ゴール

黒板を背に質問する先生に
答えられず‥

下を向く私に何を期待しているの

教室のみんなと
何が違うんだ　　　
人の目が怖いんだ

やりたいようにやればいいんだ

もっと強くなれ
初めからまたもう一回
やり直そう

何度も何度も失敗して
違う手段を探すんだ
人より遅くても
ゴールに着けばいいだろう
大切なことは
納得して進むこと
答えは足下には書いてない

“個性を大切に“
そんなこと言う大人が
私の個性を排除する
先生も親も
聞き分けのいい子が好きなんだ

変化を恐れるな
さあのんびりを楽しもう

前進
後退
前進
後退

近道することはない


誰かの期待する答えを出して
それが正解か

大人になった今も
人の期待する自分になろうとしていた

親に褒められたくて行動していた
答えは足下には書いてない