中東の国・ヨルダンで銀世界!
先月、2月17日のお昼過ぎのこと-
会社で勤務中だったわたしのところへ人事の方がやってきて、「今日は14時半に会社を閉めるからね」と言いました。
わたしの勤務する会社は次の日が祝日の場合、定時より早く帰らせてくれるのですが、この日は別の理由で会社を閉めることになったのです。
それは、夕方から雪が降るから。
え、そんな理由で?と思う方もいるかもしれませんね。でも、ヨルダンではこれが理にかなっているんです。
ヨルダンは日本と同じく四季があって、中東に属する国ですが、下のブログでも言及したように
11月から3月辺りは雨季となっていて、雨が降るだけではなく、実は雪も降るんです!
春は緑に溢れ(地域にもよるけど)、夏はカラッと気持ちのよい暑さ。秋は涼しく、冬は寒いけど恵の雨とたまに雪。
ヨルダンって、すごく住みやすい気候だ…!
アルハムドゥリッラー(Alhamdulilah)
(アラビア語でThank godの意味です)
話が少しそれましたが、ヨルダンは山の上にあって起伏が多い地形のため坂が多いから、雪が降るとスルスルと滑りやすくて危ないんです。
だから、「雪が降るから早く帰ろう」というのは理にかなっているわけです。
また雪が降るときは、国民みんなの安全のために政府の判断で公共機関・民間企業の臨時休業が決定されます。
今回も翌18日が臨時休日となりました。
やったー!
夜には雪が降りしきり、どんどん積もり始めました。明日の朝が楽しみだなあ♩
翌朝、お外は一面銀世界!
お仕事はお休みだけど、足跡の少ないうちに遊びたいから早起きをしました。
わたしの住むエリアでは、15cmほど積もりましたよ!
空き地を見つけて、夫婦二人で雪だるまを作りましたよ。
ヨルダンの民族スカーフを身につけた雪だるまは、夫・オリーブさんデザインです。
とてもかわいいですよね!
近所の子供たちからも好評でした。
日本で作られる雪だるまって寸胴2頭身だけれど、やはり海外の感覚なのでしょうか。
この子はスタイルがいいです。
オリーブさん曰く、気候変動の影響で昔に比べて雪が降ることはだいぶ減ったようで。
昔は2〜3日雪が降ったり、もっと積もったり、3月にも雪が降ったこともあるみたいですよ。
だから、その積雪と地形を活かして、スキー場に行かなくとも路上でそり遊びをしていたようです。
今回も路上スキーをしている人がいて、SNSで動画が拡散されてました。
ヨルダンでも雪が降ることは前からオリーブさんの話を聞いていたので知っていたし、地理的にも十分にあり得ることです。
でも、中東という言葉の響きだけで捉えると、ヨルダンという土地で雪が降るのはやっぱり不思議な感じがしたし、そもそも場所は関係なく、雪が降るとやっぱりテンションが上がる!
というわけで、みなさんにヨルダンの雪景色と文化をご紹介したくて、ブログにしてみました。
P.S. 今回の雪の雪解け水が水不足が深刻な死海へ届いて、ちょっとでも助けになりますように。
シーナ
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