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邪悪な光 《詩》
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「邪悪な光」
悲観的な色あいを帯びた幻想と
攻撃的な響きを持つ光が仄かに漂う
表に現れているのは
ただの見せかけに過ぎない
徹底された秘密主義
歪んだ鏡が映し出す
恐ろしく執拗な性質を持つ陽の光
何かの始まりを意味するもの
もう全ての時が動き始めている
その光に恐怖し逃げ出した人々
次第に力を増す
その邪悪な光に眼を背けた
そして誰ひとりとして居なくなった
僕ひとり置き去りにしたまま
此処で
この場所でずっと待っていた
そして
僕はやっと気がついた
邪悪な光は僕自身である事を
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