2001年以来の体験を再体験してきました。パンじゃなくて時計だったけど。 ー時計人間に会ってきた話ー
22年前の体験を再確認してきました。ちょっと違ったけど。
森美術館に折本立身さんのパフォーマンスを見にいきました。絶対午後3時の回って決めてました。
実は私は2001年の横浜トリエンナーレで折本立身さんのパン人間のパフォーマンスを見ています。その時は母と一緒だったと記憶しています。
2001年の横浜トリエンナーレでは塩田千春さんの膨大な泥の流れに浸る巨大なワンピースや会田誠さんの自殺未遂マシーンを見て衝撃を受けた記憶があります。
87歳の母の家に通う生活を送る様になり、折本作品について体感する機会をここで逃したらもう見れないかもしれないって思い今回パフォーマンスがあると聞いて「これは行かねば」と出かけました。
同時に折本さんの年齢と体調を考えると絶対に最初の回しかない!最初の回にすごいことが起きるはず!と思っていたので絶対3時の回って決めてました。
時計人間というのがどのようなパフォーマンスになるのか正直全く知らなかったのですが下調べなくてもいいやと開き直り突撃。息子さんも折本作品はLOVE展でも体験していて覚えていてくれた模様。
今回の折本さんん展示は85歳を超えた自分の祖母のことを思い出すとのことでぜひ見ようと彼も乗り気。
いざ!と出かけました。キュンチョメの犬Tシャツを着て2時半過ぎに早目に陣取って待ち構えます。
3時すぎに折本さん登場。
まず最初に伝説のパフォーマンス開始。そして終了(早い)。
パフォーマンスの後はなんと語りタイムが約40分。
NYのお話が面白かったです。ナムジュン・パイクさんは片付けが下手だったことは強く印象に残りました😅。
2001年のパン人間のパフォーマンス時はパフォーマンスに移動が多かった記憶があったのですが今回はパフォーマンスは1点集中。
同時に母親に対する感謝を力の限りぶつけるような表現にこれも濃い愛の形だよな、見れてよかった。と思いました。
その後ポスター撮影での移動に皆が右往左往される様は現在の高齢化社会を演劇化してるような感覚に陥りました。なんだかすごいものを見たなという満足感に浸りました。
結局パフォーマンスは午後4時半前まで続きました。2回目が午後5時の予定だったから運営側はヒヤヒヤだったのではないでしょうか。
今日はWBCの開幕日。私たちは大谷さんを見たかったので5時の回は見ずに苺ミルクとパフェ食べて帰りました。美味しかったです。