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生活クラブの生産者と直接話せる大試食会、9会場で開催しました

安心安全な食品や日用品をお届けする生活クラブ生協。
生活クラブ神奈川では、以下の日程・会場で生産者と来場者が直接話せる「大試食会」を開催し、のべ約390名の方にご参加いただきました!

11/15(水)10:00~12:45 / 14:00~16:15 ユニコムプラザさがみはら 実習室1
11/17(金)・19(日) 10:00~18:00 グランツリー武蔵小杉 4Fフロア
11/21(火)10:30~14:30 茅ヶ崎市コミュニティホール
11/23(木)11:00~16:00 新横浜グレイスホテル
11/30(木)10:30~14:30 エキマエ大船ビジネスポート ハイウェーブ
12/2(土)10:00~16:00 GladePark横浜公園
12/3(日)10:30~12:45 レンブラントホテル海老名
12/9(土)10:00~16:00 ラジアントホール

組合員の方は知り合いやお友達を連れてご参加いただきました。
各大試食会には生産者が6組来場!
生活クラブで取り扱う品目「消費材」を試食してもらいながら、生産者から直接話を聞けます!

生活クラブ神奈川では県内を5つに分け、独立した法人生協=地域生協として事業を行っています。5つの地域生協の大試食会を一部写真でご紹介!

11/11 さがみ生活クラブ
11/17 かわさき生活クラブ
11/23 横浜北生活クラブ
11/30 湘南生活クラブ
12/2 横浜みなみ

今回聞けたお話を説明と交えて一部ご紹介します!
①マルモ青木味噌(味噌)

左から発酵して1年、3~5か月、2~3か月のお味噌。クラッカーに乗せたものを試食できました!

市販の味噌は発酵が進み、味や色の変化を防ぐため
①出来上がった味噌を加熱殺菌処理し発酵を止めている
アルコールを添加し、酵母の働きを弱めている
味噌が多く、これらは酵母や乳酸菌が減り、実は本来のちからも旨みも失われた本物のみそではないということも考えられます…。

生活クラブで取り扱う「生みそ」とは非加熱で、酵母や乳酸菌が生きて発酵が進んでいるお味噌です。温醸造と天然醸造製法でつくられ、時間が経つと色も変わります。

「温醸造」みそは4~6ヶ月という時間をかけ、温度管理を厳密に行ないながら、春夏秋冬の温度サイクルで熟成させます。
「天然醸造」は、仕込んだ大豆と米を約1年間、みそ蔵で寝かせ、信州長野の四季の移ろいの中で、じっくりと熟成させることで、香味のすぐれた複雑で丸みを持った旨みを持つ、濃厚な赤色のみそへと育てあげる製法です。
2015年における日本の大豆自給率(カロリーベース)は7%と低い中、北海道産のトヨマサリという銘柄を使用し、コメは山形県酒田市のJA庄内みどり、長野県のJA上伊那、JAながのが契約栽培したものを使うなど、素性が明確な原料を使い、遺伝子操作された原料は使いません。

②美勢商事株式会社 (餃子)

当日来場者の方は美勢商事さんが焼いた餃子を試食できました

1996年、地元、松本支部の組食員から「美勢さん、冷凍餃子を作って!」との声から2年の時を経て、デビューしました。

【具】は野菜(キャベツ、白菜、玉ねぎ、にら、しょうが、にんにく)豚肉、豚脂、オイスターソース、ばれいしょでん粉、ごま油、しょうゆ、発酵調味料、練りごま。
【皮】は国産小麦と塩で作られています。

生活クラブの提携生産者のものを原材料として使用しています。
野菜は夏場は主に塩尻近郊の契約農家さんのもの、にらは可能な限り子会社栽培のものを使用しています。
・豚肉、豚脂は、平田牧場さんの三元豚
三元豚はトウモロコシや大豆の油かす、大麦などをブレンドした飼料とお米を食べて育てられています遺伝子組み換えや収穫後の農薬散布の心配がない植物性中心の飼料です。
・オイスターソースはコーミさんから。広島県産の牡蠣をまるごとすりつぶした、化学調味料、着色料、香辛料不使用の調味料です。
・そのほか小麦粉、しょうゆ、ごま油、みりん風調味料、食塩も提携生産者の安全性の高いものを使用しています。

おいしく焼くコツは、強火で一気に最初から最後まで焼くこと。そしていじらずにじっと待つことです!

③株式会社ニューオークボ (パスタ)

右上の器具がイタリア伝統のパスタマシーン「押し出し機」。
穴の開いたパーツに通すことで、表面に独特のざらつきが生まれ、パスタソースがよく絡み、
また茹でたときに香りが強く立ち上がるのだとか。

一般的なパスタは7~9時間かけて90度近い高温で乾燥させます。対してニューオークボでは、2~3日かけて、40度以下で乾燥します。50度以上になってしまうと、風味や栄養分が飛んでしまいます。それらを失わないような製造機で、すごく手間がかかりますが、前身の会社から90年程作り続けています。茹でた時に初めて熱が加わり、食感や小麦の香りや旨み、甘味を存分に楽しめます。

ニューオークボは日本で工業用パスタを初めて作りました。 ご自宅で作っていた方はいると思うんですけど。デュラム小麦は、たんぱく質が豊富ですごい硬い小麦なので、機械でないと練れない小麦なんです。 よーく練っているので、もちもち感が感じられます。

またこのデュラム小麦栽培に日本で初めて成功しました。デュラム小麦は、雨が多いと発生し やすい赤かび病に弱いなどの理由で収穫時期が梅雨にあたる国内ではほとんど栽培されないため、パスタのほとんどは海外産のデュラム小麦から作られています。温暖で収穫時期の降雨が比較的少ない瀬戸内地域で、日本初の国産デュラム小麦である『セトデュール』栽培に初めて成功し、使用しています(パスタ用小麦、農研機構西日本農業研究センター様、株式会社ニップン様にて共同開発)。『国産デュラム小麦リングイネ』ぜひ試してみてください!


生活クラブでは生産者と組合員が「お客さんと業者」ではない「対等互恵」な関係を築き、ともに安全・健康・環境に則った自主基準を作り、消費材(品目)を開発・利用しています。

生産者は組合員と交流の場を設け、消費材をより深く知ってもらう活動も行なっています!また組合員とともに問題を解決に向けて、より良い質の消費材をめざしています。

「消費材」を作る生産者の集まり「生活クラブ新生会」HP▼

消費材について、普段はなかなか聞くことができない話も聞ける大試食会でした。
ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました!

HPでの報告はこちら→https://kanagawa.seikatsuclub.coop/event/2023daishisyokukai.html



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