見出し画像

最後まであきらめるな!土俵際の巨人。2年連続Bクラスとなるのか。CSの最後の1枠。DeNAが「マジック1」

最後まであきらめるな!「球界の盟主」と言われている巨人が土俵際に追い詰められた。2年連続Bクラスとなってしまうのか。セリーグのクライマックスシリーズ(CS)の切符は残り1枠。4位の巨人が3位DeNAとの直接対決に敗れた。これでDeNAがCS進出へ「マジック1」とした。後がない状況だが、巨人には最後まで必死に戦い抜いてほしい。

24日に横浜で行われた一戦。巨人は必勝態勢で臨んだ。先発マウンドに立ったのは山﨑伊織投手。DeNAに対して4連勝中だ。

そして巨人打線はDeNAの先発東克樹投手に立ち向かった。15勝(2敗)を挙げ、セリーグ最多勝争いのトップを走る左腕。それでも喫した2敗はいずれも巨人戦。つけ入る隙はあるはずだ。

二回に1死満塁の絶好のチャンスを迎えた。秋広優人選手とブリンソン選手のヒットなどで塁を埋めた。序盤で先取点を挙げれば、巨人のペースに持ち込める。

しかし、後が続かなかった。8番、9番打者がいずれも三振に倒れた。

三回にも連続ヒットで1死一、二塁の得点機。ここで4番岡本和真選手が打席に立った。4番にタイムリーが出れば、勢いに乗ってビッグイニングの可能性も出てくる。しかしショートフライに倒れた。続く大城卓三選手もレフトフライに打ち取られて、この回もゼロ。

これだけチャンスをつぶせば、流れは相手に向かうものだ。直後の三回裏。巨人は2死三塁のピンチから、1番打者に先制の適時二塁打を喫した。

たかが1点。されど大きな1点だった。序盤の好機を逃してきた巨人。中盤以降は、相手の東投手から出塁できたのは五回のヒット1本のみ。東投手に8回無失点に抑え込まれた。

追い込まれた巨人の九回の攻撃。この回からマウンドに上がった相手の2番手投手に食らいつく。4番岡本選手が四球で出塁。送りバントで走者を二塁に進めた。一打同点のチャンス。しかし2者連続で空振り三振に倒れ、巨人が0-1と競り負けた。

これでDeNAがCS進出へ「マジック1」とした。早ければ27日のヤクルト戦で勝ちか引き分けかでAクラス入りが確定する。

後がなくなった巨人。2年連続Bクラスとなれば、2005年、2006年以来2度目となる。同じ監督による2年連続Bクラスは、これまでない。今季もAクラス入りを逃すと原辰徳監督の進退に発展しかねない。

自力でのCS進出の可能性が途絶えている巨人だが、最後まであきらめずに戦い抜いてほしい。それが「球界の盟主」としての責務だろう。ネバーギブアップ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?