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線香花火 《詩》

「線香花火」

僕は恋をする様に
君の詩を読み続けています

夏には夏の歌があり

夏には夏の花が咲く


線香花火が燃えています

チリチリと熱く揺れながら

真っ赤な最後の赤い玉

落ちない様に優しく包んだ

小さな炎の花弁が
今も僕の心で咲いてます

君の居た夏 明日の風と君の海

星になれなかった僕等

君との約束 忘れない

美しく輝く花弁が
永遠に照らす八月の夜

愛しき人へ

僕は恋をする様に
詩を書き続けています

もし生まれ変われるとしたなら

大人になる前に君に逢いたい

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