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孫との楽しい時間、親子の絆【今日学んだこと】10/13/2020

*イラストの説明*
秋刀魚。サンマ。さんま。こちらは泳いでいるサンマではありません。食べるために買ってきたサンマ。最後の美しい姿を絵に描きました。それにしても、ほっそいな〜

昨日は新聞が休みでした。
子供の言葉から、車から見かけた景色、読んでいる本、買い物途中に聞こえてきた親子の会話など、本当はあらゆるところで色々なことを学んでいるのですが、いかに新聞から多くのことを学んでいるか。

朝刊が休み。それだけで朝からガッカリ。

世界情勢とか経済とか、政治とか事件とか、そのあたりは読んでいるというよりも「見ている」だけで、心まで入って来ない、ただ通り過ぎる情報。主に興味のあることは、記事の後ろに見える、人の気持ちや親子の関係、子どものこと。最近はそればかり。

でもよく考えたら、経済も政治も全てそこには人の気持ちがあるのでしたね。まだまだそこまで読み取れる能力がない。

決して朝日新聞の営業がしたいわけではなく、どんな新聞でも情報が詰まっているわけで。そこから心に響く言葉、写真、それらを自ら「今日は何が得られるか?!」と殺気立って、いや、ワクワクしながら見つけようとする、朝のひとときが楽しみで仕方ありません。

そして今日も今朝の新聞から。

「半年ぶり 孫との時間」(朝日新聞 朝刊)

「ひととき」という、読者からの投稿欄があります。小さな枠ですが、新聞を後ろからペロン、ペロン、とめくっていき、一番最初に読みたいと思うのがこの欄です。

今日は76歳女性の方が「半年ぶり 孫との時間」というタイトルで書かれていました。コロナの影響で長い間会えなかったお孫さんが久しぶりに遊びにきてくれて、とても楽しかったことや嬉しかったことが綴られていました。

普段は老夫婦だけの静かな生活ですが、今回はたくさんの元気と幸せをもらいました。(朝日新聞 2020・10・13 生活面 ひととき)

楽しそうだな、良かったな。と一人でニコニコしながら読んでいました。私の両親も車で6時間。電車でも2時間半以上はかかるところに住んでいます。海外など、ものすごく遠いところでもないけれど、なかなか簡単には会いに行けない。コロナが多少は落ち着いてきたとはいえ、年老いた両親。やはり心配な気持ちの方が大きくて、会えない。

両親にとっての孫は、私の子供たちのみ。最近は「急にLINEが使えなくなった。」と電話をしてきました。誰も直してくれる(詳しい)人がそばにいない。子供たちの写真を気軽に送れる世の中に頼りきっていたけれど、こうなると写真も送れない。「便利」があっという間に「不便」になりますね。

この記事にあったような、楽しいひとときはもう少しお預けだけど、とにかく元気でいてほしい。なんだかコロナのせいにして会いに行かないのも、心の奥が気持ち悪い。

「一泊分だけ準備して、一人で行ってしまおうか!」と何度思ったことか。「日帰りでもいい、息子を幼稚園に預けてすぐに電車に飛び乗って、小田原で会えば15時には帰ってこれるかな」と何度も何度も心で思っています。

あれ、いつの間にか「孫を会わせる」ではなく、「自分が会いにいく」になっている。そうです。本当は「会わせたい」のは口実で、自分が両親に会いたいのです。今の自分を見てほしい。顔を見て近況を話したい。

頑張ってるよ。楽しんでるよ。そっちはどう?無理してない?運転気をつけてよ。なんて会話を電話ではなくて、顔を見て話したいのです。

昔、0歳の娘をおんぶしながらキルト教室を運営していました。生徒さんの中に母のような年代のNさんがいらっしゃいました。お嬢さんはその時の私と同じように子育て中。Nさんは毎日のようにお孫さんのお世話をしてあげていました。「大変ですね」と何気なく言った私に、

「一番大切なのは自分の子供。孫は可愛くて仕方ないからなんでもしてあげるけど、それは娘が助かるだろうと思うから。」(13年前のNさんの言葉)

必ずしも全てのおばあちゃんがそう思うとは限りませんが、もしかしたらそうなのかな?「親としての責任感から解放されている」という意味で、孫は純粋に可愛いと思えるのかもしれないけれど、それでもやっぱり自分の子どもが一番可愛い?そんなことは比べちゃいけない。でもそれにしても、どんな気持ちだろう?いつか味わえるかな。

記事の最後に

こんな状況の中、遊びに来させてくれた息子の妻にも感謝の気持ちでいっぱいです。

え!お嫁さん、一緒じゃなかったのか・・・と変に裏を考えてしまいましたが、どんな理由があったにせよ、感謝の気持ちが伝わってきて、良い関係なんだなとホッコリしました。

そして記事には書かれていなかったけれど、「お孫さんとの楽しい時間」は、一緒に帰ってきてくれた息子さんがいたからに違いない。当たり前なのかもしれないけど、そんなところが気になり(勝手に)想像しては、さらに心が温かくなったのでした。


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