰が所有しているものなのかをハッキリさせる制度が不動産登記である。

結婚も同じ。
婚姻しますよーって法務局に届け出ると、戸籍謄本という公的な帳簿に「これは〇〇さんのものです」って刻まれる。
今までは△△さんだったのに、〇〇さんになったりする。
誰が所有してるものなのかをハッキリさせる制度が婚姻届なのである。

結婚ってなんなんだろう。
わたしがすっごく結婚したかった数年前はまさに登記的な意味合いで結婚したかった。
「持ち物に名前を書く」感覚。
彼氏をわたしのものとして法的に縛ってほしかった。

いまも同じ彼氏と付き合ってるけど結婚したくてたまらないなんてことはない。
今は別にしなくてもいいや。
嫌いになったとかじゃなくて、法的に縛られることによって得られる安心が要らなくなったんだと思う。
法的に縛られることによる不利益もあるし。自由に生きれないし。

世界がひっくり返っても有り得ないけど、21歳大学生のかわいい推しに結婚してって言われたらする。
法的にわたしのものになってくれるなんて最高すぎる。
戸籍にわたしの名前を刻みたい。
戸籍タトゥーしたい。

口約束だけでも契約って成立するけど人って裏切るから契約書がある。
同じように一生一緒にいてくれや、って言っても裏切る可能性あるから結婚するのかしら。

きっと結婚した方が世間体とか制度的なこととかいいこと沢山あるんだろう。
ただ、二人で生きていくことなら結婚してなくてもできる。でも結婚したら簡単には逃げられない。

契約したら、やっぱやーめた!できない。
結婚を決断するってすごい。
その確固たる意思への踏み絵みたいなものだろうか。

結婚で変わることなんか名字だけかも。
後はなにもかわらないのかもしれない。
結局なにも変わらないから離婚する人が多いのかもしれない。

いつかは私も結婚するのだろうか。
自由に生きていきたいけど、普通のカタチにハマってない自分に対して将来後悔するタイミングが来るのかもしれない。

29年生きてたら結婚してると思ってたなぁ。

でも想像よりも人生はもっとくだらなくておもろいなってことは分かった。

結婚式はやってみたいけど。

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