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Nokton 50mm f1.2 X mount

23mm, 35mmに続いてNokton f1.2 50mmがコシナの X mount シリーズに追加、9月7日発売になりました。Nokton 35mm f1.2 の 50mm 版登場かと期待していた一人ですが、早速使う機会がありましたので、軽いインプレと思ってご覧いただければと思います。

レンズ意匠

レンズ全長は1センチほど長くなっただけですが、口径が58ミリと大きくなった分35ミリノクトンと並ぶと大きく立派、特に専用フードを付けると外観の印象はかなり違って見えます。

フードを外したNokton 50 f1.2 & 35 f1.2

23ミリ、35ミリのデザインが秀逸だっただけに、同じような意匠になるのかと密かに期待を寄せていましたが、50ミリは口径も大きく、レンズの枚数も多いので、制約があり難しかったのだろうと思います。f1.2のXマウントシリーズとして統一した意匠でキープできれば、と個人的には少し残念な気がします。

さてその写りですが、35ミリはオール球面レンズでガウスタイプ、長年レンズはガウスタイプと思っていた身にとっては、前ボケも後ボケもほぼほぼ想定内の使いやすいレンズですが、この50はゾナータイプで非対称、撮る前に気になるのはやはり後ボケの具合です。

その前にf5.6の一枚。
f1.2のレンズでf5.6なんて自分は滅多に撮ることはありません、これも今年初めてです。新しいレンズを買った時もそんなことはしませんので、自分ながら珍しいのですが、、、やっぱりどうと言うことありませんね。

X-Pro3  Nokton 50mm f1.2 @f5.6


開放

35ミリノクトンもそうでしたが、このレンズも全く安心して開放で使えます。それどころかこちらの方がよりキレる感じがするほどです。35はもう少し柔らかいかなと思うこともありますが、f2まで絞るともう充分と思わせる点では、35も50もよく似ています。
f1.2のレンズですから、開放から1絞り、1絞り半辺りが最も美味しいところと思っていますが、実際35ミリノクトンは手元に来て以来の撮影データは殆ど開放からf2まで、それ以上に絞ることは自分の場合ほとんどありません。
このレンズも開放で撮って、その後はf2位まで絞って終わり。それで良いところが見つからなければ困りますが。

X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 @1.2



X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 @1.2



X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 @1.2



X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 @1.2



X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 @1.2



@f2

X-Pro3 Nokton 50mm f1.2m@f2



X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 @f2


このレンズf2まで絞ると35ミリf1.2よりも上かもしれないと思うほどです。後ろのボケは少し気になるところもあります。最初は35ミリと同じノクトンの50ミリ版が欲しいと思っていたのですが、今は段々このレンズも欲しくなってきました。どちらか1本と迷っている人には悩ましい選択になる2本のノクトンです。

最後に同じ場所で撮った35ミリノクトンf1.2と50ミリノクトンf1.2の開放での比較です。手持ちでの撮影ですから、フレーミングも距離も厳密ではありませんし、ボディーは35ミリはXPro1, 50ミリはXPro3と異なりますが、描写の違いは多少分かると思います。


X-Pro1  Nokton 35mm f1.2 X mount @f1.2


X-Pro3 Nokton 50mm f1.2 X mount @f1.2




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