見出し画像

大型連休のデーゲームは最高だ。「ルーズベルトゲーム」2試合。試合が長くても、帰りの電車を心配しなくて大丈夫!

大型連休中のデーゲームは最高だ。野球で最も面白いと言われる8-7の「ルーズベルトゲーム」が、4日に2試合あった。試合時間が長くなってもOK。帰りの電車を心配しなくていい。翌日は仕事も学校も休みの人が多いだろう。最高の試合をじっくり堪能できたはずだ。

大リーグの試合で七回に愛唱される「Take Me Out To the Ball Game(私を野球に連れてって)」。この中で「家に帰れなくなってもかまわないの」という歌詞がある。ナイターで試合時間が長くなったことを思ってのものだろう。

そうはいっても、翌日、仕事もあるだろうし、学校もあるだろう。帰りの電車のことを考えると、試合が長くなれば、お客さんの心もソワソワしてくる。

大型連休中のデーゲームだったら、翌日の心配をすることはない。どんなに試合が長くなっても最終電車に間に合わないことはない。じっくり試合を堪能できるのだ。

4日に行われたプロ野球。スコアが8-7と野球で一番面白いと言われる「ルーズベルトゲーム」が2試合あった。福岡で行われたパリーグのソフトバンク=オリックス。セリーグでは「東京ダービー」の巨人=ヤクルト。2試合ともにサヨナラ勝ちとなる大熱戦だった。

昨季日本一のオリックスとパリーグ2位のソフトバンクの一戦。先攻のオリックスが初回に、中川圭太選手の適時三塁打と相手のエラーで2点を奪った。すぐさまソフトバンクも栗原陸矢選手の2点タイムリーヒットで同点に追いつく。打撃戦の予感が高まった。

その後、両者の点の奪い合い。九回を終えて7-7のまま延長戦に突入した。手に汗握るゲーム展開。今季はリーグトップのオリックス。一方のソフトバンクは貯金なしの4位だが、相譲らぬ戦いとなった。

勝負が決まったのは十一回裏。無死一、二塁の場面で5番栗原選手に打席が回った。カウント2-1からの4球目。147キロの直球をとらえると、打球はセンターを越えてのサヨナラヒットに。ソフトバンクは今季2度目のサヨナラ勝ちで連敗を4で止めた。

一方、東京に本拠を置く巨人とヤクルトが戦った「東京ダービー」。こちらは両チーム3本ずつのホームランが飛び交う「空中戦」となった。

ヤクルトは1点リードした四回。中村悠平選手がレフトへソロを放ってリードを広げる。七回には4点を追う立場となっていたが、塩見泰隆選手が左中間のスタンド中段へツーランを放った。さらに村上宗隆選手にもライトスタンド中段へのツーランが飛び出て同点に追いついた。

一方の巨人も負けていない。0-2とリードされた五回裏。坂本勇人選手が変化球をとらえると左中間最前列へ同点ホームラン。さらに岡本和真選手もバックスクリーン左へソロアーチを放って勝ち越した。

そして試合を決めたのも一発だった。7-7の同点で迎えた九回。巨人は2死から丸佳浩選手がライトスタンドへサヨナラアーチを放った。巨人移籍後初めてとなるサヨナラ本塁打だ。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりに「世界一」となった侍ジャパンのメンバー3人が一発を放った。ヤクルトの村上選手、中村選手、そして巨人の岡本選手。WBCで見せた感動を、この試合でも再現するような活躍だった。

この日、福岡のゲームは4時間14分の大接戦を4万62人が堪能した。東京の試合でも3時間38分の大熱戦を4万860人が楽しんだ。

帰りの電車も、翌日の仕事、学校も心配する必要のない大型連休のデーゲーム。きょう5月5日は「こどもの日」。多くのこどもたちが楽しめる試合を見せてほしい。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

528,964件

#野球が好き

11,411件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?