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8千万事件の考察【立花孝志】【支払督促】【補充送達】

皆さん、こんにちは。
浜田聡参議院議員のファンのせふぇむです(^-^)
今回は、立花孝志さんの8千万請求異議事件の考察をしました。皆さんの参考になれば幸いです。

※アホみたいに長い記事ですが、
私の結論は
【立花さん、補充送達をしくじって実刑の可能性が高いんじゃね?】
です。あくまでも素人見解ですので、皆さんからご意見いただければ幸いです。

とにかくムダに長文ですが、
(2)(5)(8)(11)が重要です。この4つさえナナメ読みしていただければ大丈夫です。

※最初の作成日は2024年4月11日です。随時更新していく予定です。

※2024/04/28追記
内容は無料で読めますが、有料記事にしました。「投げ銭」感覚でよろしければお願いします🙇


(1)私が考察と発信をする理由

たくさんある立花さんの疑惑の中で、8千万裁判は実刑にもっていける実現性がダントツで高いと思っているからです。

私は、N国党の浜田聡参議院議員のファンですが、立花さんとN国党は支持していません。
2回目の裁判の傍聴に行きましたが、傍聴人は私を入れてたったの3人でした。
こんなに重要な裁判の注目度が低いことに危機感を感じ、有名な方々の主催する旧ツイッターのスペースにて数回、お話しをさせていただきました。
ありがたいことに、私の想定をはるかに上回る反響がありましたので、改めてちゃんと考察をして、発信をすることにしました。
今後また、どなたかのスペースでこの記事のお話しさせていただけたらと思います。

また、今回の考察は、多数の方の投稿やスペースによって記事にすることができました。感謝申し上げます。ありがとうございます(^-^)

(2)ネット上で見かける疑問点

8千万事件についてネット上で見かけた疑問について、私の見解を書きます。

(2)-1、なぜ立花さんは大津さん宛てに送った支払督促を、齊藤健一郎さん宛てに送ったと主張しているのか

⇒知らんがなです。ただし、下記の発言を応用した主張をしている可能性はあります。

参照サイト↓

・3/31に「代表:大津、会計責任者:立花」で令和4年度の収支報告書を出した件について ← 重要

  3/29に大津さんが「辞める」と言ってたのに記名押印していなかったから登記が変わらなかったため、3/31には「代表:大津綾香」と書くしか無かった

https://note.com/icchyx/n/n8be54139ba0c

あくまでも、大津さんのせいで変更登記が出来なかったため、
本当は齊藤さんが党首だと思っているけど、仕方なく大津さん宛てにした、みたいな主張なのかなと思います。
ムチャな主張だとは思いますが、一応「それっぽい言い訳」かなとは思います。

(2)-2、なぜ立花さんは3月14日に8千万を貸したと主張しているのか

⇒知らんがなです。立花さんが言及していた記憶はあります【※エビデンス求む】場合によっては、政党の登記にロックがかかっていたため(当時)その影響はあるのかもしれません。
重要なのは、立花さんは政党に8千万を貸したと主張していることです。

2024年4月18日追記
(4)で書いた支払い督促では、みんつく党の登記を添付しないと督促状の手続きができないので、大津さん就任以降で登記のロックがかかるまでの期間に発行した登記を利用したのかなと思います。

(2)-3、ミナミの帝王スキーム(請求詐欺)はなぜバレたのか

⇒手続きの途中で、政党の登記のロックが解除されたので、党本部を移転した大津さんが(物理的に)受け取れる場所に書類が届くようになったから。

2024年4月18日追記
完全に8千万が手に入る前に、かようまりの司法書士が申請を取り下げてロックが解除されてしまったから。
また、ミナミの帝王では「本人だと偽って受け取った」の対して、8千万事件では、補充送達を使ったため新たに「大津さんの従業者である」条件が出てきたので対策が甘かったのかなと思います。

(2)-4、立花さんは政党の登記がロックされていたことを悪用したのか

⇒知らんがなです。ただ、さほど重要ではないと思います。
むしろ、手続きの途中でロックが解除されてしまったことが想定外だったのかなと思います。

2024年4月18日追記
結果的には、ちゃんと8千万をゲットしてからロック解除(申請の取り下げ)をするべきだったのかなと思います。
登記ロックは悪用はしていたとは思いますが、うまく悪用できなかったのかなと思います。悪いことはしちゃダメですね。

(2)-5、みんつく党の破産手続きで8千万裁判に取り組むか

⇒破産管財人がこの8千万裁判に関与する可能性は低いと思います。

8千万について、
みんつく党⇒借りていない!
立花さん⇒貸したけど放棄する(請求しない、返せと言わない)

これだと、破産管財人としては「じゃあ、スルーで」となるのかなと思います。

(2)-6、すでに立花さんは取下げているのになぜ今さら裁判するのか

【2024/04/28追記】
強制執行は決定しており、みんつく党は、その決定に犯罪につながる疑いがある手続きの瑕疵があると主張しているから。

督促状を受取った神谷さんに、補充送達の受取人の要件を満たしていないのは明らかであり
強制執行を決定した以上は、その手続きにおいて、補充送達の無効の判決が必要だと思います。

(2)-7、なぜ民事裁判をすると立花さんの実刑につながる可能性があるのか

【2024/04/28追記】
補充送達の無効判決が出れば、
罰則規定のある郵便法(配達員を騙して督促状を受取った疑い)に争点をもっていき
強制執行の無効判決を根拠に刑事告訴がしやすくなるから。

現在、裁判所が決定した強制執行は問題がなかった事になっているので
今のままだと、補充送達や信書隠匿を主張しても警察は動きにくいと思います。

(2)-8、大津さんが督促状を受け取っていないのって何がマズいの?(信書隠匿罪)

【2024/04/28追記】
(3)の疑惑の動画にある、「大津さんは督促状を受け取れない」旨の発言・発想が
刑法の信書隠匿罪にあたる可能性があります。

督促状は、誰が受取ったとしても、宛名の本人に渡さなければいけません。
※宛名の本人が「そっちで、いいようにやって〜」みたいな指示をしていたなどの事情があれば別です。

神谷さんは、受取った督促状を議員会館の齊藤健一郎さんの事務所に転送したとの投稿をしており
齊藤健一郎さんとその関係者が意図的に、大津さんに督促状を渡さないように仕組んだ可能性があります。
関わった人たちの行為が犯罪になるのかは分からないです。


(3)疑惑の動画はサスタチである(大津さんへの苦言あり)

(※せふぇむの個人的な見解です)
疑惑の動画は、フツーにサスタチ(さすが立花さん!)だと思います。
詐欺の手口をゲロった動画ではないと思います。
法的に、さほど問題はない動画であると思います。
問題なのは、立花さんがこの疑惑の動画の通りに支払督促をしなかったことだと思います。

疑惑の動画↓

動画タイトル:大津綾香氏は既に終わっています。【口座凍結されていても、登記変更されなくても】立花孝志が勝つ理由

疑惑の動画のポイントは下記の4点だと考えます。

(3)-1、「種明かし」発言(冒頭12秒から)

⇒これは立花さんがよくないと思います。「種明かし」というと、さも詐欺などの悪い犯罪の手口を語っているような誤解を招く可能性が高いと思います。

(3)-2、支払督促を大津さん陣営は受け取れない発言(6分25秒から)

⇒これは大津さん陣営の分が悪いと思います。
大津さん陣営は、督促状の受取場所を知っていました。また(物理的にはほぼ不可能だが)受取場所に居座る権利もあります。(大津党首の党本部なので)
机上の空論レベルですが、大津さん陣営は支払督促を受け取ることが可能な状態であったと考えます。

(3)-3、党に対してお金を貸している人が督促状を出せばいい発言(11分52秒から)

⇒これはめちゃくちゃ重要です。
ガチでホントに政党にお金を貸している人が支払い督促を出せば、8千万裁判は起きなかったと考えます。
立花さんが直近の4月(当時)に入った政党交付金のほぼ全額である8千万の全額を横取りする欲を出さなければ詐欺の可能性もほぼなかったと考えます。

(3)-4、代表権は大津さん⇒齊藤さんさんになる発言(13分33秒から)

⇒この読みが外れた(※2024年4月12日現在は確定していない)ことで、N国党や立花さんのいろんな目論見や見通しが狂ったのかなと思います。

2024年4月18日追記
代表権が齊藤さんになれば、補充送達も問題ないので
本当に党にお金を貸している人が支払督促をして、党の従業者が受け取ればなんの問題もない動画になるハズでした。

(3)-5、大津さんへの苦言

⇒疑惑の動画は、法的な問題はほぼないと思っています。
私は、大津さんが大好きです💖💖
挑戦や誤解を恐れない気持ちも大事ですが、リーガル系の発言・発信には気を付けてほしいと思っています。
あと、選挙ウォチャーちだいさんは、彼はめちゃくちゃ気さくないい人ですが、彼は「選挙レポートのプロ」であって、法律知識はそんなに明るくないです。
ちだいさんの法律が絡む発言については、話半分ぐらいに聞くのがオススメです。


(4)支払督促とは

通常の支払督促の手続きを確認します。


(4)-1、支払督促申立書(※重要)

8千万裁判では、この書類の「請求の原因」の欄を争っています。

https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/file2/2019.tokusoku.pdf

立花さんが請求の原因の欄に虚偽の記載をした可能性があります。
虚偽記載の罰則規定は分からないです。【※情報求む】

請求の原因の(貸金)のひな型

https://www.courts.go.jp/sapporo/vc-files/sapporo/file/R4_syosiki_kansai/R5-3_sojyou_shiharaitokusoku/R5-3_shiharaitokusoku/R5-3_moushitatesyo/R5_2_4_kashikinn.pdf

(4)-2、補充送達(※重要)

8千万裁判では、支払い督促の受取人を争っています。

参照したサイト↓

上記サイトより抜粋↓

2.補充送達
補充送達とは、送達場所において名宛人に出会えなかった場合に、一定の要件のもとに名宛人以外の者に送達書類を交付する方法のことをいいます。一定の要件というのは、まず送達をすべき場所において送達名宛人に出会わなかったこと(留守など)。そして送達名宛人との間で一定の身分関係を有し(配偶者など)書類の受領について相当の心得のある者に書類を交付することの2つです。この補充送達は、就業場所で名宛人に出会わない場合において、その使用主や同僚等で書類の受領について、相当の心得のある者が書類の交付を受けることを拒まないときも可能です。

https://amagasaki-legal.but.jp/15-1soutatu.html

督促状を受け取った神谷さんが、上記の【送達名宛人との間で一定の身分関係を有し】に当てはまらない可能性があります。

(4)-3、郵便送達報告書(※重要)

【2024年4月18日追記の項目】
神谷さんは、この用紙に虚偽の申告をして郵便配達員を騙して督促状を受け取った可能性があります。

支払い督促を受け取った人は、下記の報告書に署名をします。

配達方法の欄の「2 ア従業者」が補充送達の項目になります。

神谷さんは、大津さんの従業者ではないのに、
自分は大津さんの従業者だと、郵便配達員を騙して督促状を受け取った可能性があります。

【応用編】
ここは、代表権争いが大きく影響します。
督促状を受け取った時期は2023年6月以降であり、代表権争いが発生しています。
仮定の事例:督促状を受け取ったのが、神谷さんとみんつく党の岩井さん(あくまでも仮定です!!)の違い。

・代表権が齊藤さんになった場合
岩井さん⇒受け取る資格がないです。 神谷さん⇒全く問題ありません。

・代表権が大津さんで確定した場合
岩井さん⇒受け取る資格があります。 
神谷さん⇒立花さんと共謀して郵便配達員を騙して受け取った可能性があります。


(5)8千万裁判とは

支払い督促の請求の原因(架空請求)と受取人がアウト(補充送達の違反)であることを争い、この判決を根拠に犯罪の可能性があるとして刑事告訴するものだと思われます。

以下、下記のみんつく党のプレスリリースをベースに考察します。

2023年11月08日
みんなでつくる党
代表(党首) 大津綾香


(告知・公表)
立花孝志ひとり放送局の支払督促に対する請求異議の提訴について



 2023年10月26日、本党は立花孝志ひとり放送局(代表取締役立花孝志)を被告として、請求異議事件に関する訴訟を提起しましたので、下記の通りその概略を公表します。

               

[原告]
 政治家女子48党 代表 大津綾香  ※名称は提訴時点のもの。

[被告]
 立花孝志ひとり放送局株式会社 代表取締役 立花孝志

[請求の趣旨]
 被告の原告に対する市川簡易裁判所令和5年(ロ) 第593号支払督促事件の仮執行宣言付支払督促に基づく強制執行はこれを許さない。

[請求の原因等]
 被告は、原告に対し8,000万円の貸金があるとして市川簡易裁判所に支払督促を申立て、仮執行宣言付支払督促の債務名義を得たが、原告が被告から8,000万円の貸付を受けた事実はない。
 また、支払督促及び仮執行宣言付支払督促はいずれも党代表である大津綾香に交付されておらず、原告と対立関係にある立花孝志氏の部下に対する補充送達により送達されており、手続き上の瑕疵がある。


                              以上

https://www.mintsuku.org/news/1148/

(5)-1、8千万事件の時系列

【2024年4月18日追加の項目】

2023年
3月9日  政党の党首が、立花さん⇒大津さんに変わる
3月14日  立花放送局が政党に8千万を貸す【架空債権の可能性】
3月29日  大津さんに辞任を迫るライブ配信

4月以降  大津派と立花派に分裂して代表権争いが発生する
4月7日  かよう司法書士が代理手続きで代表者変更登記を入れる
     →齊藤さんの委任状しかなく、政党の登記がロックされる
4月頃   大津さん、かよう司法書士の懲戒請求をだす【決定待ち】

5月頃   大津さん、代表権争いの仮処分で負ける

6月5日  立花さん、支払督促の制度を悪用する宣言動画を出す
6月上旬頃 立花さん、支払督促の手続きを開始⇒受理される
6月下旬頃 仮執行宣言付きの支払督促の手続きを開始⇒決定する
6月下旬頃 かよう司法書士、変更登記の申請を取り下げる
      →登記のロック解除。この数日後に水着でバカンス投稿

夏頃    政党の党本部を船橋⇒柏に変更
夏~秋頃  大津さん、支払督促の詳細を把握
秋頃    立花さん、8千万の申請を取り下げる
11月8日  みんつく党、8千万裁判をするプレスリリースだす

2024年
1月15日  8千万裁判、初回期日
1月15日頃 立花さん、答弁書も出さずに「戦略で行かなかった」宣言
1月中旬頃 立花さん、欠席理由を「眠かったから」に変更
2月26日  8千万裁判、2回目期日。立花さん発熱で欠席

3月中旬頃 みんつく党、破産が開始される
3月中旬頃 大津さん、代表権争いで勝つ【現在、控訴中】
2024年4月18日現在、 破産のため、裁判は中断

(5)-2、【参照】tackyandmeさんが根拠にあげている条文

民事執行法 (債務名義)
第二十二条 強制執行は、次に掲げるもの(以下「債務名義」という。)により行う。
一 確定判決
二 仮執行の宣言を付した判決
三 抗告によらなければ不服を申し立てることができない裁判(確定しなければその効力を生じない裁判にあつては、確定したものに限る。)
三の二 仮執行の宣言を付した損害賠償命令
三の三 仮執行の宣言を付した届出債権支払命令
四 仮執行の宣言を付した支払督促
四の二 (以下略)

(請求異議の訴え) 第三十五条 
債務名義(第二十二条第二号又は第三号の二から第四号までに掲げる債務名義で確定前のものを除く。以下この項において同じ。)に係る請求権の存在又は内容について異議のある債務者は、その債務名義による強制執行の不許を求めるために、請求異議の訴えを提起することができる。裁判以外の債務名義の成立について異議のある債務者も、同様とする。
2 (以下略)

https://www.youtube.com/watch?v=sWGPHSKx8_M&t=270s

上記の条文が適用されるとすると、
みんつく党は、民事訴訟法の22条四 仮執行の宣言を付した支払督促を根拠にして、同法35条の「裁判以外の債務名義の成立について異議のある債務者も、同様」に当たるとして異議請求の民事裁判をしていると思われます。


(5)-3、みんつく党は8千万を借りていない

立花さんは、3月14日に8千万を貸していると主張しているが、みんつく党は借りていないと主張している。
立花さんは、(4)-1で書いた、支払督促を申請する書類の【請求の原因】の欄に虚偽の記載をして手続きをした疑いがあります。


(5)-4、受取人が神谷さんであることは法律違反の可能性がある

⇒補充送達に関する法律に抵触する可能性があります。
プレスリリースにある【原告と対立関係にある立花孝志氏の部下】が(4)-2で書いた【送達名宛人との間で一定の身分関係を有し】に当たらない可能性があります。

(5)-5、補充送達【参照】tackyandmeさんが根拠にあげている条文

民事訴訟法
(交付送達の原則)
第百一条 送達は、特別の定めがある場合を除き、送達を受けるべき者に送達すべき書類を交付してする。
補充送達及び差置送達)
第百六条 就業場所以外の送達をすべき場所において送達を受けるべき者に出会わないときは、使用人その他の従業者又は同居者であって、書類の受領について相当のわきまえのあるものに書類を交付することができる。郵便の業務に従事する者が日本郵便株式会社の営業所において書類を交付すべきときも、同様とする。
2 (以下略)

刑法(信書隠匿)
第二百六十三条 他人の信書を隠匿した者は、六月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。

https://www.youtube.com/watch?v=sWGPHSKx8_M&t=270s

上記の条文が適用されるとすると、
支払督促では補充送達はOKである。
神谷さんは、「原告と対立関係にある立花孝志氏の部下」(みんつく党のプレスリリース)であるとすると、
神谷さんは「従業者」(民事訴訟法106条)に当たらない可能性がある。
⇒神谷さんが、みんつく党の従業者であるかどうかが、ポイントになる。

また、神谷さんが「他人の信書を隠匿した者」(刑法263条)に当たるとすると、刑事罰に処される可能性がある。

(6)立花さんの詐欺の可能性

(5)のみんつく党プレスリリースの【手続き上の瑕疵がある】が詐欺罪の可能性につながると思われます。

重要なのは、立花さんは【詐欺の疑いがある行為をしている】ことです。
専門的な法律構成や構成要件などは、専門家によって諸説あると思います。
現実的には、立花さんを確実に実刑に持っていけるやり方(検察がOKだした説)が採用されるのかなと思います。

(6)-1、詐欺罪(既遂と未遂)の条文からの考察

未遂でもほぼ懲役になるので、我々N国党界わいの外野は「立花さんが実刑になる可能性がある」と思っておけば大丈夫だと思います。

参照したサイト↓

■詐欺罪未遂の刑罰

刑法第246条 人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
刑法第250条 この章の罪の未遂は、罰する。
刑法第43条 犯罪の実行に着手してこれを遂げなかった者は、その刑を減軽することができる。ただし、自己の意思により犯罪を中止したときは、その刑を減軽し、又は免除する。
刑法第12条 懲役は、無期及び有期とし、有期懲役は、1月以上20年以下とする。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=140AC0000000045

ポイントは、中止犯だと刑罰が免除になる場合があることです。
立花さんは、強制執行を(取り下げはしたが)執行はしたので、中止犯には当たらないです。
また、未遂の場合は執行猶予になる場合もあるが、立花さんは、すでに執行猶予中の身なので、未遂でもほぼ確実に実刑になると思います。

■詐欺の未遂と既遂の違い

犯罪成立過程は、以下のとおりです。
犯行を決意➡実行に着手➡実行を終了➡結果の発生

詐欺罪の場合には犯行を決意し、実行に着手し実行を終了し、財物移転の結果が発生すれば既遂になります。
詐欺罪の場合の既遂時期は、財産が移転した時点、つまり占有移転時です。不動産の場合には移転登記完了により既遂となります。
実行に着手し実行行為は終了したけれど財物の交付に至らなかった場合には未遂となります。

https://nexpert-law.com/keiji/sagi-misui/

8千万裁判でのポイントは、
【財物移転の結果が発生】と【占有移転時期】をどのように解釈するかだと思います。


(6)-2、みんつく党と著名人の見解

【お詫び】
わたし、以前どこかのスペースで、みんつく党は【刑事告発】を検討していると発言した記憶があります。
正しくは、【刑事告訴】を検討しているようです。
立花さんの犯罪の疑いには、さほど大きな違いはありませんが、正確性に欠ける発言をしてしまったことをお詫び申し上げます。大変申し訳ございません。

大津綾香さんのポストのスクショ

■みんつく党の見解
上記の大津さんのポストから察するに、
みんつく党は、立花さんに対して何かしらの犯罪行為(有罪になる刑事罰)をしている可能性があると考えているものだと思われます。

■福永弁護士の見解
私は、彼の発信をみないので知らないです。

2024年4月18日追記
立花さんに督促状の送達がマズい可能性があると事前に伝えていたとのことです。SNSで詐欺の疑いが指摘されているのは構成要件が疑問であるとのことです。

■失敗小僧さんの見解
YouTubeで見解を述べる動画を出していた記憶がありますが、内容は覚えていないです。【※エビデンス求む】

■tackyandmeさん
立花さんが8千万を受け取っていないことから詐欺の未遂の可能性があると指摘されています。

動画タイトル:大津党首の8000万円支払督促請求異議の訴えの解説

(6)-3、せふぇむの見解

以下の犯罪の疑いがあると思います。
1、立花さんの、強制執行が決定したことが詐欺になる可能性(刑法246条の詐欺の既遂)
2、神谷さんが、郵便配達員を騙して督促状を受け取った疑い(郵便法82条)
3、神谷さんが、大津さん宛の督促状を大津さんに渡さなかった可能性(刑法263条の信書隠匿)
4、立花さんと神谷さんが共謀している疑い(刑法60条の共同正犯)

※1は構成要件がビミョーな感じですが、2~4は条文の直接適用なので、条文が適用できるのであれば、立件できる可能性が高いと思います。

郵便法
第四十九条(特別送達) 特別送達の取扱いにおいては、会社において、当該郵便物を民事訴訟法(平成八年法律第百九号)第百三条から第百六条まで及び第百九条に掲げる方法により、送達し、その送達の事実を証明する。
 前項の取扱いにおいては、郵便認証司による第五十八条第二号の認証を受けるものとする。
 特別送達の取扱いは、法律の規定に基づいて民事訴訟法第百三条から第百六条まで及び第百九条に掲げる方法により送達すべき書類を内容とする郵便物につき、これをするものとする。
第八十二条(郵便を不正に利用する罪) 詐欺、恐喝又は脅迫の目的をもつて、真実に反する住所、居所、所在地、氏名、名称又は通信文を記載した郵便物を差し出し、又は他人にこれを差し出させた者は、五十万円以下の罰金に処する。

刑法
(共同正犯)
第六十条 二人以上共同して犯罪を実行した者は、すべて正犯とする。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000165

・8千万円の架空債権
これは、倫理的にはダメだと思いますが、私が知る限りでは【支払い督促で架空請求をしてはいけない】法律がないのと、
情報提供によると、使えそうな判例もなさそうなので立件するのは厳しいのかなと思います。

1、詐欺の既遂の可能性
強制執行(民事訴訟法22条)を行ったことは、(6)-1の一番下に書いた、未遂と既遂の違いの【財物移転の結果が発生】に当たる可能性があります。
【占有移転時】を8千万の受取時ではなく、強制執行の執行時だとすると、後に立花さんが強制執行を取り下げた行為は理由にならないと思います。

2、神谷さんが郵便配達員を騙した可能性
大津さんの従業者(真実に反する名称)だと名乗って、督促状を差し出させた可能性があります。

3、神谷さんが督促状を議員会館に送った可能性
tackyandmeさんもご指摘されていますが、犯罪の可能性があります。

4、立花さんと共犯な可能性
(3)の疑惑の動画で、支払い督促制度の悪用を宣言されているので、神谷さんと共謀して、補充送達の違反と、督促状を大津さんに渡さなかった疑いがあります。

(7)なぜ代表権争いの判決が重要なのか

8千万裁判の裁判長が気にしているからです。

裁判長:支払督促の送達時の代表者は誰なのか。事実関係を確認したい。

https://note.com/sefemu/n/ndddddfd0b406

齊藤健一郎さんが政党の代表者だとすると、
3月14日に8千万を貸した疑惑は、立花さんと齊藤さんでいいように既成事実をつくることが可能だし
督促状を受け取った神谷さんも、齊藤さんの従業者なら問題はないです。
この代表権争いは、立花さんが控訴したことで2024年4月12日現在、まだ政党の代表者は確定していないです。

(8)なぜ立花孝志さんは逮捕されないのか(2024年4月12日現在)

私には分からないです。ただし、考えられる原因は2つあります。

■検察と裁判所がビビッている(慎重な姿勢)
国政政党に詐欺を行った疑いがあるので、スケールが国家レベル。
「大津さん憎し!」とかそんな簡単な話ではない。

■不確定要素が多数ある
誰がみたって「立花さんが詐欺をした可能性が高い」と思う内容ではあるが
・支払い督促の送達時の代表者は誰なのか
・立花さんは本当に8千万を政党に貸したのか
・神谷さんは大津さん陣営の従業者なのか
・神谷さんは大津さんに督促状を渡したのか
この辺りが確定しないことには、なかなか刑事罰にはもっていけないのかなと思います。

【2024/05/02追記】
クールポコさん風のミニコント 作:せふぇむ

A:N国党に、補充送達でしくじった男がいるんですよぉ〜
B:なぁにぃ~、やっちまったなぁ~
B:男は黙って、実刑
A:刑務所への差し入れは、ミルクティーをお願いします。

まぁまぁの出来かと😅😅。
補充送達は、完全無罪か実刑かの2択しか思いつかないです。
刑事事件に発展する可能性が極めて高いので、余計な発言をしないのが良いのかなと思います。


(9)かようまりの司法書士は逮捕されるのか

よほどの決定的な証拠(動画やスクショ)があるか、支払い督促の代理人をやっていない限りは、関与していることの立証は不可能だと思います。

実際に支払督促の手続きをするのは難しいと思います。
フツーに考えれば、政党の顧問司法書士だった(当時)かようまりの司法書士が8千万事件に全く関与していないとは考えにくいです。
下記の3つのパターンが考えられると思います。

■ガチで全く関与していない
この場合は、当然、お咎めはないです。

■立花さんに入れ知恵をしていた
よほどの決定的な証拠がない限りは立証は不可能だと思います。

【2024年4月18日追記】
ちょうど8千万の支払督促の手続きが完了して、大津さんが手出し出来なくなった頃(2023年6月下旬頃)に
かよう司法書士が代理手続きをしていた変更登記を取り下げて、その数日後に水着でバカンスを楽しむポストを投稿しています。
取り下げた理由は不明です。
状況証拠としは、関与している疑いはありますが、決定的な証拠はありません。

■支払督促の申請の代理人をしていた
これだと申請書に虚偽の記載をした疑惑があるので、お咎めはあると思います。罰則規定は分からないです。
⇒支払督促の手続きは難しいので、司法書士などに代理人を依頼することも可能です。

(10)浜田聡さんに責任はあるのか

ないです。

ファンですが擁護発言ではないです(;^ω^)
そもそもこの支払督促は、N国党の人たちがリアルガチの本当に「代表者は大津さん⇒齊藤さんになる」と思っていたならば
詐欺の疑いは結果論に近いです。
N国党サイドの当事者は、立花さん・齊藤さん・神谷さんの3人のみであって、浜田先生は関係者ではありません。
浜田先生の落ち度は、立花さんを盲目的に尊敬する洗脳豆坊主であることのみであり、浜田先生には一切の責任はありません。

(11)サポートのお願い

同情するなら金をくれ!!

アタシ、この考察で知恵熱がでました(+_+)
誰に頼まれた訳でもないし、ぶっちゃけムダに長いだけで所詮は素人見解です。
そんなアタシではありますが、N国党界わいの人たちに「8千万事件はヤバい!!」これを伝えたい一心で記事を書きました。
正直、かかった費用は裁判所に出向いた交通費だけなので、そんなに大した出費ではありません。ぶっちゃけ考察内容もそんなに大したものではないです。

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この記事を通してたくさんの人たちが8千万事件を考えるきっかけになれば幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。


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