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食物の良きと悪しきをわきまえよ病は口より入のほんもん - 養生やまと歌 013

体に良い食材や、悪い食材は、その時の気候や体調によって変わります。固定されたものではありません。例えば、冷やす性質の食べ物は、真夏に適量をとれば体の火照りを取りますが、胃腸の弱りやすい梅雨の時期は控える方がよいものになります。

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梅雨や夏に意識したい、本草学的にみた体を冷やす食べ物も、参考までにまとめておきました。

「冷えイコール悪」というイメージですが、冷やす性質の物は、胃腸に問題のない方が、適量を単独で食べるだけでしたら、あまり気にしなくてもよいでしょう。

注意すべきことは、冷やすものを同時に2種類以上食べることです。これは「食い合わせ」という考え方ですが、『和歌食物本草』には「柿に蟹、腹くだり痛む」とあり、柿と蟹は両者とも冷やすので、食い合わせに禁物というわけです。


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養生やまと歌とは
和歌形式の養生書、食物本草書、経穴書から、養生のキホンが学べる100首を厳選し、イラストを付けてご紹介していきます。

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養生やまと歌凡例
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