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EQの深い考察

こんにちは、EQコンサルタントの時雨です。



さて、今回はEQについて深堀りしていきます。


EQとは

まず、EQとは「自身の感情を認識し、それを管理した上で、他者の感情や思考を察し、適切な人間関係を築いていく」という能力です。

いろいろなEQの会社が独自の領域や名前で呼んでいますが、私は次の4つの領域でいつも考えています。

①自己認識

自身の感情や心の動きを正しく把握し、さまざまな状況での自分の傾向を理解する力。言い換えると、何か自身の感情を揺さぶる出来事が起きた際に何が原因で、なんでそう思ったのか、本当の感情は何なのかを正しく把握する力です。

EQの世界的機関のシックスセカンズ社が発表したデータで、日本人の一番低い領域はこの領域だと証明されました。

日本人は小さな頃から「人に迷惑をかけず、周りに合わせなさい」と言われるので、そこから自分の感情を押し殺すことが当たり前になり、いつしか自分の本当の気持ちがわからなくなっている人がとても多くいらっしゃいます。それだとロボットと変わりません。もっと自分を大切にして欲しいのが私の本音です。

②自己管理

次に自己管理です。この領域は状況や人に対する感情的な反応をコントロールするという力です。感情のコントロールですね。

この領域は先ほどの自己認識能力が高くないとできません。例をあげると、怒って誰かを怒鳴りつけている時に自分が今どんな感情で、何が自分の怒りに触れたのか、どこに自分の認識や価値観と相違があったのか、これを正しく理解できていないと思います。怒りをコントロールできず、”怒鳴る”という行動に走ってしまっています。怒りが沸いたとしても、自分のことを正しく認識できていれば、怒鳴る前に少しは心が落ち着きますし、そもそも怒ることが最適なのか考える時間が取れると思います。このように自分の感情をコントロールする力になます。

③社会的認識

この領域は他者の感情を読み取り、相手の心の中で何が起きているか理解する力のことです。言い換えると、「想像力と洞察力が高い」に尽きると思います。他者の立場になって想像しながら、また、言葉になっていないものを察知する力が必要です。なんで今のわかったの?というようなエスパーみたいな方に出会ったことがある方もいらっしゃると思います。そういった方はこの領域のスキルが異常なくらい高い方なので、観察してみるのもいいかもしれません。

そして、ここで注意していただきたいことが、洞察力と観察力は違います。そんなの当たり前じゃんと思われるかもしれませんが、洞察力は観察力を磨いただけでは身に付きません。観察力は表面を読み取る力です。どれだけ表情筋を見るなどのトレーニングをしても、観察力は向上しますが洞察力の向上はとても厳しいです。これ以上書くとノウハウを話してしまいそうなのでやめますが、この領域では、想像力と洞察力が必要です。


④人間関係管理

この領域は、自分と他人の感情を理解し、その理解を利用して関係をつくっていく力です。これまでに上げた3つの領域のスキルが高くなれば自然と上がります。自分の感情が理解でき、感情をコントロールできるのであれば、他者と適切な距離で関係を作っていくことができますし、他者の感情を察することができるのであれば、相手の喜ぶことをするだけなので、こんな領域があるんだ、ということを知っておいていただければいいと思います。


EQの目的

まず、EQ向上によって身に付くものを挙げます。

・自信
・信頼
・共感力
・責任感
・柔軟性
・自制心
・意思決定
・時間管理
・変化の受容
・接客スキル
・社会的スキル
・ストレス耐性
・プレゼンスキル
・コミュニケーション力


メリットはとても多いのですが、

EQの目的を私は

『他人に振り回されず、自分を好きでいられる人生を歩む』

ことだと思っています。

自分の大切な人に幸せになってもらうことは確かに大切ですし、単発ならできると思います。しかし、自分を幸せにできない人が他人を幸せにし続けることはできません。継続性なく、先に自分が壊れてしまうことも多いです。自分を幸せにした先に他人の幸せもあると私は思っています。

また、ビジネスにおいても、社内外で良い人間関係を築くことができると人を頼ることができ、仕事がしやすくなり、成績、評価、果ては年収まで上がります。プライベートにおいても、ご近所付き合いや習い事での付き合いなど、自分を大切にしたうえで人間関係を築いていくことができるので、QOLがはるかに上がります。

なので、私は生きやすさに必要な能力だと思っています。


EQと年齢の関係

世間では、EQは3歳までに土台が作られると言われています。これは正確には3歳までに教育するとEQ向上の効率が良いというだけで、EQは後天的に身に付けることができないというわけではありません。実際、私はサイコパスの父の影響や鬱になったりと、20歳まではEQはとても低かったです。(今はemotional・intelligence・appraisalのEQテストにおいてもほぼ満点なので、嫌いにならないでくださいね😉)

私はそれでもいろいろなことを克服して、良い人間関係を築き、自分を好きでいられる人生を歩めています。何歳からでもEQを向上させることはできます。


さいごに

今までに「この人なんか話しやすいな」という安心感を与えてくれる人や「私にもできるかも!」という前向きな気持ちにしてくれる人に出会ったことがあるかと思います。もしかしたらそういった人に憧れの気持ちを持ちつつも、自分には無理とあきらめていた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、EQを上げるとあなた自身がその憧れの人になることができます!

この記事で少しでもEQの理解が深めていただけると嬉しいです!

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