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詩集 《詩》

「詩集」

君の詩集を枕元に置いて眠った

君の夢が見れそうな気がしたから

文字を指先でなどりながら

何度も何度も詩を読み返した

君に優しく触れる様に


いつまでも夜は深く 

星の瞬きに君の吐息を感じた


僕のたったひとつ想いは色濃く
縁取られてゆく


仰ぎ見た夜空に12月の風 

僕は何も持たずに旅に出る 

時間を超えた無限の宇宙へ

君の言葉を強く胸に抱きしめたまま


君はきっと其処に居る
僕の全てが其処にある

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