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気づけば休学して1年、猫2匹とシェアハウスで暮らしていた。


大学を休学して一年が経った。

一年前の私を懐かしく思う。



休学すると泣きながら決めた夜、
私は地元の工務店で働く知り合いに、
「猫と住める古民家はないですか?」
というラインを送った。

実家には五人の下の兄弟がいる。
迷惑をかけるわけにはいかない。
まずは住む場所と働く場所を見つけなければ、そう思った。

「ちょうど古い家を買ったばかりでさー。
サチヲちゃん、シェアハウスの管理人やらない?」

という返答が来た。

実は私の他に移住を希望している人がいて、その人はシェアハウス暮らしが長いらしく、ぜひ田舎でも引き続きシェアハウスで暮らしたい、とのこと。

場所も人も、たまたまその時に揃った。

こんな奇跡みたいな偶然があるんだなと、思わず笑った。

「あ、面白そうですね。やります。」

と二つ返事で了承した自分にも笑える。
もっとよく考えろといつも思います。

でも考えるより先に直感で動く方が好き。
それで何度も失敗してきたけど、
その分手に入れたものも多い。

シェアハウスの管理人をやるにあたって、
家のオーナーである工務店に正社員で就職をすることになった。

まだ一応学生であるというのも了承した上で雇ってくれた。

大忙しでシェアハウスを本格的に始動(入居者募集)したのが4月。

7月には満室になった。

管理人ちゃんとできてるわけじゃないんだけど、
この偶然で生まれた拠点を大切に守りたいなって思っているよ。


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あと、働きながら開業もした。
私は、私みたいな人を救える拠点を作りたい。

家族にも友達にも会社の人にも、
会社の制服を着てたって、
出会う人みんなに
「私お店を持ちたいんです。」と言いまくった。

そしたら早い段階でお店の候補の場所を見つけ、
一緒にそのお店を作るパートナーもでき、
定期的に出店する機会までいただいている。

税務署へ開業届を出したのがついこの間の9月、
お店の名前は「消灯珈琲」にした。
珈琲と古道具のお店です。
お店の話はまた今度で。

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なんだか順風満帆なように見えるでしょう。
「幸せそうでいいね」って、言われることが増えた。

幸せになるために、
大学生活も、
親の期待も、
ずっと一緒にいた友人も、
自由な時間も、
恋愛も、
二十代も捨てた。

幸せになるために支払う代償としては、
あまりに大きかった。
何度も泣いたし、後悔なんてしきれない。

だから、なんでも運よく手に入れたわけじゃない。

でもまぁ、間違いなく幸せな今を生きてる。
歯を食いしばって、幸せだっていう。
自分が不幸だなんて言ってる暇はないから。

これからもっと幸せになってやるので、ちゃんと追いかけて見守っててよ。という強い気持ち。


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休学して色んな人と出会い、色んな価値観を知った。

人生は大きく変わった。

気づいたら猫が1匹増えていた。

これからどうなるんだろうか。

楽しみですね。

そんなわけで、休学2年目に入ります。

引き続き私の動向をお楽しみに。

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