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オンライン生活歴約5年の私が語るオンライン講座の楽しみ方と要望ー時代が俺に追いついたー

日本のCOVID-19状況がとても緊迫してきました。

それに関連して日本でもリモートオフィスやオンラインイベントの需要が高まってきました。

ちなみに、私はかつてシンガポール、現在マレーシアなので「リモートでプロジェクトに参加」がデフォな生活をしています。さすがに慣れてきました。リモートワークにはゲーミングイヤホンmustです。ゲームやらなくても買ってください。

慣れれば快適ですよ。本当。なので昨今、オンライン講義や会議、リモートワークにおいての不安感についての記述がネットを駆け巡っているのが個人的に不思議な感覚になります。コミュニケーション不足にならないか、誤解をうまないか、ちゃんと仕事できるのか。。。

ここで、リモートワークありき、オンライン参加ありきの私がマウンティングしてよろしいでしょうか。

「不安ばっかり先に言ってもしょうがない。そもそも、オフラインだったら不安なかったの?」

みなさん対面やオフラインに何か特別な意味を持ちすぎではありませんか。対面じゃないと、全てが見えてないとそんなに不安ですか。例えばこの有名な動画。

お子さんの乱入、めっちゃ可愛かったですね。ちなみにこの先生、他のインタビューで「家ではスーツ着てテレビに出た」と語っています。でも、他のインタビューでは「スーツは上だけ着てる(下はリラックスウエア)」とコメントしていたことがとても印象に残っています。そう、

「見えてる場所だけちゃんとしてればいい」

そうなんです。見えてない場所を勝手に心配しすぎるから、不安になるのではないでしょうか。そもそもオフラインでも見えてるからって全部わかった気になってませんか?

私自身は、オンラインだと、会議や、個々のやりとりにおいての緊張度が最高に低くて生きてて良かったって思っています。見えてる部分が自分でわかってるって本当に安心です。俺のような社交的コミュ障としてはオンラインは最高です。しかも言った言わないもないし、忘れてるようなら数回送信もあり、その際は魔法の言葉「リマインドです」を忘れずにね!正直、オンラインに不安を感じてる人は

「オフラインコミュニケーションならどの世代とも、どんな立場の人ともコミュニケーションできてた」

と感じてる昭和式で働いていた方が多いのではないかしら。大きなフロアで、島がそれぞれあって。そう、こんな感じ。

ちなみに、PCなくてどうやって仕事してたの?って思うでしょうが、昔は仕事ができたんですよ。。承認印をもらうことが大事な仕事だった時代があったんですよ。。。そう、あれこそ対面しかない、対面でしか認めないだった時代。ハンコさえもらえれば、長時間の会議に参加さえしていれば、通じ合えてたと思えた時代。

でも、上記のブログ本文をお読み頂ければご理解頂けると思うのですが、仕事の仕方も、コミュニケーションの仕方も、そもそもコミュニケーションそのものの定義が変わってきています。

「オフラインでないと不安」「オンラインだと満足してもらえない」と不安に思ってるのはオフラインしかないって思っていた前世代だけ。そろそろそこに気付いてもいいと思うんです。そもそもそんなコミュニケーションは求められていない。今、求められているのは「伝えたいことが明確」「トライアンドエラーのチャンスあり」この2点だと思うんですよね。その2点以外に勝手に付加価値を提供側が用意してもそれは空ぶる可能性が高い。

リモートワークやオンライン体制において、無駄なおもてなしはいらないのです。必要なのは明確な目的、その目的に向かうクリアな環境、クリアにするためのリクエストを聞いてもらえる体制。この目的達成以外のことはまず考えなくて良い。日本語思考は「察して文化」だからでしょうか、「見えない部分を「他人が」気にしすぎ」だと思います。日本人がリモートワーク、またはオンラインでプロジェクトを成功させるコツはただ1つ。

「オンラインやリモートで共有したい、確認したい部分だけ集中」

日本人は集団になると、見えてないところをどう思われるか、そこを気にしすぎだと思うのです。気になるのなら見えるようにすればいい。そして見え方が気になるのなら今出来る見え方を変えればいい。そして「変える」という姿勢を共有することをまず相互確認。そして改善できる点を1つづつ変えていけばいい。

「イベントのライブ配信」そのものにあらゆる付加価値をつけようとするからやる前から大事感満載なんだと思うです。そもそも、オフラインのイベントだと「行った」という体験を土台にしてるから満足してる感、ありませんか?日本のような大多数が同じ言語を話す、対面が大事文化、そして対面を実現できる整った交通環境が掛け合わさると「実体験が一番大事」になってしまうのは致し方ないのかもしれません。

他の国はどうなのか、簡単に比較してみましょう。

「整った交通環境」なら香港や台湾、シンガポールだってそうやん!」→香港、台湾、シンガポールは多言語話者が多数派なので情報の明確化は日本よりも進みやすい環境だと思います

「1つの言語ならアメリカ。オーストラリアだってそうやん」→広大な国土の国は移動が大変です。移動に時間をかけるリスクを考えるとオンラインの方が効率的

つまり、日本は大多数が1つの言語を使い、その言語が明確化を避けることを吉としていて、個々移動に適度な大きさであり、公共交通機関も整っている。だからオンラインやリモートが浸透しにくいと思われます。

「日本でオンラインバンキングを浸透させるには出会い系アプリの普及をさせるべし」なんて言う一見あんた何言ってんですか的なnoteを書いたことがあります。

あながち間違ってないと思うんですよ。とにかく「これしかない」という選択肢のない環境にならないと日本でオンラインやリモートは浸透しない。

現在の感染拡大を防ぐ手段として「リモートしかない」。これはある意味チャンスです。そして、緊急事態です。今、現場が意識しなきゃいけないのは

オンライン講義やリモートワークでなんでも解決できると思わない、まずやりたいことを、伝えたいことを明確化する体制作りのみを目指す

ではないでしょうか。オンラインはオンライン。そこに価値を出したいのならそのものに価値を無理やりつけるのではなく既に存在してる媒体を使って付加価値を追加する。例えば第三期Nサロンについて勝手にこんな妄想をしてみました。

まあね、ずっとリモートの私からすれば「時代がやっと俺に追いついたか」ですよ。はっはっは。