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Apo Summicron-M 50f2 ASPH
このレンズは2012年のフォトキナで発表、2013から発売になった注目のレンズ、当初は流通も少なく入手はしばらく困難と言われていたが、2013年の早い時期に運よく初期ロットを入手することができました。
私は元々どちらかというとクロンよりはルックスを好んで使ってきたこともあり、それに加えてこのレンズのキャンペーンにマグナムの写真家が起用されたり、レンズ設計者のピーター・カルべ氏自らこのレンズは開放
M9 ccd に心惹かれて
ライカデジタルMがM10になった頃から、すっかり出番の減ったM9Pは友人のところに行ってすでに6年、久しぶりにphotoshopで開いたM9の画像がすこぶる新鮮に見える。
渦中にあるときは判断が難しく、つい波に乗り遅れまいという気分に押されて前に進むけれど、少し時間が経ってみれば、私のような凡人は悔い改めることの繰り返しで終わりがない。
M8は1000万画素でスタート、M9で1800万、240か
REVUENON 55mm f1.2
この富岡光学製の55ミリf1.2にはいくつかのバリエーションがあるらしいが、入手したのはペンタックスのKマウント、フジのX用マウントアダプターを確保してから決めました。
手元に届いたレンズは汚れが酷く、絞りバネは張り付いて動かないし、アダプターにもうまく装着できない。半ば諦めかけたが、アダプターとレンズを手で固定ながら数枚撮ってみると、これは諦めるわけにはいかないと思ったのです。
こんな時はこの
X-Pro3はハネムーンが嫌い!
新しいカメラを購入後暫くのあいだは、何となく落ち着かないソワソワした時間があると思う。机の上に置いて眺めたり、埃を払ったり、クロスで拭き取ったり、他人から見たら猫可愛がりのようで妙に見えること甚だしいに違いないのだが、、。
つまりピカピカのカメラが自分のものに徐々に変わるまでの一定の時間は、何十台というカメラを買って使ってきた後でも変わらない。ちょっと神経質で、少しウキウキ、あの落ち着きのないふ
Nokton 50mm f1.2 X mount
23mm, 35mmに続いてNokton f1.2 50mmがコシナの X mount シリーズに追加、9月7日発売になりました。Nokton 35mm f1.2 の 50mm 版登場かと期待していた一人ですが、早速使う機会がありましたので、軽いインプレと思ってご覧いただければと思います。
レンズ意匠
レンズ全長は1センチほど長くなっただけですが、口径が58ミリと大きくなった分35ミリノクトン
新井 卓 写真展 日々の鏡
コロナ禍の3年間はモヤモヤの毎日で、写真展を見に行くことも控えるような日が長く続いていましたが、PGIに用事があってそれも珍しく午前中行ったことでこの素敵な新井さんの展覧会に出会いました。久しぶりに美しい写真にふれることができて、心が洗われたような気持ちになりました。
PGIの展示は少し暗めの照明と相まって、小さなフレームに収まったダゲレオタイプの写真は、まるで光に吸い込まれるように私たちの目を
Foveon の旅 (4)
SIGMA DP3 QUATTROは2015年3月発売のカメラですから、今はカタログ落ちのカメラです、それが当時の新品価格よりも中古でさえ高値が付いているのですから、マーケットでの潜在的需要を示しているのかも知れません。
最初にこのカメラを見た時の驚きはその筐体のデザインでした。
それから8年後の今もそのデザインは飽きるどころか、想像よりも遥かに使いやすいこともあって、このカメラには時間の色褪せ
Foveon の旅 (3)
DP3 Merrill が発売になってからちょうど10年、デジタルカメラにとっての10年は目まぐるしく変わるこの世界では長い時間です。旧式モデルのデジカメは3、4年もすればすっかり忘れられてしまうが普通ですが、、、。
ましてやコンパクトカメラの範疇で、内蔵ファインダーもついていないデジカメです、もうすっかり忘れ去られてしまったのではと思うでしょうが? これが結構今でもイケてるんです。
もちろん
Leica Summar
数多くのライカ50ミリレンズの中で、ズマールは今最も安価に入手できるレンズの筆頭ではないかと思うのですが、しかしそれは安かろう悪かろうという類のものではありません。一言で言えば良い悪いは使う人次第、使い手も試されるような手強いレンズです。
1930年代初頭に生またレンズですが、あの天才H.C.BとA.Kが共に手を携えてパリの街を闊歩していた時代だったと思えば、それだけでぼくなんかは喉から手が出て
Ultron 75mm f1.9 VM
レンズキャップもフードもなかったプロトタイプ、あれから5ヶ月、意匠も新たに製品版として箱に収まって届きました。
外観の変更はあるかもしれないと、撮影期間が終了した時言われていたのでどんな意匠になって登場するのか楽しみでしたが、ネットでの発表の写真を見て期待がぐんと跳ね上がりました。
箱を開けると真っ先に飛び込んできたのは、ねじ込み式フードとセットになったかぶせ式のレンズキャップですが、これがな
Foveon の旅 (2)
2009年5月、友人のM君がロンドンに来るというので、発売直後のシグマDP2をなんとか買ってきて欲しいと頼みました。M君は地元大阪を隈なく探し回り、難儀して英国に持って来てくれました。こうしてぼくのフォビオンの旅はいよいよDP2から始めることができたのです。
2009年は初めてチェコを訪れた年ですが、プラハはこの時から目に見えない糸でDPシリーズと繋がっていたのかもしれないと思うエピソードがあり
Foveon の旅 (1)
🔳🔳🔳禍でなければ、都会にいても秋色の気配漂う今頃はカメラを持って旅に出たい季節のはずなのに、3年目を迎えた今年もまだそういう気分にはなかなかなれません、、、、。
最初にシグマのカメラをそしてフォビオンというセンサーを知ったのは、アートディレクターでありながら自ら写真を撮り鮮烈なイメージをそのカタログで提示した、福井信蔵さんとDP1という存在でした。それがあまりに強烈だったため、今でもぼく