せい子

ガンダムが好きな人 ADHDに苦しむ日々をエッセイ風に綴っていきます。 生きづらさ…

せい子

ガンダムが好きな人 ADHDに苦しむ日々をエッセイ風に綴っていきます。 生きづらさ。 これからの生き方。 障害について。

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名もなき花

みんながしていることは それが正解だと勘違いをする どうやら違ってて良いようだ 人と違うことに罪悪感を感じるけど、、、 この間違いがわかっただけで       どうしようもなく救われる 自分自身を変えるのは難しい 嫌いな自分を否定してもらうことで自分の気持ちを肯定された気がする 人と違うこと 誰も望んでそうなったわけじゃないけど どうやらそれでも良いらしい 気づいたのは 最近 障害も 恋愛も どうやら人と違っても良いらしい これが私だから 名もない花は誰にも 知ら

    • 偽善者

      とても居心地が良い気がした 誰かのためになっているって 誰も傷つけない選択なんて きっとないのだろう でもね 自分が犠牲になるなんて‥ なんか違ってる 他人に優しくしていると 自分が救われた気持ちになる ものわかりの良い人間を 演じていれば 誰かに受け入れてもらえる あなたの幸せを願ってるって とても良い気分になった気がするけど なんだか幸せを奪い取ったみたいで とても罪悪感を感じる 頼られると嬉しいし 人の役に立てていると思えば ツラいことも我慢できるけど ほ

      • 続・父と

        こういう人にはなりたくない ただ 実家帰るたびに 今日はうまくやれるんじゃないかと 期待するけど うまくいかなもんだな 何度も歩み寄ろうとしたけど 胸の真ん中あたりが拒絶する 忌まわしい歴史のせいか 「親を大切にしなさい」 「あなたは親に愛されて生まれたのよ」 そんなこと周りが言うから ほんとに悲しいことや ツラいって言えなくなる 私が親の立場になれば彼の気持ち 少し理解すると思ったけど 離れて暮らすようになって いままで抑えられていたものが 解放されて ずっと生き

        • 銀の龍の背に乗って

          神様は不公平だ いろんなもの奪っていく 与えられるものさえ 与えられず 下を向く私の頭を 地面に押し付けても まだなお 小さな手から奪っていこうというのか どん底からしか見えない景色もある 冷たい手だから 暖かい朝を感謝できる 柔らかい皮膚だから 人の痛みを感じている 生まれたての羽根でも 芽吹いたばかりの頼りない爪も まだ飛べない雛のように 躊躇している 自分の傷みを 苦い記憶を翼に変えて さぁ行こうぜ

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        名もなき花

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          THE DAY

          いつになったら いったいその日は来るのだろう 目が覚めれば 昨日の悪夢が嘘だと思いたい 普通と違う ただその 不当な扱いに苦しくて この場所から離れられないのは なぜですか? 蝶のように自由に 悩みのから逃れる権利をもっているはず 人ののせいにしてみても 不幸な気分が消えることはなく 普通という迷宮から抜け出して いまとは違う朝の訪れを 迎えたい ずっと傷ついている きっと気づいている いまと違う朝はここではないと ただ一歩踏み出すだけでよいのに いつになっ

          笑顔の向こう

          優しい人ばかりなのに どうして傷ついていくのだろう 誰も悪くない なのに悲しくて ツラくて 娘の描いた家族の絵 私の姿がある 私は彼女の家族 同じ屋根の下にさえ 居られないはずなのに 画用紙の中に微笑んで あなたからのメールが届くたびに 待ち受けが2人の写真に変わる たくさん話して たくさん考えて たくさん泣いて  そして選んだ道だけど 今でも この選択が正しかったのか たまに会えるあなたの笑顔が 間違いじゃないと 答えている

          笑顔の向こう

          遺言

          なにもかもしんどくても きっとダラダラと呼吸をつづけていくんだな 血を流そうが 涙が出ようが きっとこの痛みを抱えていくんだ 行き詰まて 息ずまって 生きつまって いつ消えたとしても大丈夫なのように 遺言残しておこうかと 思うけど 過去の罪と十字架を背負い その贖罪を抱え いままでたくさんの 「ごめんね」を言ってきたよ これから 「ありがとう」を遺言に なるように そんなふうに 祝福されて最期を迎えたい ありがとう

          ライラック

          存在が痛い 無価値 孤独 大嫌いな夜 大嫌いな私 やさしくなれない 光が痛い 影が怖い くるのだろうか そんな自分でも自分を愛せる日 完璧な自分を諦める勇気 ダメな自分も愛したい 完璧になれればそれで良いと思った だけどそれは私じゃない 雨が降ったあと 緑が育つように 意味のない事は無い 信じて 進もうか

          ライラック

          哀戦士Ⅱ

          哀しい経験を積み重ねた人は その痛みを知り 誰かに優しくできるでしょう その痛みを知らぬものは 誰かを知らぬ間に 傷つけていく 「私は祈る。 新しい未来がいつか来るように祈る」 生きていくことが闘いなら その闘いをやめることができない 時には休んで 何もかもやめてしまいたいけど 欲しいものはきっとみんな似ている 安心 平和 愛 安らぎ 奪い取られそうになると必死に守りたくなる 奪い取られないように抗い 闘う 誰もがその痛みを隠すように 全てを理解し合え

          哀戦士Ⅱ

          言葉

          種を蒔く 言葉の種を どこに落ちていくのか 心か、若しくは 腑に落ちゆくのか それはやがて実を結び 届くのだろうか 少しづつ間引きされ 洗練されていく 言葉は誰かに届かなければ 枯れていく どうか 散らないで ひと雨ごとに この重みに耐えかねて   過去に過ちを犯した私には 言葉に命を吹き込むことを許されない この胸の内にとどめている 私に灯っているこの言葉は 消えてしまう光 届くことなく朽ちていくのだろう 咲くこともなく ただ彷徨っている

          答え合わせ

          普段は意見のぶつかり合いがあっても 引いてしまう私が あの時は 「ごめんね」 その四文字遠くて言えなかった 明日もまた会うだろうと 一年前は疑いもせずに 同性なのに 恋人のように過ごした日々は もう 戻りはしない 学校では正解のある問題ばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか 私とあなたが 知りたかった答えは 結局見つからないで終わってしまった 大切なものを戻す方法も 大好きな貴女に許される方法も 正しい答えなんて存在しかなったんだ となり並んでいた気がしたけど

          答え合わせ

          なごり雪

          先日関東地方は珍しく雪が積もった、、 大人になるとちっとも嬉しくない それなのに 悲しいことも、ツラいことさえ すべて真っ白に、綺麗にしてくれる そんな気持ちにさえなってしまう 15年前のあの日も 病室の外には雪 3月2日が近づくたびに とてもせつない気持ちになってくる もうすぐ15年になるのかと、、、 あの頃は泣いてばかりいて あなたを忘れることだけを考えていた、、、 だんだんとあなたの年齢に近づいて いまはあなたのことを忘れないように あなたの生き様を 私はず

          なごり雪

          にじいろ

          私の障害のせいで 娘と離れて生活している 数年前 苦渋の決断だった いつも会う時は 思い切り甘えさせてあげる その娘が先日   イジメられているかもしれないと連絡あった 学校で上履きが無くなっていたそうだ 友達が流してないトイレの中にあるのを見つけた、、、 担任に確認すると 娘を個人的に嫌がらせで行ったものか それとも無差別にイタズラしたものなのかも解らない、、、 どちらにせよ、娘が深く傷ついたことには変わりはない 母親として、どんな言葉をかけたら良いのか、、 狼

          にじいろ

          Dragon Night

          自分の正義 それを信じて行動する あなたの正義は私の正義じゃない 私の正義もあなたの正義とは違う どちらかが間違っているとかじゃなくて 互いがそれを受け入れない時 傷つけ、傷ついてしまう 大嫌いな誰かは間違っているのか 許せないあの人の正義は不正解なのか 違う宗教 違う環境 違う肌の色や髪の色 違う言語 人はみんな違うのに 毎日どこかで戦争や争いごとがあって そんなニュースをみると悲しくなる ほんとはみんな誰ものぞんで人を傷つけたいわけじゃないはずなのに 国会

          Dragon Night

          帰る場所

          「ただいま」と帰る場所が私にはない 実家に行く時も、 「私はお邪魔します」と玄関を上がる 母もすでに居ないこの場所は もう私の居場所ではない “お邪魔“な存在 仕事から帰る時も 誰も居ない部屋に戻る時は なんだか、、居心地が悪い 私の帰りたい場所はどこにもない スーパーで買い物していると 本来置かれるべき場所じゃないものが 誰かの手によって置かれるのをみて なんだか私をみているようだ あるべき場所に居ない 誰かが「おかえり」って言えばそれが帰る場所なんだろうか 行

          帰る場所

          君は僕に似ている

          一人暮らしの私の部屋には 普段使わないマグカップがある 「最近、コーヒーが飲めるようになったよ」 笑顔の絵文字とともにメールが届く ひと月に一度 私は娘と会うことを許される 今度会う時は、砂糖たっぷりの コーヒーを淹れてあげよう 甘党なのはきっと私に似ている どんどん私の背の高さに近づく娘 寂しさと喜びをかみしてめて ずっと一緒にいられたら どんなに良いだろうか 母親として‥ 将来この選択が間違ってなかったこと 信じたい だからね ひと月に一度あなたの髪を 撫

          君は僕に似ている