「転職の思考法」を読んで。
絶賛体調不良中ということもあり、久々の投稿になります。
みなさん、体調管理には気をつけてくださいね。
さて、今日は北野唯我さんの、「転職の思考法」を紹介します。
この本を手に取った理由としては、僕が現時点で転職を考えていたのではなく、たまたま転職相談を受ける案件が増えたこと、著者である北野唯我さん(https://twitter.com/yuigak)の考え方がとても好きだったことがあります。
本書は、意外にも(?)ストーリー形式で構成されており、よりリアルに、実生活に近い感覚に沿って綴られており、多くの方が親しみを持ちやすいものだと思います。
著者である北野唯我さん自身、映画について深く学ばれていたご経験から今回の構成を考えられたようで、ストーリー形式だからこそできた要点のまとめ方、親しみやすさがある1冊ではないかと感じました。
その内容の一部を紹介します。
1.自分の市場価値
まず、最も印象に残った部分をあげると、本書の冒頭でも述べられているのですが、「自分の市場価値」について、深く考えるきっかけを与えてくれることです。
「市場価値」とは、「マーケットバリュー」とも呼ばれるもので、言葉の通り、市場でのそのモノの価値、価格を意味します。
そして「自分の市場価値」とは、まさに「自分」を商品として考えたときの市場や会社での価値や価格を指します。
僕自身この「自分の市場価値」とは、とても大切なものだと感じていて、そもそもこれをしっかりと意識している人は、前向きな姿勢で仕事に取り組めているように思います。
そして繰り返しになりますが、この「自分の市場価値」を的確に理解できていれば、雇用する側(会社)と雇用される側(労働者)として、適切な関係性を保つことができるのではないかとも思います。
本来、雇用する側される側、要するに会社と労働者とは、極論、一人間同士の関係性であって、どちらが上とか下という立場的関係性はないと思います。
しかし、雇用される側(労働者)が的確に自分の市場価値を理解できていないと、雇用する側(会社)から与えられるだけの価値に囚われてしまい、自分の価値を見出せなくなります。そこから依存が生じ、互いの関係性にも溝が入り、いわゆる「社畜状態」になるのではないでしょうか。
あくまでこれは僕の見解ですが。笑
話を戻すと、本文ではこの「自分の市場価値」について掘り下げられていて、それを機に、深く考えるきっかけを与えてくれます。
2.「交渉のカード」
巻末では、「交渉のカード」というワードが出てきます。
ここも僕としては、とても共感した部分です。
僕の考えから言うと、より多くの選択肢を持つ人ほど、人生というゲームを強く、より充実して生き延びれると考えています。
そしてまさに、「転職」と言う「交渉のカード」、要するに「選択肢」を持つことで、より「仕事」と言うゲームにも強く、前向きに臨めるようになるのではないでしょうか。
本文を抜粋すると、
「いつでも転職できる」という「交渉のカード」を持てば、結果、今の職場も絶対に良くなると確信している。
と綴られています。
この「転職できる」と言うカードは、まさに最強カードだと思います。
上で述べたような会社への依存を生むこともなく、自分の力で生き抜くことができる。
著者が確信しているように、僕も強くそう確信しています。
3.終わりに
僕は本書のタイトルである、「思考法」と言う言葉がとても好きです。
小手先の知識を取り入れるなら、ざっくり考え方を変えようぜ的な感覚が、おおらかで、より頭に強い印象を残すように思います。
「思考が変われば行動が変わる。」
とはよく言ったもので、まさに「行動」のための原点だなと感じました。
転職を考えている人も、そうでない人も。
仕事をもっと前向きにやりたいと思う人も。
どんな人にも読んでいただきたい1冊です。
是非、お手にとってみてはいかがでしょうか。
4.番外編!!(ドドンッ!)
僕が北野唯我さんを知ったきっかけはこちら!!
以前紹介させていただいた、Voicyの風呂敷「畳み人」ラジオの放送です。
この回の放送、とにかく印象的で、面白くて。
冒頭にも述べた、北野唯我さんが映画について学ばれていたエピソードも、ただただすげーとしか言えません(説明が雑ですみません。笑)。
是非!こちらの風呂敷「畳み人」ラジオも聴いてみてはいかがでしょうか!
長くなりました。
ご精読、ありがとうございました。
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