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せい子
2023年12月31日 14:31
自分の正義それを信じて行動するあなたの正義は私の正義じゃない私の正義もあなたの正義とは違うどちらかが間違っているとかじゃなくて互いがそれを受け入れない時傷つけ、傷ついてしまう大嫌いな誰かは間違っているのか許せないあの人の正義は不正解なのか違う宗教違う環境違う肌の色や髪の色違う言語人はみんな違うのに毎日どこかで戦争や争いごとがあってそんなニュースをみると悲し
2023年12月3日 19:38
一人暮らしの私の部屋には普段使わないマグカップがある「最近、コーヒーが飲めるようになったよ」笑顔の絵文字とともにメールが届くひと月に一度私は娘と会うことを許される今度会う時は、砂糖たっぷりのコーヒーを淹れてあげよう甘党なのはきっと私に似ているどんどん私の背の高さに近づく娘寂しさと喜びをかみしてめてずっと一緒にいられたらどんなに良いだろうか母親として‥将来こ
2020年11月16日 23:19
たんぽぽになりたい踏まれても踏まれてもアスファルトの隙間からも力強く…太くて長い根は大地を掴んで離さない生への執着黄色の花びらは明日への希望命尽きてもその白い綿毛は風にまかせて、次の生きる場所を探している。花瓶に飾られることも花壇に並ぶこともなく花束として贈られることはないそれでもあの希望の黄色は心を癒すこの左手首の痛みを隠す私癒えることが許されない太陽
2022年7月17日 13:26
あの頃 僕はずっと探してた“靴下“と言えず“つくした“と言っていたよねどうしても片方だけ見つからないの今思えば欠けたか心を探すよう欠落した感情ずっと見つからず大人になったあの“つくした“はどこへ幼い僕はこだわって“あのつくしたじゃないと保育園に行かない“と母を困らせた今思えば別にどうでもよかった何かにすがり 拘らないと僕は僕でなくなる気がしてた今も欠落した
2022年7月13日 12:04
何もなくていい‥特別なことなど何も‥傷ついてばかりの刻が過ぎる鏡の前にはあの日より年を重ねたあなたがいていつまでも変わらないものなんてないもんな幼い心のまま 大人になっていく その度私は死にたくなる豪華な食事も高い指輪も綺麗な服も私には必要ない記念日なんて私には必要ない変わらない日常無事に過ごせた1日特別なことがない明日笑って「よかったね」そんな日々が
2022年7月5日 13:28
黒板を背に質問する先生に答えられず‥下を向く私に何を期待しているの教室のみんなと何が違うんだ 人の目が怖いんだやりたいようにやればいいんだもっと強くなれ初めからまたもう一回やり直そう何度も何度も失敗して違う手段を探すんだ人より遅くてもゴールに着けばいいだろう大切なことは納得して進むこと答えは足下には書いてない“個性を大切に“そんなこと言う大人が
2022年5月31日 00:14
あなたの生まれたてのようなその髪をドライヤーで乾かす何気ない日常朝がきて夜がきてまた朝があくびか出る毎日だそれが幸せ壊れてしまえば呆気なく過ぎ去ってしまった過去は二度と戻らないあの日の記憶も鮮明なのになぜこぼれる私の瞳の悲しみのカケラこんなに日は差し込んでいるのになぜ疑う瞳を閉じればあなたがいるのに生きれば生きるほど捨てられなくなる何もかも‥手に
2022年5月20日 13:28
「可哀想」だと言われて汚れた僕をあなたは「素敵」と言う鏡の中の僕は泣いていた卵の殻の中はの とても居心地が良いもの優しい膜はとても儚いけど憐れみを隠してくれるあなたのようにに優しく‥生きられたならよかったけど僕は愛されず 笑われる自分に偽りの笑顔でごまかすんだかくれんぼで取り残されるように僕をみんな忘れていくあなたのように強く‥生きられたならよかった
2022年5月6日 09:46
私のようなADHDはマイノリティだし型にはめられた世の中では居心地が悪いミックスナッツの袋の中のように、すがたや形色々な個性が寄せ集まっているはずなのに私は紛れ込んだピーナッツのようだ木の実の仲間とは違う‥豆系のピーナッツは“ナッツ“とというけどミックスナッツの中にこっそりと‥人と同じフリをするかりそめの家族それが嘘偽りの形であったとしてもテーブルを囲み幸せであると錯覚して
2022年4月27日 12:23
鉛の銃弾が正義僕を貫く言葉の弾痕は今も疼いてる同じ瞳をして呼吸をして体温もあるただそこにみんなとの溝が埋まらない自由という名の不自由の水槽から出れない人と違う 運命に嘆いてる行き先さえわからないのに翼があればここから抜け出せるそう信じてるテレビの向こうで鉄の雨 その惨劇に僕らは沈黙している僕の悩みなんてちっぽけで変わらず地球は回っていく 僕の悩
2022年4月22日 09:41
小さな頃お友達とサヨナラする時は見えなくなるまで手を振っている寂しいのは大嫌いそれは今も変わらないあなたと会って、別れ際に見送るとき振り向くことがなくても姿が見えなくなるまで見送る私あなたより先に背を向けたくないの背徳感じゃなく見送ることで自分の気持ちが落ち着く相手は気づかなくてもいいんですいつまでも会っていた時の余韻に浸る見送られるのは照れ臭いから私は
2022年4月15日 09:42
僕の手が冷たいのは誰かの手の温もりを感じるためだ僕の瞳が黒いのは光を感じるためだ僕の心がこんなに痛いのは誰かの痛みを感じるためだ僕がいつもうつむくのはいつか空を見上げるためだ僕のつま先が前にあるのは前に一歩進むためだ僕がいつも泣いてるのはいつか誰かに微笑むためだこんなに息苦しいのは深く呼吸をするためだこの手をずっと握るのはいつか未来を掴むためだいつか
2022年3月25日 09:50
私の中のMonsterが叫ぶこのままで良いのかとあなたが思うほど私は優しくない怖くて殻を破れないでいるんだ‥今の私を壊せと叫んでる私の中のMonsterなぜ神様は私から感情を奪い去るの怒りたいのに笑っているそんな私が嫌でならないゴミのような自分の「正義」があなたを傷つけていくあなたの勇気が羨ましい大切な人が傷ついていく業火のごとく怒りをぶつける感情を失
2022年2月18日 13:45
蒼い空のどこかで 誰かが傷ついている飛び方を知らないスズメ非力な自分を嘆くしかない悲しみ 翼になれ痛み コンパスになれ泣き方を忘れたスズメ非力な自分を嘆いてる追い風を待ってるだけだった昨日大切なものを失ったこの心が柔らかいのは人の痛みを感じるためだこの手が冷たいのは人の温もりを感じるためだ悲しみ 翼になれ痛み コンパスになれ夜の静寂はあなたの声を聞く