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やった事は必ず自分に返ってくるで。

やった事は必ず自分に返ってくるで。

幼い頃から、耳にタコができるくらい祖母に言われた言葉です。

祖母語録があって、(きっとそのようなおばあちゃんは多いのかもしれない)「なんでも時間薬やで」や、「口は災いのもとって覚えときや」などのことわざを、合いの手がわりにするのです。

その「やった事は自分に必ず返ってくる、で。」は、因果応報、自業自得などの言葉で表現されますが、似たような意味の言葉は沢山あります。

それだけ昔から人々の周りでは、そのことを意識せざるを得ないことが起き、気づきを言葉で表現したのではないでしょうか。

私も例外ではなく、身をもって祖母の言葉を体験させられています。さ

例えば、私は短気な方なので、しばしば夫に怒りを爆発させてしまいます。声に出す日もあれば、家出未遂という形でそれを表現する日もありますが、その後は身体中が痛くなったり、頭が痛くなったりします。

ひどい時だと一日中寝込んでしまったり、1週間程心身の不調が治らなかったりします。

友人とその話をしていると、友人は怒った後は、毒を飲んだようにお腹が苦しくなったことがあるそうです。

正に、自分から出したものが、自分に返ってきて苦しむ自家中毒の状態になっているいい例だと感心しました。


他の悪い例もあり、それが今日この記事を書こうと思ったきっかけです。

私の夫の兄、義兄はいい言葉で言うと節約家、悪い言葉で言うとケチです。

近くに住んでいるので、よく一緒に出かけるのですが、私の出産前までは、遠い所にも足を伸ばす事がありました。

義兄家族は車が無いので、一緒に出かけるときは、いつも私たちの車に乗ります。
しかし、ガソリン代を払ってくれようとしたことは一度もありません。

私も最初は家族だし。と、気にしていませんでした。とはいえ、頻繁に一緒にでかけることもあり向こうから一言もないのはな。という気持ちになってきたので、夫に伝えました。

夫がそのことを義兄に伝えると、

「そっちが誘ってるから、自分が払う必要がない。」

と言われました。

その後も何回か伝えましたが、毎回同じ答えが返ってきます。

その他にも、出さないエピソードはあるのですが割愛します。
とにかく少し目に余るくらいのケチなのです。


しかし、義兄の身にはお金に関して喜ばしくない出来事が起こり続けます。

大きなことで言うと、何年も前に事故で300万を一気に失いました。

一年前は義姉に出産のことで振り回され、70万以上使うことになりました。

このように、望まない形での出費が多いのです。

そして今日一緒に釣りに行ったのですが、買ったばかりの釣り竿が、釣りを始めた5分後に折れてしまい、使い物にならなくなってしまったのです。

義兄はひどく落ち込み、帰りの車では無口になっていました。

こんな日本昔話のような話があっていいのかと少し笑ってしまいました。

これこそ、身から出た錆と言えるのではないでしょうか。


反対に良い例もあります。


冒頭にある通り、祖母はこの言葉が好きだったので、幼いわたしに分かりやすいように
「例えばお金や財布を拾ったら、必ずおまわりさんに届けるんやで。そしたら自分が落とした時に帰ってくるから。」と説明していました。

幼いわたしは、10円ですら交番に届けていました。(おまわりさんは拾ったお金と引き換えに私にお菓子をくれたりしていました。おまわりさんの優しさ忘れません。)

そのおかげか、落とし物が多い私ですが、毎回財布などの大事なものは必ず帰ってきます。

この様なエピソードはほとんどの人の周りで起きていると思うし、敏感な方なら常々このことを実感されていると思います。

人助けしたら、気持ちが晴れるという形で帰ってくるし、逆にずるい事をしたら罪悪感という形で帰ってくる。

人も死ぬときは土に還帰るように、どうもこの世界には、来た場所に帰るという法則があるようです。

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