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あきらめが悪くて、何が悪い?DeNAがCS進出。昨季から阪神にやられっぱなし。「リベンジ」を胸に戦い続ける

DeNAの終盤戦に入ってからのスローガンは「俺たちは、あきらめが悪い」。阪神にセリーグ優勝を奪われた。それでも4位巨人とのAクラス入りをかけた競り合いを制して、クラスクライマックスシリーズ(CS)出場権を手にした。阪神には昨季からやられっぱなし。「リベンジ」の思いが強い。あきらめが悪くて、何が悪い?

29日にホーム横浜で行われた阪神戦。勝つか引き分ければ、CS進出を決められる一戦。苦手とする相手の先発、青柳晃洋投手に立ち向かった。

最近3年間で2勝12敗とカモにされている。今季も前回対戦まで1勝5敗と大きく負け越していた。このまま負けっぱなしでいいわけがない。

CS進出がかかった一戦でもあり、DeNA打線が奮起した。初回に宮崎敏郎選手の適時打で先制した。2死一、二塁の好機。カウント2-1からの5球目。136キロのカットボールをライト前へ弾き返した。

今季の打率トップを走る宮崎選手だが、青柳投手にはいいようにされていた。通算打率1割4分5厘。今季は11打数1安打。青柳投手のボールにはバットが湿っていたのだ。

宮崎選手がCS進出をかけた一戦で、青柳投手対策に考えたのは「流し打ち」だったはずだ。それは四回の場面にも見られた。

2点リードされた五回裏。DeNAは同点に追いつき、なお2死一、三塁。宮崎選手が打席に立った。青柳投手の142キロの内角のカットボールをライト線へタイムリー二塁打。勝ち越しに成功した。これが決勝点となり、DeNAが2年連続のCS進出を決めた。

「天敵」青柳投手を宮崎選手が攻略して、つかんだCSキップ。しかも今年リーグⅤの阪神を下してのAクラス決定だけに、この先の戦いに弾みがつく。

チームは昨季以来、阪神にやられっぱなしだ。昨季は2位でCS進出を決めたDeNA。しかしCSファーストステージでは3位阪神に敗れた。そして今季は直接対決で12勝13敗と負け越して、リーグ優勝も奪われた。

このままでいいわけがない。「リベンジ」の思いは強いだろう。リーグ優勝は逃してもCSを勝ち抜いて日本シリーズへ向かいたい。

まずはCSファーストステージで広島を下す。2位に入ればホーム開催権を手にできる。残り3試合。2位広島とは1ゲーム差。直接対決がないため。自力で2位浮上はできないが、あきらめない。

これからも勝ち続けて、阪神への「リベンジ」を果たす。あきらめの悪いDeNA。でも、あきらめが悪くて、何が悪い?

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