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貴方は人間の自由のために戦って欲しかった。 シン・仮面ライダー感想

この前数年ぶりに花見をしてきました。コロナもようやく落ち着いたので、今後は音楽ライブとか旅行とかいろんな所へ遊びに行きたいなーと思っています。

先週シン・仮面ライダーを見てきました。初代ライダーは数話しか見てないですが、地元の床屋さんになぜか初代ライダーの等身大像が置かれていたのですごく親しみがあります。

感想としては良かった点と気になる点がありました。映画館を出た時は満足感があったのですが、後からうーん……という気持ちが強まっていくという少し珍しいパターン。
ちなみ僕は平成仮面ライダーが好きで特にクウガと龍騎、555が好きです。少し批判的になるかもしれませんが、あくまで個人の感想です。



良かった点


迫力のある音響
最初のトラックに追われるシーンやバイク、サイクロン号が変形したりエンジンが火を吹くシーンは迫力ありましたねー。映画見に来たって気持ちが満たされました。


浜辺美波が綺麗仮面

緑川ルリ子演じる浜辺美波さんすごく綺麗な方ですし顔立ちが特撮に非常に合う女優さんでした。仮面ライダーのヒロインとして非常に絵になっていましたね。



ライダー2号、一文字隼人がいいキャラしてた。

仮面ライダー2号の1文字隼人は良いキャラしてましたね。軽口を言いながらも筋は通すナイスガイ。
どこか平成ライダーらしい性格をしてて見ていて気持ち良かったです。
尺が短いながらも緑川ルリ子に正義の赤いマフラーを巻いて貰ったシーンも良かったです。



気になる点。


主人公と怪人に魅力を感じなかった。

主人公の本郷猛のバックボーンが少なかったかなと思いました。戦う理由がいまいち分からなかったです。ヒロインとは恋愛関係でもないそうですし……特にマフラーを巻いて貰うシーンは緑川ルリ子が「知らないけど正義のヒーローは赤いマフラーを巻くもんでしょ」と投げやりに巻かれます。赤いマフラーは正義の味方の象徴なので非常にもったないと感じました。
怪人は長澤まさみさんの蠍女は何故か一般兵に制圧され、蜂女はルリ子と友達の理由が分かりませんでした。そこを掘り下げるとだいぶ違うんじゃないかな。ライダーじゃない人が倒してしまうとじゃあほとんど銃で対処できるのでは? となってしまいますね。


設定がエヴァンゲリオンと似ていて、庵野監督が得意のSF設定とは合っていないと感じた。

見ていて非常にエヴァンゲリオンを思い出しました。ショッカーの目的が人類補完計画に似ていた気がします。こういう設定はシン・ウルトラマンにはあっていても、仮面ライダーには合わないなと思いました。僕も物書きの端くれなので言えるのですが、過去の傑作に沿って作ろうとしても、クリエイターとしての質が少しづつ落ちていってしまう気がします。僕も小説を書く時は今が全盛期だと言える人でありたいものです。


まとめ

正直、王道のヒーロー物として見たかったかなと感じました。
初代仮面ライダーのナレーションでは、


「仮面ライダーは人間の自由のために戦うのだ」

と言っています。
真紅のマフラーが風に舞う正義の味方。
大人になっても仮面ライダーはこうであって欲しいと思ったそんな、感想でした。










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