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自分でライナーノーツ ① Sweet Revolution

SEINARU HAPPA です。
自身のアルバム

『この世にある美しい全てを』

購入して頂いた方のために、
ライナーノーツを自分で書きます。

ダサっ💧

ま、お許しを。

【曲解説】

① sweet revolution

アルバム 1 曲目。
曲を作ったのは80年代の終わり頃。
録音は90年代半ば。
エレキギターではなくストリングスと
ピアノをアレンジの中心に据えようと
思いました。
当時流行ってたニューエイジの影響です。
単純に。

アディエマス、エンヤ、エニグマ、

頭の中では、
そんなイメージで鳴っていた。

今では当たり前だけど、
当時、コンピューターを使って
音楽を作ってる人はほとんどいなかった。
皆シーケンサーという機械を使っていた。

僕は KAWAI Q-80 というシーケンサーを
買った。当時としては1番リーズナブルな
価格帯のもので、確か6万5千円ぐらい
だったと思う。
僕にとっては大きな額だったけど、Q-80 は
その額に余りある性能を有していた。

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記録媒体はフロッピーディスク。
今の若い人は見た事もないだろうな。

キーボードはバンドのベーシストが所有していたKORG M1  80〜90年代を代表する名機です。

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この時期、この曲の録音を期に、
録音機材も一新した。
今まで使っていたカセットMTR に替えて
AKAI のデジタル4tr レコーダー
AKAI DR 4d を購入。

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これは画期的だった。データー容量なんかは
今のものと比べたらお話にならないけど、
録音した音が太く、いい音で録れた。
後年、DTM に移行した後も、
この音が欲しくてヤフオクで8tr のものを手に入れて使ったりした。

エフェクターはYAMAHA SP-X 90

ヤマハが誇るデジタルサウンドプロセッサー
シリーズの初期型。
リバーブ、ディレイ、コーラス、など空間系を
中心にピッチシフターや、簡単なサンプリング機能さえあった。プリセットプログラムは30種類。

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コンプレッサーはベリンガーのMDX2200

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これも安くて使えるコンプの定番だった。

機材の話ばかりになってるけど80〜90年代は
made in Japan のデジタル楽器が
世界を席巻していた。
僕が訪れたヨーロッパの国々も楽器店の
一番人気は日本製。
檻のような頑丈なショーケースに陳列されて、
ミュージシャンの憧れだった。

そんな新しい環境のもと録音されたのだけれど、
完成したこの曲は周りからは
意外と不評だった。

「愛の paradise 〜」なんていう軟弱な歌詞が、
バンドのイメージとはかけ離れた感じで、
皆、一様にらしくないと言った。

そんな、この曲の歌詞。

ズバリ環境問題。

この歌詞を書いたのは、
当時僕がスピリチュアルな思想に傾倒していたことと、何より、RCサクセションのアルバム
『covers』の衝撃がある。
「ラブミーテンダー」「サマータイムブルース」
その歌詞の内容故に東芝EMIからは出せなかった。
何せ親会社が原発作ってるんだからね(笑)

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僕の目に映る忌野清志郎のこのアクションは、
めちゃくちゃロックしててカッコ良かった。

資本主義の総本山。ガチ宗教国家アメリカ🇺🇸で
神様否定、社会主義ソング「イマジン」を出す
ジョン・レノンの過激さ、カッコ良さと同じ。

乱暴な言葉使いが過激さではないもんね。


後年、あるコンテストでこの曲を聴いた
審査員の方が、
「だから、僕は君を守るとか、‥
そういう方向に持っていかないと、‥
聴く人の共感を得ることは出来ないよ」


と言った。その時は納得できなかったが、
今なら、それがよーく分かる。ごもっともです。

そんな古〜い蔵出し曲がオープニングです。

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