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#詩が好きな人と繋がりたい

【詩】輝けぬ

【詩】輝けぬ

私が何を言っても 輝かない
言葉は音を持たなければ
飛び出ない 命を持たない

あなたの言う正義が
お金の価値が
どれほど 大切なのか

それとは違うものを
追い続けていたのに
ずっと心が
嫌悪していたものなのに

気付けば自分も同じ事をいっている
そうじゃないんだ
目が曇っても心はずっと知っている

金属の光じゃない
命の閃にずっと染まり続ける
それが私のパンクだ

【詩】透明な手に遮られながら

【詩】透明な手に遮られながら

誰もかれもが好きなことをいう
その言葉を聴き続ける

話したいことが 喋りたいことが
霞のように形を変える

言葉なんて好きじゃない

考えてることが伝わるなら 
言葉にしないで 音のままでいい

答えに辿り着かない言葉たちの中で
僕だけが答えを探している

僕を掴んではなさい その透明な手に
ある時血の香る絵の具で 色を叩きつける

そして するりと抜けたその先で

僕は 花ひらく

【詩】ドライブ

【詩】ドライブ

このまま何処にも辿りかなくていい
目的なんかないこの時間の為だけに
走り続けて

音楽を掛けて貴方の隣で
揺られて少しの眠気に誘われて

今この瞬間に全てが無くなってもいい
到着の瞬間に全てを思い出す

この道の終わりは
夢の終わりだ

【詩】桜

【詩】桜

君の涙にも似た晴れの日の欠片。
風に攫われる音と共に、
足元に散らばった涙の欠片。

不甲斐なさを感じさせる景色の中、
でもまた新たな希望を探してしまう。

君の頬にも似たその枝の色に、
何度心動かされたことか。

いつか巡り続けるこの季節の中、
君を重ねたこの幹の前。

手に残った温もりと共にひとひら、
過ぎ行く時間に散りゆく。